今朝の奈良市の最低気温は6.4℃、昼の最高気温は12.3℃、五條市の朝の最低気温は5.6℃、昼の最高気温は11.7℃でした。昨日の予報では今日は一日曇りのはずでしたが、朝未明から雨が降っていて昼前位まで降り続いていました。その後は曇りでしたが、夜になってまた降り出しています。一昨日の予報では雨だったので予報変更しないほうが良かったんじゃないかと思いましたが、まあ微妙なところを的中させるのはまだまだ難しいということなのでしょう。ちなみに今夜は曇り、明日午後からまた雨という予報ですが、この分だとあまり当てにしてはいけないのかも? いつ降られても良いように、折り畳み傘の携帯は必須ですね。
さて、農林水産省が、我が国の米の輸出量を2030年に35万トンまで伸ばすことを目標に設定すると検討していることが伝えられました。昨年実績では4万5千トンだそうですので、約8倍に伸ばそうという野心的な計画であり、今後、与党と調整しつつ近々策定予定の「新たな食料・農業・農村基本計画」に盛り込んで行くとのこと。
石破総理も「米の輸出というのは今までそんなに多くなかったが、政府として大々的に展開していきたいと思っている」意欲を示しており、それを踏まえてのことなのか、農水省がレクチャーして石破総理にそう言わせたのかはともかくとして、国として米の輸出に力を入れることを宣言したことになるのだろうと思います。
まあ中長期計画としてそういう夢を語るのは悪くはないのでしょうが、よくこのタイミングでそんなお花畑な話を出してきたな、というのが正直な印象でした。大体輸出を増やすも何も、米価維持を掲げてずっと減反政策を漫然と続けていた責任を棚に上げて今更需要開拓を取り上げても、長年放棄された田は容易に元に戻りませんし多くの農家は高齢化でリタイヤ寸前でそもそも米を作る人が減る一方です。その上で昨今の米不足と高騰騒ぎ。一説には転売ヤーによる流通阻害が原因ではなく、そもそも農水省の統計は信用に値せず、米は2年前から猛暑の影響で慢性的に不足しているのだという話もあります。そんな国民の食の安定供給が危ぶまれているときに輸出拡大なんて、いくら農水省が食の安定供給に興味がないからと言って、センスがないにもほどがあります。主食の輸出など、有り余るほど米を生産できる体制を作って国民に適価で不足なく供給できてからの話でしょう。残念にもほどがあると思います。
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