かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いっそPCは用途を限定して、データ保管は紙ベースに戻してみるのも一興かも

2009-08-03 21:50:35 | Weblog
 関西もようやく梅雨が明け、今日は久しぶりと言う気がするような青空が上空を占拠いたしました。明日も夏らしい空の一日になるのだそうです。でも、このまま一気に真夏を取り返すのか、と思ったら、南海上で停滞している熱帯低気圧が台風に育ちそうな様子で、その影響か週半ば以降はまた雨模様の予報になっています。ミンミンゼミやアブラゼミよりもヒグラシの方が目立つ気がしますし、どうも煮え切らない8月の初めです。

 さて、フロッピーディスクドライブがそろそろ生産中止になりそうな気配なのだそうです。私など、逆にまだ作っていたのか、とちょっと驚いたのですが、ピーク時の2000年度で1億5600万台、対して2009年は541万台見込みだそうで、ざっと30分の1にまで縮小しています。これを、まだ500万台オーバーで作っていたのか、と驚くか、もうたった500万台足らずか、とため息をつくかは人それぞれでしょうが、とにかく打ち止めは近い、と言うことなのでしょう。いまだにFDDが生き残っているのは、事業所などで蓄積してきたデータをフロッピーで保存している例が結構あり、そのために法人需要は結構堅調にあるというのが原因にあるそうです。1MBのFD一枚にOSもプログラムもデータも載っていた時代をリアルに知る世代としては、FDの退場はなんとも言いがたいものも感じないではないですが、さすがにうちの職場ではほぼ絶滅し、ごくごく一部で、まさに過去のデータを参照したりする必要に駆られたときや、そもそもFDが主要なデータ保管装置として稼動している骨董品を動かす必要があったとき以外はトンと使わなくなりました。まさに時代の流れで、消え行くのを今更どうしようと言うものでもないでしょう。ただ、FDは比較的長くデータ保存装置として生きながらえてきましたが、MOやZIPのように、もっと早く廃れてしまったメディアもあります。うちには、128MBのMOが何十枚も段ボール箱にしまわれたまま存在するのですが、一応残してあるドライブはSCSI接続でしかもディスクのフォーマットは大体がold-Macだったりしますから、早晩中身を読むことが出来なくなるのは確実でしょう。そう考えてみると、今全盛のUSBメモリやDVDやブルーレイだって、いつまで存在しうるか、心もとない気もいたします。
 写真の方でもついに銀塩フィルムが無くなりつつあり、考古学など銀塩カメラでデータの記録を取るのを必須としていた所で大変困っているという話を聞いたことがありますし、このまま過去何年にも渡って情報処理の主役だったものが廃れて行くと、色々と困ることもまた出てくることでしょう。ウィルスの問題もいろいろと面倒ですし、一時PCでペーパーレスを実現する、なんていうような話もありましたけど、こうなるといっそPCでデータを管理するのをやめて、昔々の紙ベースに戻った方が、結局ながーい目で見たら低コストで確実なデータの継承が可能になったりしてるんじゃなかろうか、と最近思うようになってきています。まあそれは、職場の総務会計システムとかがやたらと使いにくくて、毎日イライラさせられているから、ということもあるのですが。

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