goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2010年通信簿 64 宮本裕司

2011-01-13 01:19:26 | 千葉ロッテ

64 宮本裕司 捕手 27歳 年俸440万円

【2010年成績】 E 80試合 238打数 35得点 59安打 打率.248 9二塁打 4三塁打 8本塁打 32打点 1盗塁 24四死球 57三振

昨季に3割近い打率を残して今季はその打撃を活かすために実質的に野手転向をした宮本でしたが、出場機会は倍増をしたものの今ひとつの成績で終わってしまいました。
プロ初アーチを踏む8本塁打と長打力は見せたものの、上を目指して起用をされていたのではなく単なる野手不足により重宝をされたに過ぎないようにも思えます。
捕手というアドバンテージを失った宮本がこの成績では何か特徴を出さなければ年齢的にも生き残るのは厳しいでしょうから、来季は青松とともにブルペン捕手への転向を打診されることを気にしながらのシーズンとなりそうです。

育成枠から這い上がった宮本ですので応援はしているのですが、贔屓目に見ても先行きは明いとは言えません。
今季はマスクを被ったのは僅か3試合で大半は一塁と外野を守りましたが、一塁はただ守るだけですし、外野も見ていてイライラとするような動きになってしまっています。
それでも打ってくれれば我慢もできますが、2割5分程度の打率では上に推薦をするのはちょっと無理があるでしょう。
どことなく服部の打者版と言いますか、平均的にまとまってはいるもののこれといった注目をして見るべきところが無いという印象です。
頑張ってはいるのでしょうが岡田ほどの必死さは感じられませんでしたし、やばいなというのが正直なところです。

普段から自らが所属をしていた地方リーグのことを気にかけているブログの書き込みなど好感の持てる宮本だけに、このまま終わるのは惜しすぎます。
捕手、一塁、外野ともに頭数が少ないので来季も出場機会は多いでしょうが、今季の延長線上では先は見えてきません。
長打を捨てて打率に生きる、あるいは逆に2割でもいいので20本塁打を目指すなど、一芸に秀でることを目指すことが宮本にとってはプラスではないかと思います。
何にせよ悔いを残してユニフォームを脱ぐようなことにはならないよう、全身から熱気を発するようなシーズンにするよう頑張ってもらいたいです。

2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 440万円 → 440万円 (±0%)

 

コメント (9)

2010年通信簿 63 青松敬鎔

2011-01-12 01:12:30 | 千葉ロッテ

63 青松敬鎔 捕手 24歳 年俸500万円

【2010年成績】 E 78試合 212打数 33得点 55安打 打率.259 9二塁打 2三塁打 8本塁打 32打点 1盗塁 24四死球 64三振

大型野手として期待が高い青松ですが、今年も殻を破れないままにシーズンを終えました。
金澤の故障や田中や斉藤が1軍に昇格をしたことで終盤戦にはマスクを被るケースが増えたものの一塁との併用も相変わらずで、捕手としてのチーム内での序列やドラフトで小池と江村を獲得したことにより捕手青松は厳しさを増す一方です。
打撃を活かしての完全コンバートを考えても足が遅いために外野を守れないことが致命的で、ライバルの多い一塁で戦い抜いていくには圧倒的な打力を見せつけるしかありません。
一塁だけではなく三塁も練習をしつつ今季に倍するホームランを量産する、などのアピールポイントが欲しいところです。

その売りとしたいバッティングですが、鎌ヶ谷などで見た感じではやや直線的に過ぎるような気がします。
当たれば飛ぶものの三振が多いのもそれが理由でしょうし、時折見せるやわらかいバットコントロールが増えてくれればとは思うのですが、チームトップの10死球で分かるように攻撃的なスタイルと斧で叩き割るような豪胆さも青松の魅力の一つですので難しいところではあります。
小さくまとまってしまうのも悲しいですし、しかし来季に7年目を迎えるともなると夢を追い続けるわけにもいかず、現実と理想とのはざ間で悩み続けることになるのでしょう。

捕手としての青松を見たのは数えるほどですからキャッチングやリードについて多くを語ることはできませんが、一塁手としての守備力についてはさほど高くはないと見ています。
その大柄な体つきから動きが緩慢に思えてしまうからなのかもしれませんが、あまり広くはない守備範囲と打球への一歩目の遅れなどは守備が苦手な外国人選手のようです。
身長がありますので内野陣からすれば的が大きくて頼もしい存在のように思いますし、送球のキャッチングにも難は見られませんが、しかしバウンドをしたボールをすくい上げるなどのグラブ捌きはさほど上手くはありません。
そこから類推をすれば高校時代は投手もやっていたので肩は強いのでしょうが捕手としての守備力も多くは望めないでしょうから、やはりバットで生きていくしかないように思います。
オフにブルペン捕手への転進を打診されないよう、頑張ってもらいたいものです。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 500万円 → 520万円 (△4%)

