ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

JAB立会審査 無事終了

2010年09月16日 | 審査・コンサル
今週の二日間、製造業の更新審査でJABの立会を受けました。

JABに登録している全てのISOの認証登録期間は、国際ルール(ISO17021)並びにJABが定めるルールに沿って審査業務を実施しているか毎年1回審査を受けなければなりません。(別の見方をすると、国内で認証審査を実施しながら、JABに登録せず、破格の値段で審査している外国の審査機関では、その審査の質のチェックを第三者の視点で審査されていないことになります。この種の審査機関が、悪貨が良貨を駆逐する傾向にあり、大いに憂慮されています。)

JABの定期審査は、事務所での業務を審査する「事務所審査」と現地での審査に立ち会う「立会審査」があります。

今回の立会審査では、こちら側のリーダー審査員の私とメンバー審査員の二人に対して、JAB側も二人の審査員が、日替わりで交互に我々に張り付いて、我々の発言の一言一言をメモしてゆきます。

我々サイドの審査が終了すると、JABとのミーティングで審査に関する所見について質疑応答し、不適合や観察事項の指摘を受けることになります。

今回は、軽い観察事項1件の指摘はありましたが、的確に審査したとか、指摘の内容は妥当であるとか、全体としてはとても良い審査だったと思います等の所見をもらい無事終了しました。

良い意味での第三者のプレッシャーが我々の審査の質を高めるよいきっかけにになっており、しかも何度も経験しているので特に過度の緊張もなくいつも通り審査で来たと思っています。

でも、審査を受けた顧客からは「いつもよりも少し硬かったですね」とか「発言を控え気味でしたね」などと言われ、それなりに緊張していたようです。