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小沢の「天の声」疑惑?

2010年01月17日 16時27分17秒 | 政治って?
よくある典型。確かに、そういう疑念はあるのかもしれない。個人的には、そうは思っていないけれどもね。
そんな旧式の構造は、本当にあったのかな?

politique小沢氏、自民党的なるもの Matimulog

一部引用します。

『小沢氏に向けられている疑惑は、政治資金規正法違反というのは入り口にすぎず、その実は東北地方の建設土木談合を支配して、うまい汁を吸っていたのではないか、天の声を握ることで高止まりした落札価格に操作して、その差額をリベートとして献金させたのではないか、この点である。
 そのような錬金術が可能となる前提には、地元に公共事業を落とす利益誘導型政治があり、国民全体の奉仕者たる立場などとはこれっぽっちも思っていない政治姿勢がある。』



いや、気持ちは判る。ぼく自身がそういうのは許せない、と再三書いてきたわけだし。
でも、いくつかのハードルがあるわけで。

・建設土木の談合を支配する
・入札(落札)価格や業者選定への影響力行使
・謝礼(成功報酬的?)としてのバック

選挙区の地元に支配が及ぶとして、何故三重とか和歌山方面の水谷建設なんかに及ぶのか?
鹿島なんかの大手ゼネコンにも、そう簡単に力が及ぶのかな?

胆沢ダムの計画自体は、90年のバブル期頃だったようなので、当時の自民党で幹事長とかの権勢を誇っていた時代だったから、地元に工事計画を引っ張れたというのはあったかもしれない。建設省だってバカじゃないだろうし。
だけど、その後の工事とか、本体工事なんかは、大半が小沢の野党時代のものが多いだろうし、今問題として取り上げられてきているのは、小泉政権時代の話でしょう?そんなに小沢の力が絶大だったとも思えないけど。

入札なんかを支配できるとなれば、国土交通省の役人に直で命令なんかがきかせられないとダメなんじゃないの?
入札を仕切るのは役人であって、政治家や秘書なんかじゃないわけで。

それに、90年代後半以降、公取や検察は度々談合を摘発し続けてきたので、官製談合自体はかなり難しくなっていったであろう。政治家の関与もかなり難しくなっただろう。構造として、あるとするなら

 業者(談合)← 政治家 →役人→入札

といういずれにも大きな力を発揮できなければならないわけで。

また、官製談合のいくつかは、政治家抜きの役人と業者だけでもやろうと思えばできるわけで、政府与党の重要なポストという「大きな力」を発揮できるような場合じゃないと、政治家の関与は難しい部分はあるだろう。金を受取るのは、更に大変だろう、とは思う。

疑われているらしい胆沢ダムについて、本体工事や関連工事の入札がいつだったか、受注年月日がいつだったか、そういう基本情報を全て明らかにしてみるよりないとは思うけどね。
故橋本元総理関連の事件で揺れていた当時に、敢えて政治資金規正法で摘発されやすい「何か」をやっているということになると、これは結構なマヌケだとは思いますわな。他の談合事件なんかも摘発されていたし、敢えて危険な橋を渡る、というのも解せない。
秘書給与のピンハネ問題なんかも、辻本があげられて、止めようということになったわけでしょう?(笑)


まあ、疑いは、どこまで行っても疑いだから、とか言われりゃ、そうなのかもしれんが。




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