 

コメント (5)

2010年通信簿 62 金澤岳

2011-01-11 01:38:58 | 千葉ロッテ

62 金澤岳 捕手 26歳 年俸740万円

【2010年成績】 6試合 7打数 0得点 4安打 打率.571 0二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 0盗塁 0四死球 3三振 得点圏打率.500

2008年に衝撃的なデビューを果たした金澤ですが、しかし今季も故障に悩まされて飛躍をすることができませんでした。
橋本の移籍で大きなチャンスだったはずが捕手としては致命的な肩の故障でイースタンでも中盤戦以降はDHでの出場がほとんどでしたので、むしろ次世代の正捕手争いからは後退をしたと言った方がよいかもしれません。
しかしそのデビュー前から金澤こそが次の正捕手だと見ていましたので、その直感を支えに見守っていきたいと思います。

今季もその神懸り的なバッティングは健在でした。
打席数は少ないながらも5割を越える打率ですし、バッティングについては1軍でやっていける力を持っていると言ってよいでしょう。
もちろん長いシーズンでこれだけの成績を残せるわけもありませんが、昨季も1打席で1安打と数少ないチャンスをしっかりと結果に結びつけるところなどは評価をしています。
クリーンヒットだけではなくボテボテの打球ながらも野手のいないところに打球が飛ぶなどのイヤらしさも兼ね備えていますし、もっと打席に立つチャンスを増やしたい選手です。
やや引っ張り専門のところがあり、また凡退の全てが三振という粗っぽさもありますので、そのあたりを克服するためにもとの意味合いも含んでいます。

課題はやはり守備です。
デビューイヤーに打たれまくったことは記憶に新しいですし、打つに越したことはありませんが捕手はリードの巧拙が最大の評価ポイントです。
メリハリが無かった清水をストレート中心の組み立てで生き返らせたところなどは秀逸でしたが、その一方で全体的には単調であったことは否めません。
今季は1軍ではほとんどマスクを被る機会に恵まれずにこのあたりの成長ぶりを確認することができませんでしたので、来季は長いイニングを任せてみたいものです。
故障をした肩の治癒具合も気になりますし、捕手金澤としては来季が正念場になるかもしれません。

キャッチャーマスクに隠してしまうには惜しいぐらいの男前ですから、是非ともレギュラーになって人気者になってくれればと期待をしています。
ロッテの高知東生は不発だったので封印中ですが、そのイケメンぶりが全国区になってくれればと思います。
来季こそは体調万全で最低でも50試合の出場を目指して、今度こそ飛躍のシーズンとしてくれることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 740万円 → 740万円 (±0%)

 

コメント (11)

頑張れ岡田

2011-01-11 01:21:08 | 千葉ロッテ

松の内も明けて自主トレも活発になってきており、各選手の来季に向けての動きが伝え聞かれるようになってきました。
日本一を決める決勝打を放って一躍ヒーローとなった岡田も始動をしたようで、そのキャラクターに合った等身大の目標を掲げています。
さすがは苦労人らしい謙虚ぶりではあるのですが、しかし生き馬の目を抜くようなプロの世界でマイナスにならないことを願うばかりです。

ロッテ岡田が重量バットで出場増やす (1/10 日刊スポーツ)

昨年、日本一を決める決勝打を放ったロッテ岡田幸文外野手(26)が9日、浦和球場で自主トレを公開し「1度はとってみたい」と、ゴールデングラブ賞獲得に向けて意欲を見せた。
昨季、守備についたのは68試合だったが、候補選手となるにはチームの試合数の半分以上となる72試合以上を守る必要がある。
出場試合数を増やすためにも打撃を磨く考えで、これまで使っていた高橋慶彦モデルのバットを20グラム重くし、今季は960グラムの重量バットで鋭いゴロの打球を増やしていく。
「監督から必要とされる選手になりたい。大松さん、サブローさんの代走から守備固め要員でも、チームの勝利に貢献できる選手になりたい」と、足と守備のスペシャリストは、仕事に徹する構えを見せた。

