松の内も明けて自主トレも活発になってきており、各選手の来季に向けての動きが伝え聞かれるようになってきました。
日本一を決める決勝打を放って一躍ヒーローとなった岡田も始動をしたようで、そのキャラクターに合った等身大の目標を掲げています。
さすがは苦労人らしい謙虚ぶりではあるのですが、しかし生き馬の目を抜くようなプロの世界でマイナスにならないことを願うばかりです。
ロッテ岡田が重量バットで出場増やす (1/10 日刊スポーツ)
昨年、日本一を決める決勝打を放ったロッテ岡田幸文外野手(26)が9日、浦和球場で自主トレを公開し「1度はとってみたい」と、ゴールデングラブ賞獲得に向けて意欲を見せた。
昨季、守備についたのは68試合だったが、候補選手となるにはチームの試合数の半分以上となる72試合以上を守る必要がある。
出場試合数を増やすためにも打撃を磨く考えで、これまで使っていた高橋慶彦モデルのバットを20グラム重くし、今季は960グラムの重量バットで鋭いゴロの打球を増やしていく。
「監督から必要とされる選手になりたい。大松さん、サブローさんの代走から守備固め要員でも、チームの勝利に貢献できる選手になりたい」と、足と守備のスペシャリストは、仕事に徹する構えを見せた。
それにしても岡田も思い切ったことを言ったものです。
ファンからすれば常識ともなっていることですが、大松はともかくとしても代走や守備固めの対象にサブローを挙げるとは根性が据わっています。
それだけチーム内でのサブローの立ち位置が変化をしているのでしょうが、なかなか口にするのは勇気がいったことでしょう。
何も考えずに素直に口にしただけという感じがしなくもありませんが、何にせよサブローにいじられる対象に決定をしたような気がします。
ドラ1・伊志嶺「ここからが勝負」 (1/10 スポーツ報知)
ロッテの新人合同練習が10日、さいたま市のロッテ浦和球場で始まり、ドラフト1位の伊志嶺翔大外野手(東海大)らが守備練習などで体を動かした。
午前中はグラウンドで汗を流し、午後は室内で筋力トレーニング。
即戦力として期待を集める伊志嶺は「ここからが勝負だと思って、練習した。キャンプでアピールできるように、しっかりと体をつくりたい」と気を引き締めた。
7歳で渡米したドラフト6位の藤谷周平投手(南カリフォルニア大)は、日本式の練習メニューを初めて体験。
「各自が走るスピードを合わせてアップをしたり、米国ではなかった。新鮮で楽しかった」と笑顔を見せていた。
そして新人の合同自主トレもスタートをしました。
衰えの目立つベテランが多い先発陣ですから南や小林、そして藤谷にも期待をしていますが、荻野貴がああいった状態だけに注目はやはり伊志嶺です。
今季の荻野貴のようにすぐにレギュラー獲りが成るほど甘くはないでしょうが、外野陣の戦国時代に新たな風を吹き込んでくれればと思います。
その勝負強さはきっとチームの力になると思いますし、同郷で同い年の大嶺の刺激にもなってくれれば言うことはありません。
沖縄とは縁もゆかりも無い井口なんぞには任せてはおけないと、伊志嶺と大嶺が2人で出演をするオリオンビールのCMにも期待をします。
メジャー移籍難航 小林宏「今月中には何とかしたい」 (1/10 スポーツニッポン)
ロッテから海外フリーエージェント(FA)権を行使し、米大リーグ移籍を目指している小林宏投手は10日、「焦りはないが、そろそろ決めないと。今月中には何とかしたい」と話した。
小林宏は大リーグ入りを希望しているが、交渉は難航。
国内では阪神が獲得に乗り出す意向を示している。
現状では交渉に大きな進展はないという。
小林宏は米球団の提示がマイナー契約の場合は国内に残ることを明言しており、招待選手として大リーグのキャンプに参加することにも「厳しい。メジャー契約がベスト」と話した。
小林宏の阪神入りも濃厚になってきたようです。
日米10球団が興味、などという景気のいいニュースも今は昔で、現時点ではマイナー契約のオファーのみのようですから渡米は厳しそうです。
メジャー契約でなければ、との小林宏のスタンスは人それぞれですから気にはなりませんし、そもそも厳しいことは承知の上だろうとは外野の声に過ぎないのですが、そうは言っても国内移籍が面白くはないことに変わりはありません。
ロッテが宣言残留を認めない方針であることから仕方がないものの、国内であればロッテ以外でやるつもりはないと言っていたことが懐かしく思えてきます。
マイナー契約であることを屈辱と思うのであれば真弓監督の中継ぎ起用との方針にも反発をしてもらいたいところではありますが、生活のあることですから総額7億と言われてしまえば抗うことができなくても責めることはできません。
メジャーでの起用法にはこだわらずに中継ぎでも、に続いて「2月でもよい」から今月中にはと現実路線になってきていますので、阪神小林宏の誕生も遠くはないのでしょう。
そろそろ阪神のプロテクト28人を予想しようかなと、こちらも現実路線に舵を切って最終決定を待ちたいと思います。