かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

PC見事復活!

2006-12-11 21:28:15 | Weblog
 PC、復活しました! まあ一応しばらく様子を見ないと、などと自分で自分にブレーキかけているのですが、少なくとも再稼動後1時間あまり、まだ挙動不審なところはありませんし、PCから煙吹いたりもしていない模様。無事、外科手術は成功したようです。
 実は今日はまだするつもりはなかったのですが、偶然少し早く帰宅できたのと、通常勤務を想定して夜9時にお届け指定していたはずの荷物が帰宅時にはすでに届いていたことで、朝までの予定を撤回し、思い切ってやってみることにいたしました。ちゃんと指定時間に届けない郵パックには普段なら文句の一つもあるところですが、今日のところはひとまず結果オーライといたしましょう。
 もちろんやるに当たっては易を行い、「震為雷 初九」という卦を得たのでやってみる気になったのです。ちなみにこの卦は、いましめおそれれば福が来る、という意味。震自体はあまり出て欲しくない凶が多いやつなのですが、初九だけは例外的に吉の卦なのです。
 部品は、必要なのは6つなのですが、万一のことも考えて8つ購入した電解コンデンサ。低インピーダンスタイプの10V2200uFというタイプです。まず接続コードの配置をメモしてからみんな抜いてマザーボードをケースから引っ張り出し、液漏れした不良コンデンサをはずすところからスタートです。一見どこにハンダが載っているの? という感じのマザーボードの裏を見てコンデンサの足を確認し、その足に少しだけハンダを足します。次にマザーボードを抱え込むように胡坐をかいた足の間に立て、盛り足したハンダに半田ごてをあてて暖めます。同時に右手でコンデンサの頭を押さえ、そっと左右に揺らします。と、ぬるっという感じでコンデンサの足の抵抗感が失せ、片足が少しだけ浮き上がってコンデンサが傾きます。次に反対の足にコテをあて、再びコンデンサの抵抗が失せて傾くまでじっと待ちます。またぬりゅっ、と足が抜けてきますので、それを完全に足が抜けるまで根気良く右、左とやり続けるのです。こうして6本のコンデンサを引っこ抜いて、新品のコンデンサを付けます。いろいろサイトを巡って見ますと、マザーボードのハンダをハンダ吸い取り機や吸い取り線で取り除く、と書いてあることが多いのですが、一つだけ、そのまま残った半田を暖めて溶かし、新しいコンデンサの足を突っ込む、という技法が載っていましたので、これを踏襲することにしました。はじめは、新品のコンデンサの足が結構曲がっていることにうかつにも気づかず、両足を差し込むのに苦労しましたが、暖めては少し差し込み、反対側をまた暖めて軽く押し込み、と繰り返して、ようやく1個取り付け完了です。ただ、一つこなせば後は同じことの繰り返しですので、時間こそかかりましたがさほど苦労せずに完了しました。途中一回だけ、ハンダの塊がコテ先からぽろっと落ちてマザーボードを直撃したときは血の気が引きましたが、特に基盤をいためることもなくすっとはずすことができて、胸をなでおろしました。
 
 やり始めるまではそもそも自分のスキルでできることなのかどうか、ずいぶん気をもんでおりましたが、判りやすい解説が載っているサイトも見つけて予習できましたし、やってみると以外に何とかなりました。
 おかげで電源投入時も一発で立ち上がりますし、ずいぶん悩まされた勝手にリスタートする弊害もすっかりなくなりました。まあそんなこと当たり前といえば当たり前なのでしょうが、そういうことが実にありがたいことであり、維持するためには相応の努力が必要だと改めて認識した、貴重な2時間でした。

コメント
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