それにしても岡田も思い切ったことを言ったものです。
ファンからすれば常識ともなっていることですが、大松はともかくとしても代走や守備固めの対象にサブローを挙げるとは根性が据わっています。
それだけチーム内でのサブローの立ち位置が変化をしているのでしょうが、なかなか口にするのは勇気がいったことでしょう。
何も考えずに素直に口にしただけという感じがしなくもありませんが、何にせよサブローにいじられる対象に決定をしたような気がします。

ドラ1・伊志嶺「ここからが勝負」 (1/10 スポーツ報知)

ロッテの新人合同練習が10日、さいたま市のロッテ浦和球場で始まり、ドラフト1位の伊志嶺翔大外野手(東海大)らが守備練習などで体を動かした。
午前中はグラウンドで汗を流し、午後は室内で筋力トレーニング。
即戦力として期待を集める伊志嶺は「ここからが勝負だと思って、練習した。キャンプでアピールできるように、しっかりと体をつくりたい」と気を引き締めた。
7歳で渡米したドラフト6位の藤谷周平投手(南カリフォルニア大)は、日本式の練習メニューを初めて体験。
「各自が走るスピードを合わせてアップをしたり、米国ではなかった。新鮮で楽しかった」と笑顔を見せていた。

そして新人の合同自主トレもスタートをしました。
衰えの目立つベテランが多い先発陣ですから南や小林、そして藤谷にも期待をしていますが、荻野貴がああいった状態だけに注目はやはり伊志嶺です。
今季の荻野貴のようにすぐにレギュラー獲りが成るほど甘くはないでしょうが、外野陣の戦国時代に新たな風を吹き込んでくれればと思います。
その勝負強さはきっとチームの力になると思いますし、同郷で同い年の大嶺の刺激にもなってくれれば言うことはありません。
沖縄とは縁もゆかりも無い井口なんぞには任せてはおけないと、伊志嶺と大嶺が2人で出演をするオリオンビールのCMにも期待をします。

メジャー移籍難航 小林宏「今月中には何とかしたい」 (1/10 スポーツニッポン)

ロッテから海外フリーエージェント(FA)権を行使し、米大リーグ移籍を目指している小林宏投手は10日、「焦りはないが、そろそろ決めないと。今月中には何とかしたい」と話した。
小林宏は大リーグ入りを希望しているが、交渉は難航。
国内では阪神が獲得に乗り出す意向を示している。
現状では交渉に大きな進展はないという。
小林宏は米球団の提示がマイナー契約の場合は国内に残ることを明言しており、招待選手として大リーグのキャンプに参加することにも「厳しい。メジャー契約がベスト」と話した。
小林宏の阪神入りも濃厚になってきたようです。
日米10球団が興味、などという景気のいいニュースも今は昔で、現時点ではマイナー契約のオファーのみのようですから渡米は厳しそうです。
メジャー契約でなければ、との小林宏のスタンスは人それぞれですから気にはなりませんし、そもそも厳しいことは承知の上だろうとは外野の声に過ぎないのですが、そうは言っても国内移籍が面白くはないことに変わりはありません。
ロッテが宣言残留を認めない方針であることから仕方がないものの、国内であればロッテ以外でやるつもりはないと言っていたことが懐かしく思えてきます。
マイナー契約であることを屈辱と思うのであれば真弓監督の中継ぎ起用との方針にも反発をしてもらいたいところではありますが、生活のあることですから総額7億と言われてしまえば抗うことができなくても責めることはできません。
メジャーでの起用法にはこだわらずに中継ぎでも、に続いて「2月でもよい」から今月中にはと現実路線になってきていますので、阪神小林宏の誕生も遠くはないのでしょう。
そろそろ阪神のプロテクト28人を予想しようかなと、こちらも現実路線に舵を切って最終決定を待ちたいと思います。

 

コメント (16)

2010年通信簿 61 角中勝也

2011-01-10 01:16:59 | 千葉ロッテ

61 角中勝也 外野手 23歳 年俸650万円

【2010年成績】 13試合 18打数 1得点 0安打 打率.000 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 4四死球 6三振 得点圏打率.000

今季もイースタンではきっちりと3割をマークした角中でしたが、しかし1軍では結果を残すことはできませんでした。
終盤戦でスタメンに抜擢をされたところで無安打だったのは角中にとっては痛すぎで、かなりベンチの印象が悪くなったと思います。
汚名返上をするためには打ちまくるしかないのですが、しかし角中にとっては厳しい現実が待ち受けています。

