日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

リアルスティールが約1年半ぶりの重賞勝ち!ソウルスターリングは古馬の壁を破れず。

2017年10月08日 | 競馬

10月3連休の2日目だった8日は、東京競馬場で第68回毎日王冠(GⅡ・芝1800m 12頭立て)が行われました。秋の天皇賞やマイルチャンピオンシップを目指す馬達が出走するこのレース、今年のオークスを制した①ソウルスターリング、安田記念馬⑫サトノアラジン、昨年の日本ダービー馬②マカヒキ、2016年のドバイターフ覇者⑧リアルスティール、3年前のダービー馬⑩ワンアンドオンリーといったGⅠ馬5頭のほかに、安田記念3着⑦グレーターロンドン、プリンシパルステークスを勝った③ダイワキャグニー、重賞2戦連続2着④アストラエンブレム、マイル重賞3勝⑨ヤングマンパワーなどが参戦しました。


単勝のオッズは、1番人気ソウルスターリング(2.0倍)、2番人気マカヒキ(5.6倍)、3番人気リアルスティール(5.8倍)、4番人気グレーターロンドン(6.9倍)、5番人気のサトノアラジン(8.7倍)までが10倍以下。その後はアストラエンブレム、ダイワキャグニー、ヤングマンパワー、⑪ウインブライトと続きました。

スタートでアストラエンブレムがダッシュつかず。先行争いでダイワキャグニー、⑥マッチレスヒーロー、ヤングマンパワー、さらにソウルスターリングの4頭が競り合い、向正面に入ったところでソウルスターリングが先頭に立った!これは予想外の展開だ。ダイワキャグニーが2番手につけ、3番手マッチレスヒーロー、外側4番手にヤングマンパワー、5番手ウインブライト、その後ろの6番手にマカヒキが追走。中団グループには、7番手リアルスティール、8番手ワンアンドオンリー、9番手サトノアラジン、10番手グレーターロンドン。後方グループは、11番手⑤ヒストリカル、アストラエンブレムが最後方を進む。
3,4コーナー中間に差し掛かり、先頭のソウスタは前半1000mを59秒9で通過。折り合いの方は良いと思う。2番手のキャグニーが外から並びかけ、ヤングマン3番手。マカヒキは6番手、リアスティ7番手のまま。8番手のアラジンと9番手のグレーターは外に持ち出した。
4コーナーから直線コースに入り、先頭争いはソウルスターリングとダイワキャグニーの2頭が並ぶ。3番手からヤングマンパワーが接近し、後続からはリアルスティール、ウインブライト、サトノアラジンが追い込む。マカヒキはまだ馬群から抜け出せない。ゴール残り200mを切り、キャグニーが前に出るが、リアスティが外からかわしにかかる。ラスト100mでリアスティが先頭、ソウスタは後退。ゴール前でアラジンが迫るが、リアルスティールが先頭でゴールイン!ドバイGⅠ馬リアルスティール、府中で復活勝利!ソウルスターリングは馬群に沈みました…。


毎日王冠 全着順&払戻金
1着⑧リアルスティール  1分45秒6
2着⑫サトノアラジン    クビ
3着⑦グレーターロンドン 1馬身1/2
4着③ダイワキャグニー   ハナ
5着⑨ヤングマンパワー   クビ
6着②マカヒキ
7着⑩ワンアンドオンリー
8着①ソウルスターリング
9着⑤ヒストリカル
10着⑪ウインブライト
11着④アストラエンブレム
12着⑥マッチレスヒーロー

単勝 ⑧ 580円        
複勝 ⑧ 200円 ⑫ 260円 ⑦ 210円
枠連 6⃣-8⃣ 1180円        
馬連 ⑧-⑫ 2340円
馬単 ⑧-⑫ 4300円        
ワイド ⑧-⑫ 730円 ⑦-⑧ 590円 ⑦-⑫ 780円      
3連複 ⑦-⑧-⑫ 4670円        
3連単 ⑧-⑫-⑦ 27280円  


豪華メンバーが集結した関東のスーパーGⅡは、単勝3番人気のリアルスティールが差し切り勝ち。外から追い上げたサトノアラジンの追撃をクビ差で抑えました。2着のアラジンは安田の時と同様、末脚に勢いを感じました。3着争いは大外猛追のグレーターロンドンが、ゴール前でダイワキャグニーをかわしました。5着のヤングマンパワーも含め、安田記念組が好走しました。
2番人気のマカヒキは、馬群を抜け出せず6着。国内のレースで初めて掲示板を外しました。今年に入ってからは京都記念3着、大阪杯4着、今回は6着と不振が続いています。このまま終わってしまうのだろうか?
1番人気ながら8着と惨敗したソウルスターリング、押し出されるような形で先手を取り、4コーナーまでは先頭を走っていましたが、ラスト100mあたりで失速。斤量53キロ、府中コースで2戦2勝、鞍上がルメール騎手だから、古馬が相手でも勝てるんじゃないかと期待していたんですけど…。逃げを打ったのが一番の敗因だけど、休み明けが響いたこと、馬体重が+6Kgとあまり増えていなかったのもある。いずれにせよ今回の内容は不本意だったと思います。
勝ったリアルスティールは、2016年のドバイターフ以来、約1年半ぶりの勝利。国内での勝利は2015年の共同通信杯以来となります。左回りの1800mでは3戦3勝ですね。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、先週のスプリンターズに続いての重賞制覇となりました。前半から中団で上手く折り合い、最後の直線で切れ味鋭い脚でライバルを一蹴しました。この勝利で秋の天皇賞の優先出走権を獲得。昨年の秋天では2着と健闘、今年こそは優勝も狙えそう。ただ、陣営からは「ブリーダーズカップマイル」挑戦も視野に入れているとか…。この馬にマイルは短いんじゃないかなぁ。