かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いまさらながら、「スピードレーサー」を観る。

2010-01-22 22:26:55 | Weblog
 DVDで、「スピード・レーサー」を観てみました。およそ1年半前、webラジオ・ハラショーのコーナー「奥田誠治のMOVIEざんまい!!」で紹介されていたのを読んで以来気に掛かっていたのですが、中々見る機会が無いままでした。それをようやく思い出し、このまま時日が過ぎるとまた忘れてしまいかねなかったので、早速レンタルして観てみたというわけです。
 で、観終わった直後の感想は、「映画館で観なくてよかった(ホッ)」というものでした。誤解の無いように書いて置くと、けして面白くなかったとか、金返せ! 的な映画だった、とかいうものではありません。奥田氏が書かれているように、この映画は実に面白かったのです。ただ問題は、この3DCGでめまぐるしく動き回るカーレースのシーンを映画館の大画面と身体を包み込む大音量サラウンドで観ていたとしたら、まず間違いなく目が回って気分が悪くなっていただろうな、と想像されたが故の感想でした。映画の内容、面白い点は奥田氏の紹介を観ていただければ十分ご理解いただけると思うのであまりこちらでは書きませんが、画面狭しと超高速で走り回るスーパーカーがただ走るだけじゃなくて跳ねるするわ背面跳びするわガチンコでぶつかりあうわ、クルマってあんなに自在に動き回るものなの? とProjectDの高橋涼介にでも解説してもらいたいくらいでしたが、とにかくレース中にクルマが頻繁に入れ替わり、ちょっと気を抜くとたちまちどれがどれだかわからなくなるような忙しい映像に、私の目と頭がついていきかねる事がままありました。まるでアクションゲームをしている時のように反射神経を要求する映像が続くところが、実に楽しかったのです。ところで観ているうちに思ったのですが、レースで行われている車同士のバトル、これは、幼い頃遊んだベーゴマやべッタン(標準語ではメンコですかね?)そのものですね。この映画の面白さは、ひょっとしたらそういう幼い頃の興奮を呼び覚ますモノがあるからかもと思いました。
 それにしても観終わった後で、このスピード感、なんとか麗夢の同人小説の中に取り込めないものかな、と考えるようになりました。映像と文章ではもちろん全然表現出来る幅もスピードも違うので同じことはできるはずが無いのですが、あのとにかく全速で駆け回る速度感が小説でも描き出すことができたなら、と夢想してやみませんでした。まあどうなるかは判りませんが、そのうち挑戦してみるかもしれません。
 
 興行的にはあまり振るわなかったそうですが、「マッハGoGoGo!」を観た世代なら絶対に損はしない映画だと思います。ただし、目を回さないようなるべく小さな画面で観られることを推奨しときたいです(苦笑)。



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