贔屓にしていることもありますが、それにしても角中の冷遇は目に余ります。
打てずともスタメンで起用をし続けてもらったところなどは他の選手に比べればマシですが、あれだけ打っても1軍に呼ばれたのは故障者が続出をして選択の余地が無かった状況に追い込まれてからでしたし、故障があったもののイースタンで規定打席に達していないのも不思議で仕方がありません。
うがった見方をすれば天真爛漫な言動が嫌われているのではないかと、そんなことすら思えてきます。
体勢を崩されながらもミートポイントを外さないテクニックは浦和では群を抜いており、もっと早い段階から1軍で起用をしたかった角中です。

ただ実際問題として1軍でヒットを打てなかったのですから、角中にはチャンスを活かす勝負強さを身につけてもらうしかありません。
愛人枠が無ければもっとチャンスがあったとは思いつつも、今となっては単なる繰り言です。
昨季までであれば我慢をして育てるという選択肢もありましたが、今の外野陣を考えればそれが許される状況にはなく、重ね重ねこれまでの起用法に怒りを覚えます。
気がつけば右打者がひしめいている外野陣ですから角中にとっては左を活かせるアドバンテージはありますが、ベンチの起用法に変化がなければ来季も浦和でくすぶる可能性が高く、あるいはシーズン中にもトレードでの放出があるかもしれません。
さすがに金銭でということはないでしょうが角中にとってはその方がよいかもしれず、何とも複雑な気持ちで角中を追う来季になりそうです。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 650万円 → 650万円 (±0%)

 

コメント (14)

2010年通信簿 60 阿部和成

2011-01-10 00:29:37 | 千葉ロッテ

60 阿部和成 投手 21歳 年俸510万円

【2010年成績】 E 10試合 1勝2敗0S 防御率6.56 23回1/3 37被安打 2被本塁打 5与四球 2与死球 15奪三振

心配をしていた三島、黒滝らの転落ストーリーに、見事なぐらいにずっぽりとはまってしまった阿部です。
1年目の輝きはどこへ行ってしまったのか、唐川に次ぐホープだと期待をしていたことが遠い昔のように思えてしまいます。
今の浦和の状況を考えれば来季もこの程度の成績しか残せなければ戦力外通告もありえますので、阿部の逆襲に期待をしたいです。

僅か10試合の登板に終わったのも、この成績では仕方がありません。
四死球で崩れるようなピッチングでは無かったようですが、それでこの結果ですからむしろ根が深いようにも思えます。
球威の無さなのかバランスの悪さなのか、残念ながら阿部をナマで見たことがないので何とも言えませんが、やばい状況であることは間違いないでしょう。
このままですと来季の主戦場はフューチャーズやシリウスである可能性が高く、それは阿部にとっての終わりを意味しています。

高校時代に評価をされていた打撃を活かしての野手転向、などという声も聞かれますが、そこまでプロの世界は甘くはないでしょう。
愛甲などは投手をやりながらも打者としても光るものを見せていましたし、福浦などは早々に転向をさせられました。
既に4年目に入るところでのコンバートなどはハードルが高すぎますので、阿部としては投手として生きていくしかありません。
来季こそは阿部が投げるところを鎌ヶ谷で見たいので、とにかく頑張ってもらいたいです。

2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 510万円 → 480万円 (▼6%)

 

コメント (7)

悩ましいスター・ウォーズ

2011-01-09 23:53:46 | 独り言

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る

まだかなり先の話ではありますが、9月にスター・ウォーズのブルーレイBOXが発売となります。
自分の年代からすればかなり思い出の深い作品ですし、SF映画としては歴史に残る名作と言ってよいでしょう。
このスター・ウォーズがブルーレイとしてお色直しをするのであれば、どうしても見たい気持ちを抑えきれません。

しかしスター・ウォーズのDVDは既に持っていますし、それも1種類や2種類ではありません。
発売元に踊らされるようにいろいろな形で商品化をされる度に買ってしまい、このあたりはコレクター気質によるところも大きいのだと思います。
ただこのまま買い続ければキリが無くなりますし、置き場所にも困りますのでそろそろ打ち止めをしようと考えつつあります。
ここのところはDVDやブルーレイを買わなくなったのもその流れの一つで、最近はすっかりとTSUTAYAに入り浸っています。

