かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

屋内で凍死だなんて何のミステリーかと思いましたが、最近増えているのだそうです。

2010-01-21 21:52:14 | Weblog
 昨日の夢からなんとなく体調が気にかかっているのですが、今のところ大きな崩れはなさそうです。ただ、夢を見る前から喉が少しいがらっぽくて、そのまま特に悪化も好転もせずに続いております。多分朝夕の通勤時にカラオケの練習をしていたりするのが少々負担になっているのだろう、と推測しているのですが、それで炎症起こして熱でも出してはなんにもならないので、しばらく自粛しようと思います。
 ところで、今朝までは随分暖かい日が続きました。今朝など気持ち悪いくらいの生暖かさでしたが、今夜から明日にかけて、また冬が帰ってくるのだそうです。寒暖の差が激しくなると体の調子にも影響が出てきがちなのですが、まだそれで命に関わるような事態には流石になりません。でも、世の中には既にそういう状況が命がけになるヒトが、少しずつ増えているようです。
 兵庫県監察医務室というところが神戸市で調査した結果だそうですが、2005年から~2009年の5年間に凍死したヒト109人の内容を調査したところ、88人が屋内で死亡、うち74人が独居。さらに、うち60人が65歳以上のお年寄りだったとのことです。
 私は、神戸のような大都市で年平均20人も凍死している、という事実にまず驚いたのですが、想像されるようなホームレスなどの路上凍死よりも、屋内で凍え死んだヒトの方が圧倒的に多い、という内訳にも仰天いたしました。そのうちの6割弱が一人暮らしのお年寄り、というのがまた現代を象徴するお話ですが、それにしても、いくら寒いからと言って室内で凍死、というのは中々に想像し難いものがあります。中には脳出血で倒れてそのまま低体温で亡くなったり、酔いつぶれて寝ているうちに体温が下がって朝には文字通り冷たくなっていた、というような事例もあったのだそうで、一人暮らしというのは、何かあったときには助からない危険性がどうしても高くなるのでしょう。昔は大家族制のもと、大勢の家族の一員として大事にされてきたお年寄りが、今はなんのつながりもないまま点々と孤立して最後を迎えるなんて、なんだかやりきれないものを感じます。個を尊重し、他へ関わる事を避ける現代人の生き方を否定する気はさらさらありませんが、そろそろこういう不幸せな最後を回避することができるような、何か新しいつながりを作ることを、我々は考えないといけないのかもしれません。生体反応をモニターするセンサーなどを開発してネットをうまく使えばそういうようなものができるような気もするのですが、そういうシステムを何とか構築できないものでしょうか。

コメント
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