かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

何で子供が銃に触ったらダメなのか、もう少し説得力のある理屈を提示してもらいたいです。

2013-08-29 20:18:12 | Weblog
 台風接近、どうやら直撃コースを取りそうな気配で、週末は大雨が予報されています。ただあんまり大きな図体はしていないので、風の心配はそれほど無さそうではあります。もちろん、あんまり降り込まれても困るのは困るのですが、干上がりかけている各地のダムをこの一撃で満杯にしてくれたりするくらいは期待しておきたいです。

 さて、米海軍横須賀基地でのお祭りで、アメリカの兵隊さんが見学に来た子供達に銃を持たせた、といって噛み付いている市民団体の方々がいらっしゃるそうです。それも、当の米軍だけじゃなくて横須賀市の市長さんにも見解を求めているのだとか。米軍には9月10日までに回答を求め、その内容いかんによっては刑事告発も辞さないと息巻いておられるそうですが、さて、米軍側はどういう答えを返されることでしょうか? 個人的には黙殺するか、頭冷やせ!くらい返しても良さそうにも思いますが、いらぬ騒動を広げないためにも、重箱の隅つつきもされぬよう、慇懃無礼に言葉だけはそれなりに綴ってくるんじゃないか、とも思います。
 それにしても、銃などは人殺しの道具だから子供には触らせてはいけない、という市民団体殿の理屈には、即座に肯んじ得ないものがあります。銃は、確かに人を殺せる道具でそのための威力を発揮すべく様々な工夫が凝らされている道具ではありますが、別に銃でなくても、その気になればヒトはなんででも人を殺す事ができます。包丁やナイフはもちろん、はさみでも鉛筆でも靴ひもでも、いや道具などの無くたってヒトはヒトを殺せます。直接首を絞めるとかでもいいですし、電車が入ってくる直前にホームから突き落とすとかなら、タイミングさえ良ければ非力な子供でも大人を殺す事ができるでしょう。そんな方法など星の数ほどあるでしょうし、今の世の中、ちょっと調べれば並の小学生でもヒトの殺し方など両手に余るほど探し出せる事でしょう。銃なんてのは、それを多少効率的にやれるだけの、ただの機械に過ぎません。問題はそれが人殺しの道具である事ではなくて、それを人殺しに使ってしまうというヒトの性であるはずなのです。市民団体の人達は、銃を持たせる事が教育上よろしくない、とのたまっているそうですが、そうやって色々危ない事や良くない事を子供の目に触れないようにしているだけで、同族殺しをやってしまうヒト特有の狂気に向き合い、それを克服させ、ヒトを殺す事は良くない事だ、ということを理解させる事が果たして可能なのでしょうか? それよりは、折角身近に世界最強の軍隊があり、様々な武器という道具があり、それを身近に感じられるお祭りという機会があるのですから、これを好機として、命の尊厳やなぜ人を殺してはいけないのか、を子供達と一緒に考え、理解させるようにされてはいかがでしょうか? そのために米軍を利用する、あるいは協力してもらう事を申し出た方が、よほど建設的で意義深いと思います。感受性の高い子供達なら、銃独特の重みや冷たさを通じて命に理解を深められるいい機会になったでしょうに、何とももったいない事です。


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