同じように心揺れたロード・オブ・ザ・リングのブルーレイBOXはエクステンデッド・エディションではなかったので踏みとどまりましたが、スター・ウォーズにはそういった制約がないようなのが困りもので、噂をされている3D版も興味が失せつつあるので理由にはなりません。
6作品ということを考えれば高くはないものの、それでも1万円を越えますので安い買い物でもありません。
しかしテレビの大型化、ハイビジョン化でDVDとブルーレイの画質差が歴然としていますので、その魅力に抗える自信がないのが正直なところです。
スター・ウォーズへの思い入れが実際のところ自分にどれだけ残っているのか、9月の発売までにDVDを見直しながら考えていこうかなと思います。

 

コメント (6)

2010年通信簿 59 細谷圭

2011-01-09 02:59:00 | 千葉ロッテ

59 細谷圭 内野手 22歳 年俸630万円

【2010年成績】 6試合 22打数 4得点 6安打 打率.273 1二塁打 0三塁打 0本塁打 3打点 0盗塁 0四死球 7三振 得点圏打率.286

期待をされる若手内野手の筆頭と言ってもよい細谷は、しかし今季も故障に悩まされて大きく飛躍をすることはできませんでした。
とにかくここぞというときに故障をするのが細谷の特徴で、これでは1軍定着などは夢のまた夢です。
ポスト西岡が期待をされる細谷にとっては一にも二にも五体満足にシーズンを乗り切ることが求められますので、しっかりと鍛えて春季キャンプに臨んでもらいたいです。

2年ぶりに1軍出場をした細谷でしたが大半はイースタンが主戦場で、チームで唯一の規定打席に達した野手ですから球団の期待度が分かります。
その期待に応えてリーグ6位の打率など見事な成績を残しましたし、6試合ながらも1軍でもまずまずの結果です。
しかし西岡、今江、井口の牙城を脅かすまでには至らず、またベンチの起用法により控え野手の出番も限られ、細谷もかなり消化不良だったことでしょう。
来季はぽっかりとショートのポジションが空いていますので、ここで勝負に出ないでいつ出るのかというシーズンが細谷を待っています。

ファーム日本選手権では勝負強いところを見せてMVPを獲得しましたし、日本シリーズでの打席も経験をしました。
西村監督の胴上げではしゃぎまくっていた姿はばっちりと記念パネルに写っていますので、来季は中心選手として大舞台に立ってもらいましょう。
批判的に見ていた遊撃手としての起用も結果的にはチャンスを広げることになりましたので、その結果オーライを活かす細谷であることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 630万円 → 700万円 (△11%)

 

コメント (10)

2010年通信簿 58 青野毅

2011-01-09 02:43:45 | 千葉ロッテ

58 青野毅 内野手 27歳 年俸1470万円

【2010年成績】 14試合 18打数 5得点 2安打 打率.111 0二塁打 0三塁打 1本塁打 1打点 0盗塁 2四死球 6三振 得点圏打率.111

3年ぶりのホームランで復活への足がかりを築いた青野でしたが、しかしこのホームランを含む僅か2安打でシーズンを終えることとなりました。
ストレートに押し込まれたり変化球にタイミングが合わずに体勢を崩されての空振りも目立ち、本人も1軍レベルからのブランクを痛感したことでしょう。
それでもあのどん底を思えば信じられないカムバックですので、今後の復活ストーリーを期待を持って見守りたいと思います。

正直なところ青野が1軍に戻ってこれるとは思っていませんでしたし、今でも不思議な感じがしています。
昨季に鎌ヶ谷で見た痛々しいスローイングが強烈に印象に残っていたこともありますし、細谷の台頭でチームのニーズから外れたと見ていました。
それが守走を重視する西村監督に引っ張り上げられたのですから皮肉な話でもあり、逆に言えばまだ青野は何かを持っているということなのでしょう。
そしてその何かを期待させるほどの輝きを、かつての青野は見せていました。

しかし青野は1軍のフィールドの入り口まで戻ってきたに過ぎず、まだスタートラインにすら立てていません。
自分の目の前を走っていたはずの今江は背中すら見えなくなり、気がつけば眼中にも無かった根元や細谷は既にスタートを切るために腰を上げています。
青野がそこに追いつくためにはこれまで以上に辛く苦しい戦いを乗り越えなければなりませんが、しかしそれでも青野はやってくれると思いたいです。
封印をしたいとも語っていた「桜島ファイヤー」を是非とも復活をさせるぐらいの活躍を、そして期待をかけていたポスト福浦への足がかりを作る2011年となることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 1470万円 → 1300万円 (▼12%)

 

コメント (7)

フォアグラにはならないぞ

2011-01-09 02:16:16 | 独り言

 

