いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

下船命令を出したい

2006年09月29日 20時18分15秒 | 社会全般
最後の経済財政諮問会議での福井総裁の発言をちょっと取り上げてみたい。折角の記念ですから(笑)。


『私は、この経済財政諮問会議という船には途中から乗船させていただいた。それでも3年半、船酔いもせず、大変きちんと率直な議論をさせていただいて、非常にありがたかったと思っている。経済財政諮問会議の生んだ成果は非常に大きかったし、多分その成果に対する評価は後になればなるほど大きなものになっていくことは間違いない。今後この流れが更に太くなっていくように、皆で努力しなければいけないと思っている。
それから、日本銀行としては、民営化された新しい郵政をマーケットプレイヤーとして温かく迎え入れたい。新しいビジネスモデルをきちんと作り上げて、市場の中でフェアな競争関係にスムーズに入ってほしいと願っている。インフラの整備の面では既にいろいろなことが進んでおり、日本銀行もお手伝いさせていただいているが、新しいビジネスモデルが市場の中のフェアな競争関係に立っていけるように、既存の民間金融機関と、有効な切磋琢磨の関係ができることが一番望ましいと思っており、日本銀行としても最大限の努力をしていく。』


日銀には、郵政の心配をして面倒をみてくれとは願いませんが、やるべき仕事をちゃんとやってくれればいいのです。「最大限の努力をしていく」方向が違っとるんですよ。福井総裁を乗船させたのは仕方がなかったとしても、事件発覚以後、多くの国民から「下船せよ」と厳しく非難されているにも関わらず、未だにこっそりとクルーの中に混じっていることが甚だ疑問なのですよ。


おまけに「船酔いもせず」って、舵取り役だけは助かったのかもしれないが、多くの国民は暗礁に乗り上げられたり、大きな氷山にまで激突されたりした為に、船から振り落とされて海の藻屑となったり、大怪我をさせられたんですよ!そればかりか、多数の国民の信頼を損なっておきながら、責任も取らず、居座り続ける根性が知れんのですよ。迷走させた責任を取るべきだ。

日銀という組織の信頼をも地に落とした責任を問われるのは当然だろう。新たな「安倍政権下の経済財政諮問会議」の出航には相応しくないですよ。まるで密航者が隠れているみたいじゃないか。