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接待漬けのマスコミ

2009年08月06日 13時33分15秒 | 社会全般
まだまだ初心だったのね、私(笑)。
いやはや、マスコミ記者への接待なんて、何がそんなに得になるのかな、と思ったけれども、実情はそういうレベルではなかったのだね。私の知らない「大人の約束事」とか「オマエも大人になれよ」とかいう、大人の事情だか社会の仕組みだか、いっぱいあるんだね。


Business Media 誠:相場英雄の時事日想:実録 メディアへの接待! 墜ちる記者の“分かれ目”とは 12

(一部引用)

キャップやサブキャップ級はほぼ毎晩お声がかかる。接待攻勢で有名な某業界などは、同業他社の広報マン同士がシフト表を作成し、大手紙、テレビの担当記者の宴会日程を調整していたほどだ。当時、年間の記者対策予算が1億円を超えていた企業さえ存在する。
(中略)
幸い筆者は先輩のアドバイスを忠実に守り、自分なりに精神面のバランスを保つことができた。だが、均衡を崩してしまう輩も少なくない。企業に自身の飲み食いのツケを回す者、クラブでの豪遊、はては風俗店での接待さえ強要する輩も少なくない。記者というよりも人間の資質の問題だ。
 一方の広報マンはタダでは起きない。しっかり貸しの台帳を付けているのだ。例えば、風俗店での接待を強要した記者はしっかりと写真を撮られていたし、某社のSMマニア記者の場合、常連の店で特殊なツールがこの記者用にキープされていることまでしっかりと記録されていた。
 台帳に載った記者が企業に都合の悪い記事を出そうとした場合、どうなるか。「躊躇(ちゅうちょ)なく貸しを相殺させてもらう」(某銀行の広報マン)となる。本コラムの冒頭で記した“あの手この手”とは、こういう類いのエピソードも含んでいるのだ。

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めくるめく、酒池肉林的堕落世界が広がっている、ということなんでしょうかね(笑、大袈裟か)。
でも、この相場さんが所属していた「日銀金融記者クラブ」の若手記者でさえこれだったのだから、あれだ例の「ノーパンしゃぶしゃぶ」くらいは当然あっても不思議ではないよね、ということはあるかも。ところで、本当にそんな店は存在していたのかが、大変気になるのですがね(笑)。見たことも聞いたこともないので、真偽のほどは判りませんが。そういう記事すら、マスコミが統制できてしまうかもしれない、ってことですから。

「人間の資質の問題」とか書かれていますけれども、やはりタカリ体質は役人だろうがマスコミだろうが、「関係ない」ということなのではないでしょうか。だって、大手マスコミに入るのって、とても大変なんですよね?有力なコネ(笑)でもなけりゃ、そうそうは入れないんでしたか?それとも、いい大学を出て優秀だと言われるような人たちが、最難関の入社試験で入って、その結果がこのザマということなのですから、堕落(笑)とは恐ろしいものです。
高級官僚しかり、日銀エリートしかり、大手マスコミ記者しかり、日本の優秀だと目される層ですら、こういう有様なんですから、その他大勢の下々の者なんて、そりゃ、どうにもこうにもなりませんわな。重要な意見を形成するはずの優秀な層が一致結託してダメに向かうわけですから、その他大勢にはそれを止めることなんてできやしませんぜ。


本当に一度ぶっ壊れた方がいいですよ。

沈没への共犯者たちが揃っているんですもん。どうりで日本がおかしくなるはずですわ。ロクでもない連中の間でロクでもない意見が共有され、それが力を持つということはこういうことなんですね。ちょうちん記事が吐き出されていき、世間の誘導が行われる、と。そうでしたか。なるほど。

その一方では、官僚叩きが大袈裟に行われる、というのも、あまりにヘンな話だな。こんなのに比べたら、「居酒屋タクシー」とかなんて全然カワイイもんじゃないか(笑)。なんか、こういうのを知ると、社会に対して幻滅してしまうね。自分の信じるべき部分を次々に失ってゆく、という感覚。もう、何を信じられるか、誰を信じればいいのか全く判らない、というようなことだな。そうすると、こういう時にピッタリなセリフが「オマエも大人になれよ」ということなのかもしれない。

あーあ、あまりに陳腐な一言で申し訳ないが、返答を書いておく。

「大人って、汚い」