中国済南は相変わらず寒く、最高気温が氷点下なんて日も珍しくはありません。
ホテルと職場の往復はタクシーですので外気に触れる時間は昼食のときぐらいですから短いものの、それでも未体験ゾーンに身も凍る思いです。
今日は休日出勤で、かつ午前様でしたので耳がちぎれるかと思いました。
北国の方からすれば鼻で笑うような話でしょうが、東京生まれで神奈川育ちの千葉県民には辛い日々が続きます。

職場の近くの池もすっかりと凍ってしまい、アヒルや鳩が氷上を闊歩しています。
氷の厚さは60キロの男性が乗っても大丈夫なぐらいで、ややおっかなびっくりで腰が引けているように見えるのはもちろん気のせいです。
放っておくと圧力で池岸が壊れるとのことで、大きなハンマーを持ったおじさんが氷を叩き割っていました。

そんな気候の中でも、大きく体調を崩すことなく出張もちょうど1ヶ月になりました。
喉をやられた時期もありましたが加湿器の導入で復活をしましたし、心配をしていた胃腸も堅調です。
むしろ増え止っていた体重が再び右肩上がりの曲線を描き始めたのが気がかりで、体重計に乗るのが気が重い毎日です。
ちなみに世界三大珍味の一つであるフォアグラは肥やしたガチョウの肝臓ですが、最近は育てやすさから鴨(アヒル)も増えているそうです。
もしかしたら私もトップの写真のアヒルのように、肝臓が目的で中国に肥やされているのかもしれません。
そうはならないよう、そろそろ体重管理を始めていくことにします。

 

コメント (3)

2010年通信簿 57 山室公志郎

2011-01-08 01:30:18 | 千葉ロッテ

57 山室公志郎 投手 23歳 年俸480万円

【2010年成績】 1試合 0勝0敗0S 防御率0.00 2回 1被安打 0被本塁打 2与四球 1与死球 0奪三振 被打率.143

期限ぎりぎりに育成枠から支配下選手登録をされた山室は、1軍のマウンドも踏んでまずまずのスタートを切りました。
腰痛、制球難など課題も多い山室ですが、高校時代には上位指名もと言われた才能に陰りはありません。
まだまだ荒削りで大学卒ながらも素材型であることは否めませんが、それだけに伸びしろも無限大だと期待をしています。

山室の武器は眉唾ながらもMAX154キロと喧伝さをれているストレートですが、そういう意味ではいいタイミングに入団をしたと言ってよいでしょう。
先のドラフトでも球団の嗜好がこれまでの全体的に平均的なタイプから一芸に秀でた剛球型に舵を切った感がありますし、見ている側としてもその方が楽しかったりもします。
結果を求められる現場としてはどうしてもまとまりのある投手を重用しがちではあるのですが、それでも風向きは確実に変わっています。
見る者に爽快感をもたらすピッチングをしていけば出番は自ずから増えるでしょうから、何も考えていないぐらいの思い切りで頑張ってもらいたいです。

その山室の課題はイースタンでもイニング数の半分を越える与四球で分かるとおりコントロールの悪さで、これはかなり筋金入りです。
ただ大嶺と同様に細かなことを気にするよりも「あの辺りにどーん」でいいのではないかと、そう考えています。
意外にも内向的で悩みだすとスランプが長いようですから、あれこれと考えさせずに大らかに育てるのがよいでしょう。
どうしたっていつかは壁にぶつかるのですからまずは長所を伸ばしたいと、そう願って来季の山室を応援したいと思います。


【オリオン村査定】 480万円 → 480万円(±0%)

 

コメント (12)

2010年通信簿 57 佐藤賢治

2011-01-08 01:20:51 | 千葉ロッテ

57 佐藤賢治 外野手 22歳 年俸600万円

【2010年成績】 E 11試合 35打数 6得点 8安打 打率.229 0二塁打 1三塁打 0本塁打 4打点 1盗塁 6四死球 11三振

公的には日本ハムに故障者が続出をしてイースタンでまともに試合が出来ないから、との理由ではありましたが、1軍で活躍をする荻野貴や2軍ながらも開幕ダッシュをした清田に押し出される形での、実質的には戦力外通告でロッテを去った佐藤です。
しかし環境が変わったことが功を奏したのか日本ハムではイースタンでクリーンアップを任されて3割を打ち、そして1軍でもプロ初出場に初安打を記録しました。
どのみちロッテに残っていても活躍の場は限られていたでしょうから、佐藤にとってはいいトレードであったと思います。

