いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

第9地区(District 9)観たよ

2010年11月10日 11時37分23秒 | 俺のそれ
強烈なインパクトを与える映画。
(MGMの破綻が伝えられている折、オープニングにはもの悲しさもあるな)


南アフリカの現実という、ぼくの知らなかった部分が多くあった。
隔離政策なんて奇異ではあるかもしれないが、現実に存在しないというわけでもない。実際、塀で隔てて閉じ込められた世界はあるからね。
民間軍事会社や傭兵部隊というのも、ああ、そうなんだな、と。


人間のやってることって、狂気というか、異常な部分というのがあるんだな、と再認識するかもしれない。こうした物語の中にあれば、誰もが簡単に分かるようなことなのに、自分の眼前の現実になれば、「変えられない」「現実に妥協」「現状を受け入れ」というふうになってゆくのだよね。


虫に変身、というのも、発想としては面白いよね。変身だから。

あと、ニュース風とか、ドキュメンタリータッチなのが現実感を増して、自分の身に降りかかる出来事という印象を強めていると思う。有り得なさ全開なんだけど、それが真実性を帯びる、というか。

そして、ニュースやテレビ解説には現れてこない、真実の物語が横たわっている、ということを描いたのも良かったと思う。


ああ、きっと社会ってこうなのかもな、と、思わせる映画だ。




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