かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

自衛隊がたるんでいる、だけでは物事解決しないと思います。

2008-02-21 21:39:03 | Weblog
 新しいおもちゃ、デジカメ携帯にかまけて、「ドリームジェノミクス」の更新をすっかり忘れておりました。曜日の感覚がこのところ少しあやふやで、ごみの日も間違えて出し損ねるし、何かと問題の多い1週間だったように感じます。唯一ましになったのは、ようやく風邪が治りつつあるところくらい。そのかわりにこの3日ほど舌の右側面に潰瘍ができて、これが食べたり飲んだりしたときにやたらしみてもう痛いのなんの。しゃべるのも不自由になって、こわばった口ではどうも自然に発声ができません。ついてない時期というのは確かにあるもので、それが多分今の状況なのでしょう。しばらくは忍耐あるのみ、ですね。

 さて、自衛隊のイージス艦が漁船と衝突してしまった事件、首相官邸のメルマガを見ても要領を得ないというか、薄っぺらな言葉の羅列があるばかりで、もともと特に何かを期待しているわけではありませんが、その内容の無さには失望がより深くなります。「漁船の親子が何よりも無事であってほしいと願い・・・」「一刻も早い救助
のために引き続き全力を」「(自衛隊の)緊張感が欠けていたとのそしりは免れません」「二度とこうした事故が起きないような体制をつくりあげねば・・・」と、おっしゃることはいちいちごもっともなのですが、あまりに心に響かない。マスコミにも自衛隊のたるみを糾弾する中身のものを見ましたけど、最前線で任務についている方々の実態は今どうなっているのか、我が国の最高司令官殿は認識されているのでしょうか?
 今、医療現場が人員不足で崩壊寸前にありますが、それは医療だけの問題ではなく、たとえば農業でも担い手の大半がお年寄りになってまさに崩壊まで秒読みが始まっていますし、システムエンジニアの世界でも、団塊の世代の引退とともに、いまだ多量に残っている昔のコンピューターシステムが維持できなくなる危険が指摘されています。自衛隊も確か万年定員不足だと聞いたことがありますが、我が国のいわゆる技術系社会が、押しなべて人手不足になっており、これまで我が国を支えてきた人たちの最後の世代が、かろうじて崩壊を食い止めている、というのが現状ではないのでしょうか。そういった現場のゆとりの無さが思わぬ問題を引き起こし、そのリカバリーにも失敗して事態を深刻なレベルに落とし込むものではないのでしょうか。
 同じメルマガで、さる地方の貧弱な道路事情を取り上げ、こういう道を改善・維持していくためにもガソリン税が必要、という論旨の内容がありましたが、我が国のあらゆる分野で生じている空洞化と崩落への危機を本当に認識しているのなら、ほかに国民へ言うべきことがあるのではないか、と私には思えます。


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