ただロッテ時代に指摘をされていた練習態度などの問題が再発をすれば、この勢いも一過性のものとして終わってしまうでしょう。
その走攻守とも資質については高く評価をされてきた佐藤ですから指導者に恵まれて、また本人が真剣に野球に取り組めばきっと花開くと思います。
ロッテを相手に活躍をされても困りますが、個人的には大嶺の入札よりも嬉しかった佐藤の2巡目指名だっただけに頑張ってもらいたいです。
そしてその佐藤が惜しくないぐらいにロッテの外野陣が高いレベルで争ってくれれば、もう何も言うことはありません。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 600万円 → 移籍にて査定不能 ※5/4に北海道日本ハムに無償トレード

 

コメント (8)

2010年通信簿 56 山本徹矢

2011-01-06 23:33:39 | 千葉ロッテ

56 山本徹矢 投手 20歳 年俸500万円

【2010年成績】 E 37試合 2勝2敗3S 防御率1.39 45回1/3 35被安打 2被本塁打 11与四球 1与死球 46奪三振

浦和組での期待の左腕は植松ですが、右腕では何と言っても山本です。
鎌ヶ谷で実際に見るまではさほど気にかけてはいなかったのですが、あの伸びのあるストレートに一目惚れをしました。
スピードとしてはさほどのものではないのかもしれませんが、逆に言えば成瀬や唐川に勝るとも劣らないぐらいの魅力があります。
とにかく順調に育って欲しい、育てて欲しい、願うのはただそれだけです。

プロ2年目でまだ20歳でしかない山本がイースタンで残した成績は、それは見事なものでした。
2軍レベルの打者が相手ではあるもののイニング数を越える奪三振にその1/4にも満たない与四球はもちろんのこと、何より1点台の防御率が光り輝いています。
昨季に比べて格段と進歩をした数字だけで言えばコーリーや橋本と同等であり、よって充分に1軍で投げられる資質を備えていると言えます。
もし私が見た試合と同じくストレートで押すピッチングでこれだけの数字をたたき出したのであれば、来季にも救世主として1軍の投手陣を救う存在になるかもしれません。

ただ不安が無いわけではありません。
その第一は体調面での心配であり、夏頃に右尺骨鉤突起部疲労骨折の疑いが報じられたときには目の前が真っ暗になりました。
高校のときにも肘を痛めた経験がありますから、とにかく肩肘などの利き腕のケアには慎重な上にも慎重であるにしくはありません。
また13失点に比して自責点が7しかないことが小宮山や清水の嫌な記憶を思い出させますので、味方がエラーをしたときこそ粘り強く投げることを心がけてもらいたいです。
もちろん手を抜いているわけではないでしょうが数字はどうしても目に付きますので、チームメイトに信頼をされるためには避けては通れないハードルです。

これだけの結果を残したのですから今季に1軍のマウンドを経験させたかったとは、例によって私の基本的なスタンスによるものです。
体作りがまだまだなので2軍でじっくりと、はイースタンでの連投を見れば言い訳にはならないでしょう。
山本にとって不運だったのは1軍がCS争いでベンチに気持ち的な余裕がなかった中盤戦以降に台頭をしたことで、しかしそれを言っても仕方がありません。
おそらくは挫折も経験をするであろう3年目のシーズンをどう乗り切るかで山本の今後が決まると言っても過言ではありませんので、強い気持ちを持って頑張ってもらいたいです。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 500万円 → 520万円 (△4%)

 

コメント (17)

2010年通信簿 55 神戸拓光

2011-01-06 01:24:14 | 千葉ロッテ

55 神戸拓光 外野手 25歳 年俸1060万円

【2010年成績】 26試合 43打数 2得点 9安打 打率.209 1二塁打 0三塁打 1本塁打 7打点 0盗塁 4四死球 13三振 得点圏打率.444

その乗りの良さから新応援団の応援歌では第一の人気を誇る神戸ですが、しかしその期待には応えられなかった2010年のシーズンでした。
本職である外野にしても挑戦目標である一塁にしても付け入る隙が無かったこともありますが、それ以前に自身のバッティングの調子が上がらなかったことで出番が少なかったのですから誰も責められません。
それでも他の選手に比べればチャンスは多かった神戸がこれではベンチに行き過ぎた主力主義への言い訳を与えることになりますので、来季はラストイヤーぐらいのつもりで自分を追い込んで頑張ってもらいたいです。

