ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

環境ニュース 070128-070203

2007年02月03日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経0203総合3)気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第1部会は
地球の平均気温が20世紀末と比較して21世紀末に最大で6.4度上昇と
予測する報告書,原因は人間活動と

◎(刊0202表紙1)群馬県太田の儘田産業はアルミ製金型技術を開発しホンダ
に樹脂外装部品成形用に初供給,製造コスト大幅削減

○(経0201夕刊22)日本経済新聞は広角鋭角欄の産廃の島・豊島はいま(2
)でヘドロの干潟に磯の香りと,まだ貝類があまり戻っていない

●(刊0201環境12)経済産業省と環境省は電気からの二酸化炭素排出量の把
握に使う排出係数を一律方式から電力会社ごとに定める排出係数の算定方法
を固めた,07年度から活用可能へ

◎(刊0131科学技術30)米カルフォルニア大学のグループは非極性青紫色レ
ーザーダイオードを開発,低しきい値電流で低電力動作

○(経0130社会42)宇宙航空研究開発機構は温室効果ガス観測衛星の試験機
を公開,08年夏打ち上げへ,観測地点の偏り是正

◎(経0129中国6)中国国家環境保護総局は国内の工場から排出された主要汚
染物質の量が06年に05年実績を上回ったと,年2%低減計画で初年から
つまずいた,SOX2.4%増COD1.9%増<本腰を入れて貰わねば>

●(経0128企業7)米のインテルとIBM,ソニー,AMD,東芝は回路線幅
45nmのMPUの量産技術を開発,65nmと比較して同じ面積で集積度
2倍,低消費電力,<高速動作>

◎(経0128経済3)国土交通省は2月中にもJR貨物,自動車部品,食品加工
などの荷主業界と官民懇談会を設置,貨物の利便性向上策など検討

◇(環0124環境経営2)日本検査QAは日本環境情報審査協会(J-AOEI)
から報告書の審査機関の認定を取得<計10機関>

●(環0124エネルギー3)省エネセンターは今年度の省エネ大賞を決定,松下
冷機の真空断熱材,東芝東電などの業務用冷凍空調機器に経済産業大臣賞,
シビックハイブリッドなど受賞

●(環0124表紙1)環境新聞社はISO14001の発行10年を昨年迎えた
事を受けて登録企業にアンケート調査し結果を公表,信頼性に懸念が4分の
1,不祥事などには抹消求める声,中小企業半数など

今週の動き070202

2007年02月02日 | 審査・コンサル
今週は多忙のなかで終わりそうであり、主な内容は以下のとおりです。
1. 経産省の外郭団体との新しい仕事に備えた準備
2. 新規登録審査に際してリーダー訓練の指導
3. 鉄リサイクル業者の新規コンサルがスタート
4. 3月審査予定の顧客の新担当者が挨拶に来社

一番目の仕事に関しては、ある種の調査のため、3月から4月にかけて20日ほど関東一帯を駆け回ることになりそうです。

二番目のリーダー訓練に関しては、審査対象組織のISO14001の取り組みが未だ始まっていないに等しい状況だったので、多くの宿題を残すことになった。
ISO導入のために組織が新たに採用した経験者と称する担当者が、実は実務経験がなかったらしい。なので、リーダー訓練には、好ましい例ではなかった。

三番目では、約一年間掛けてISO14001認証取得に向けてEMSの構築と経営に役立つ運用方法を指導することになります。(注:写真は鉄リサイクル工業会からコピーしたシュレッダー処理の概念図です。)

4番目は、審査員としても、審査機関としても嬉しい話。
ある業界の上位に位置する2社、A社とB社とが生き残りを掛けて合併しました。それぞれの会社は以前からISO14001の認証を取得していたので、合併後どちらの仕組みを残し、それぞれ起用していた審査機関のどちらを選ぶか検討されました。

その結果、仕組みが軽くて経営にも役立っているB社の仕組みを残し、B社を審査して来た小職所属の審査機関が選ばれ、その後も、審査の評価が高く、引き続き審査の依頼を受けているという状況です。

ところで、既に花粉症に悩まされ、鼻がとても不調ですが、来週、再来週も今週同様の忙しさが続きそう・・・。