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W杯公式球「ジャブラニ」は日本製?

2010年07月01日 | お楽しみ
2010年サッカーW杯では、日本代表はベスト16まで勝ち進む事が出来た。今の実力でベスト8を狙うのは難しいと個人的にはみている。しかし決勝トーナメントまで進出できた日本代表チームを誇って良いと思う。

デンマーク戦で見せた本田選手や遠藤選手が決めたフリーキックでの得点は、日本がこの大会の公式球であるアディダス製「ジャブラニ」をJリーグでも採用し十分に馴染んでいたことが一つの大きな要因のようだ。なぜなら、強豪国の主力選手が多く所属する欧州のイングランド・プレミアリーグ、イタリア・セリエA、リーガ・エスパニョーラ(スペイン)は今季、ナイキ社のボールを使用し、「ジャブラニ」にほとんど馴染みがないと言われているからです。

一方で、世界で使われるサッカーボールの多くが、インドやパキスタンに住む子供たちの安い労働力を頼りに製造されている現実があり、環境保護団体「WWF」では労働者の権利や福祉に配慮した「フェアトレード」と、FSC(森林管理協議会)の認証を得ているゴムをボールの内側に採用して誕生した「パンダのサッカーボール」の販売を通じてボール1個につき約100円の奨励金をパキスタンの生産者に支払い、現地で主に医療活動に使われているという。
http://www.wwf.or.jp/activities/2010/06/835510.html

では「ジャブラニ」の生産国はどこなのだろうか? 「ジャブラニ」でNET検索するとタイや中国が浮かび上がってくる。少なくともインドやパキスタンではないようだ。そこで「Wikipedia」で「ジャブラニ」を検索すると「これまでのアディダス社製ボール同様、実質モルテンが設計・生産のアウトソーシングを受けている。」と明記している。

「ジャブラニ」の生産国を知りたくて、かなり遠回りしましたが、何と、広島に本社がある株式会社モルテン( http://www.molten.co.jp/)の中国工場やタイ工場で製造し、アディダスにOEM供給していると思われます。勿論、モルテン社は国内を含め各工場でISO14001の認証も取得しており、WWFの記事にあるような懸念はなさそうです。むしろ日本製といって胸を張ってもよいのではないでしょうか?

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