かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

蚊由来のマラリアを駆逐できるかも? 遺伝子組換え生物を野に放つ勇気があれば、ですが。

2015-11-25 21:05:32 | Weblog
 今日は朝少し寒さが強く感じられたので、11月でちょっとまだ早いかと思いつつ、ストーブに火を入れました。起きてからラジオの天気予報を聞くと、確かに気温は昨日の朝より数度低かったのだそうです。奈良でも4℃低いとアメダスのデータで読み取ることが出来ました。更に夕方から本格的に雨が降り出すと、一段と寒さが募ってきた感じがしました。明日朝はまだマシなようですが、明後日の朝は急激に冷え込んでくるようで、雪になるかもしれないなどと天気予報では語っています。まだ11月なのに雪だなんて、ついこの間までいつまでたっても寒くならず紅葉が一向に進まない変な秋だったのに、この分ですと、紅葉しないままいきなり葉が散るようなこともあるかもしれません。

 さて、アメリカの研究グループが、蚊の遺伝子を修飾して、マラリアの感染に対して抵抗力を持つ遺伝子を導入し、更にその因子を後代に99.5%受け継がせることに成功した、との発表を行いました。遺伝子組み換えでマラリア抵抗性遺伝子を導入し、蚊がマラリア原虫を無害化する事ができる、という研究は既に合ったとのことですが、その改変遺伝子を後代に受け継げる様になったということは、ある一定量の遺伝子改変蚊を環境中に放飼してやれば、その蚊の子孫達にどんどん受け継がれていき、結果的に、蚊で媒介されるマラリアを撲滅する事も可能になるかもしれない、という夢の様な話が俄然現実味を帯びてきます。研究者らは、その有効性を確かめるには更に実験を重ねていく必要があり、最終的には現地調査の実現に結びつくだろうとの予測を立てておられるようですが、遺伝子組み換えの生き物を環境中に放つのは中々色々抵抗を感じる向きも多々あることでしょう。しかし、毎年数億人がマラリアに感染し、乳幼児や妊婦さんなど百万人近くが毎年死んでしまう恐ろしい病魔を駆逐するのに使えるというのであれば、私はどんどんやったら良いんではないかと思います。
 それにしても、マラリアという生き物は一体自然界でどういう役割を担っているんでしょうね? まさかヒトが増え過ぎないよう調整する役目を担ってたりはしないでしょうが、食物連鎖的に下位に居て上位生物の餌になっている、というようなこともなさそうですし、どうも存在が謎ないきものの気もいたします。

コメント
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