かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

豪華返礼品のふるさと納税集め、ともかく当時は合法だったのですし、それを罰するかのような所業は認められないのは至極当然かと。

2020-06-30 20:43:59 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は21.1℃、昼の最高気温は26.5℃、五條市アメダスの最低気温は19.7℃、最高気温は25.1℃でした。今日は朝のうちはぱらっと傘がいるか要らないか、という程度の雨でしたが、その後ざんざか降り出して一時は傘だけだとちょっとつらいかも? という程度に降ってきました。その雨も夕方には一時上がりましたが、夜になって再び少し降り出してきました。この調子で弱い雨が降ったり止んだりしながら明日未明までぐずついた天気になるもようです。まあ地域によっては滝のような雨が降ると言われていましたので、そこまでの雨にはならずそこそこでピークが過ぎたのは良かったです。

 さて、金券など過剰な返礼品を送ることでふるさと納税を荒稼ぎした大阪府泉佐野市に対して、総務省が昨年6月に制度を改変し、更にペナルティでその新制度から泉佐野市を除外しましたが、それを不当として泉佐野市が国を訴えた裁判の最高裁の判決が下り、高裁の判決を取り消して泉佐野市の訴えを認め、国による除外を取り消す判決が確定しました。最高裁での争点は、法律改正前の泉佐野市の所業を理由として改正後の制度からはじき出したのが妥当だったかどうかでしたが、過去の寄付金集めの方法も審査の基準にすべきという国の主張を退け、改正前に適法だった以上改正後にそれを理由に不利益を課すのはだめ、という泉佐野市の主張が全面的に認められたようです。
 まあ普通に考えれば法の遡及はありえない話ですし、法律改正後は泉佐野市もそれに従う制度設計をしていたそうですから、国の感情的な行動は本来あってはならないものではないかと思われます。そもそも最初からちゃんとよく考え、寄付金集めに返礼品の高騰化競争が起きうる可能性を想定できなかった総務省側の敗訴は致し方ないと言わざるをえないでしょう。
 例の給付金にしても窓口である自治体の負担などお構いなしで自治体にも国民にも大迷惑をかけていますし、少しは最前線の現場の状況を知った上で仕事を考えていかないと、今後も色々な形で問題が生じるんじゃないかと思います。それが寄付金やら給付金などの話であればまだしも、もっと国民の生命に関わるような重大事であった場合にこのような混乱を招くようなことが無いようにしてもらいたいものです。

コメント
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