今季の神戸と言えば福浦の負傷で巡ってきた打席で涌井からスリーランを放ち、その喜びのパフォーマンスで次の打席にデッドボールを食らったことが印象的です。
ビーンボールであったことを示唆する潮崎コーチのコメントがありましたし、かつてはウォーレンに対する鈴木健の棚上げ発言など、西武にはあまりに自己中なところが目立ちます。
それはさておき、そんなことしか記憶に残らなかったという点では今季の神戸を象徴していますし、だからこその喜び爆発だったのでしょう。

その大柄な体つきから長距離砲としての期待が高い神戸ですが、基本的には中距離ヒッターだと見ています。
むしろ逆方向へのやわらかいバッティングは福浦を彷彿とさせると言ってしまうと言い過ぎですが、目指すべきはそこだと考えます。
もっともそのためには選球眼を磨く必要があり、三振が多いのは目をつぶるとしても四球の少なさは何とかしなければなりません。
この傾向はイースタンでも変わりませんし、打てずとも粘って球数を投げさせるなどのアピールができなければ来季も劇的に出番が増えることはないでしょう。
長い手足を持て余したような窮屈なスイングにも見えますので、打撃フォームに手をつけるのもよいかもしれません。
それが全てとは言いませんが、少なくとも現状ではブームになっている金森打法の習得は夢のまた夢です。
大学生・社会人ドラフトで一番の評価を受けて入団をした神戸ですので、その評価に違わぬ雄姿を見せてくれる来季となってくれることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 1060万円 → 1200万円 (△13%)

 

コメント (11)

たかが背番号、されど背番号

2011-01-06 00:48:00 | 千葉ロッテ

藤谷に含むところはありませんし、規格外の可能性に期待もしているのですが、それでも黒木の54を与えるのはどうかとの思いは拭えません。
ロッテファンにとっては思い入れの強い黒木が背負っていた54はエースナンバーの一つと言ってもよいですから、当然のことながら上位で指名をされた投手がつけるものだと勝手に決め付けていただけにショックでもあります。
これで藤谷が泣かず飛ばずですと謂われのない非難が集まることも考えられますので、何とも複雑な思いでこのニュースを受け止めています。

ロッテ“逆輸入右腕”藤谷 黒木背番54に感激 (1/5 スポーツ報知)

ロッテは5日、千葉市内の球団事務所でドラフト6位で指名した南カリフォルニア大の藤谷周平投手(23)=190センチ、77キロ、右投げ右打ち=と契約金200万円、年俸450万円で契約した。
背番号はかつてのエースだった黒木がつけていた54。
藤谷は7歳から米国で生活。
8歳から野球を始めた。
セ、パ両リーグの違いも、ドラフト指名後に覚えたという右腕は「日本の野球の文化に慣れるようにやっていきたい。背番号に負けないように活躍して、3桁(通算100勝)勝ちたい」と抱負を話した。
決め球のフォークボールは、2006年に憧れの元大リーガーの野茂英雄氏に会った際に握り方を教わった。「早く勝利に貢献したい」と力強かった。たかが背番号、されど背番号です。

たかが背番号、されど背番号です。
村田の29を内藤や近藤、有藤の8をマックスや平野といった外様や外国人選手が背負ったときにも驚きと怒りを禁じえませんでしたが、今回も似たような感情を抑え切れません。
6巡目の指名であり、また誤植としか思えないような契約金や年俸を考えれば、普通に考えれば藤谷が背負える番号ではないはずです。
しかし選手たちには何の罪も無いだけに気持ちの持って行きようがなく、フラストレーションばかりが溜まりまくります。
瀬戸山球団社長らがこのあたりの機微に欠けていることは承知をしていますが、嘆かわしきことここに極まれりといったところでしょう。
石川球団運営本部長あたりが例によって「他に番号が無かったから」といったような、無神経かつ無計画な発言をしないことを願うばかりです。

FA宣言によるメジャー移籍から1年ですので補償が発生をしますし、その年俸を考えれば実際問題として現実味が無いことは分かってはいますが、五十嵐が40人枠から外れたとのニュースに以前の思いが蘇ったばかりのところでしたので、今回の件は球団の「五十嵐は不要」との宣言だと思うことにします。
あるいは黒木との決別宣言かもしれず、西村監督の契約延長が発表をされたタイミングとの関係をうがった見方で探ってもいます。
いずれにせよ藤谷には関係の無い話ですので、その背番号に押し潰されないよう頑張ってもらいたいです。

 

コメント (19)