かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

まさか2日に渡ってノーベル賞受賞のニュースを見るとは! 今年は素晴らしい年ですね。

2015-10-06 22:25:02 | Weblog
 昨夜2時21分、奈良県中南部、吉野川沿いの吉野郡上市を震源とする地震がありました。震源の深さは10キロ、マグニチュード3.3、という気象庁の発表はまあそれにどうこう言うつもりはありませんが、橿原市の震度が1、というのはどうも納得いきがたい話でした。なにせそこから直線で20キロばかり離れている我が家も、驚いて目が覚めるくらいに揺れたのです。20年前の阪神淡路大震災の時の揺れを思い出して、恐怖に身を固くして余震に備える位、この揺れは驚きの一言でした。まあ揺れと言っても、ぐぅらぐぅら長時間揺さぶられた阪神大震災と比べると実にあっけなく、結局一回ドン!と大きな突き上げがあっただけで、極めて短いもので終わりましたが、その一回で目が覚めた事を思えば、中々の揺れだったと思います。最低でも震度2は揺れた、と思っていたのですが、それが震度1というのですから納得いき難く思われたのです。まあひとり文句を言っても発表がくつがえるわけでもありませんが、一応ここに記録しておいて、後にそういえばそうだった、と思い出せるようにしておこうと思います。

 ところで、今朝は地震に驚かされましたが、仕事から帰ってきて見たニュースもまた激震でした。ノーベル物理学賞に東京大宇宙線研究所の梶田隆章教授(56)他に授与する、という驚きの話が伝えられていたのですから。昨日に引き続き、今年2人目の受賞、それも日本がリードする素粒子研究が評価されての受賞ですから、喜びもひとしおというものです。とはいえ、ニュートリノに質量があることを証明した事がどれほどの偉業なのか理解できないのが誠に残念ではあります。昨日の大村博士の研究が、比較的近いものもあってそこそこ理解できるものだったのに比べると、やっぱり全くの門外漢である物理学はその凄さが判りにくいです。せめてマスコミにその凄さを私にも伝えられるほどの報道力があればよいのですが、まあ期待するだけ無理があることでしょう。せめて来月発売される一般向け科学情報雑誌にでもその辺りは頼る事にして、しばらくはその快挙を手放しに喜ぶ事に致しましょう。
 それにしても、2002年に師である小柴昌俊氏が物理学賞を受賞し、小柴氏とともにカミオカンデ、スーパーカミオガンテの計画に携わったヒトが受賞するとは、日本の素粒子物理学は湯川秀樹以来60有余年に渡って確実に後進に繋がっている事を実感します。その内容こそ判らないものの、一つの研究がこうして連綿と受け継がれ、発展し、深化していく様を目の当たりにするのは、ヒトの素晴らしさを心から信じられる素晴らしい出来事です。今回受賞の梶田博士はまだ50代の若さでの受賞となりましたが、今後とも更に若手が続き、我が国の理系を牽引して行って欲しいです。

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