携帯、どこに乗り換えましょうか、と異郷の地で悩み始めました。

　とうとうツーカーが使えなくなるそうですね。私はずっとツーカーを使っていましたので、そろそろ年貢の納め時といいますか、携帯電話を別のものに変えないといけないらしいです。すんなりAuを選んで番号とかそのままで行くのが便利そうなんですが、まだちょっとだけ時間がありそうなのでここはじっくり検討して見たいと思います。

　さて、ただいまお仕事で金沢に来ています。特急雷鳥号で京都を出発し、敦賀を越えたあたりでトンネルから出た途端まるで小説のように雪景色になっていたのには度肝を抜かれましたが、こちらで雪をかぶっているのは遠望されるアルプスの山々だけだったので、ほっといたしました。

　何しにきたかというと金沢大学のとある先生に会いにきたのですが、数年前に兼六園から郊外に移転した大学は、とんでもなく大きなところでびっくりいたしました。学生数２０００だか３０００だか、先生もはっきりご存じないくらい多数の学生が棲息しているちょっとした街のような規模なのですが、全体に作りがゆったりしていて、実験棟もビルの真ん中に吹き抜けがどーんととってあったり、ラウンジとか応接のスペースがとってあったり、と、とにかくちょっと古い大学しか知らないと想像がつかない、機能美あふれる造作になっておりました。廊下に古い使わなくなったパソコンや実験器具が山積みされていたり、なんてことは一切ありませんし。こんな学舎で勉強や研究が出来るなんて、と自分の学生時代を思い起こしてうらやましくなりました。ただ、自分がこの大学に学生としてきたら、たぶん自由に行き来できるようになるまで半年くらいかかったことでしょう。似たような作りの建物が林立するここは、方向音痴にはちょっとした地獄かもしれません。

　滞りなく仕事を終えて今、駅前のホテルにチェックインしたところなのですが、ホテルのサービスも結構よろしいようで、今この日記を打ち込んでいるPCも、ラウンジに設置してある無料インターネットPC5台のうちの１台なのです。おかげさまで、雨が降り出した街中にインターネット喫茶を探しに出て行かずにすみました。もともとはリニューアルされた大浴場がある、ということで選んだホテルだったのですが、こういう環境がおまけでついてくるなんて、運がよかったです。

　明日は午前中別の組織に出向いて仕事し、昼過ぎには金沢を離れようと思います。時間があれば30年ぶりに兼六園などのぞいてこようかな？　と思わないでもないですが、今夜から明日にかけて雨らしいので、少し悩んでいるところです。
　ではこれから夕食にでかけ、大浴場でゆっくりしたら明日に備えて早く寝ようと思います。せっかくの北陸路、ご飯くらいはおいしいものを食べたいですね。