かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

3D酔いの原因が解明されつつあるのかも? という研究成果が発表されました。

2015-05-26 22:18:06 | Weblog
 事務室で仕事をしていると、目の前をふわっと小さなモヤのようなものが過ぎ去っていきました。それからしばらくして、今度は耳元で「プーン」という独特の甲高い音が。とうとう蚊が飛び回る季節になったか、と思わず手で払いのけ、更にふらふらとまた目の前に来たのを見透かしてバチン!と両手叩いて潰しにかかりましたが、何度やっても器用に逃れて一向に墜とすことができません。そのうちにどこかに飛んでいってしまいましたが、初飛来というのになかなか強敵です。まあ昼間に出てくる分はまだ対処も楽ですが、夜中寝室に現れた時が問題です。気をつけないと行けませんね。

 さて、京都大学とキャノンなどの研究グループが、3D酔いの原因究明につながるかもしれない重要な脳の活動に関する研究成果を発表しました。3D酔いは「映像酔い」とも言うそうで、文字通り3D動画の他、下手くそな撮影ビデオやドローンなどによる揺れまくる映像などを見た時に、吐き気やめまいなど乗り物酔いによく似た症状を起こす現象のことです。私はてきめんにこの「映像酔い」に弱く、教習所の3Dシミュレーターでもダメで、3Dのゲームも全体を俯瞰しているような場合はまだマシなのですが、こちらの視点で画面を動き回るようなものはてきめんにアウトです。もちろん、3D映画などどんなに迫力あふれる素晴らしい映像だったとしても、怖くて見に行くこともできないでいます。当然ドローン映像などももってのほかで、ほんの少しは我慢してみていられないこともありませんが、数分おきに休憩を入れないととても耐えられるものではありません。子供の頃はともかく今は乗り物酔いなど滅多に起こさないのですが、映像酔いに慣れる事ができないでいます。
 この原因についてはまだ不明な点も多いようですが、京大キャノンらの研究グループによると、映像酔いしている最中、脳の、物の動きを滑らかに見るために重要な部位の活動リズムが、脳の左右で大きくずれていたのだそうです。これに対し、視覚に関わる他の部位や、酔わなかった人の脳ではこうした有意な変化はみられなかったとしています。このズレがどう映像酔いと関連しているのかはまだ不明とのことですが、この研究は映像酔い時に生じる脳の異常を捉えた画期的なものではないかと思います。いずれ映像酔いの原因が解明され、その抑制方法が開発されれば、私も晴れて3D映像を楽しむことができるようになるのでしょう。それを楽しみに、続報を待ちたいと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 税金で納得出来ないとはなる... | トップ | ひょっとしたら、一度の処方... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事