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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2010年通信簿 127 木本幸広

2011-01-22 01:47:35 | 千葉ロッテ

127 木本幸広 投手 20歳 年俸240万円

【2009年成績】 なし

最低でもイースタンで10試合の登板を期待していた木本ですが、そのイースタンでのデビューが無いままに2年目のシーズンを終えました。
シリウスで11試合、フューチャーズで2試合の登板が多いのか少ないのかは微妙なところですが、細かな成績が分からないためにピッチングとしての評価は差し控えます。
ただ育成枠選手としては3年が一つの区切りですので、来季は何としてでもイースタンでの登板を果たさなければなりません。
投手らしい投手と評判の高い木本ですから、何とか頑張ってもらいたいものです。

今季はボールボーイとしても見ることができませんでしたので、その体つきがどうなっているかは未確認です。
もし来季の選手名鑑での公称体重が60キロ台のままですと、あまり成長はしていないと思った方がよいのかもしれません。
野球は体重だけでやるものではありませんが、それでも線が細すぎればボールにボリュームが出ませんし、長いイニングを投げることも厳しいでしょう。
身長が180センチを越えているのですから、最低でも73キロは欲しいところです。

ただでさえひしめき合っている浦和の投手陣ですから、木本が何をアピールポイントに戦っていくつもりかが気になります。
ストレートは130キロ台がほとんどですからボールのキレで勝負をすることになるとは思いつつも、それでもスピードが無ければ変化球も生きてきません。
やはり木本にとっては3年目を迎えてどこまで体作りができているのか、そこが勝負の分かれ目のような気がします。
本格的に投手になったのは高校2年からですので長い目では見たいものの、その立場からして悠長なことも言ってはいられませんので、スパートをかける来季としてもらいたいです。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 240万円 → 240万円 (±0%)

 

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小林宏の人的補償を考えてみる

2011-01-21 01:15:25 | 千葉ロッテ

小林宏の阪神入りが決まりました。
契約などの手続きについては今後となりますが、記者会見までやったのですから正式決定と言ってよいでしょう。
いろいろな思いはあるものの正当な権利を行使しての移籍ですから、こればっかりは仕方がないと思うしかありません。
暫くは阪神系のスポーツ紙の面白くない記事が目につくでしょうが、久保ショックに比べれば屁のカッパです。

小林宏は年俸がチーム上位3位に入るAランクの選手ですから、移籍に伴って金銭および人的補償を受けることができます。
旧年俸が1億7000万ですから80%にあたる1億3600万か、あるいは50%にあたる8500万+プロテクト28人から外れた1人のどちらかです。
つまりは人的補償を受けるかどうかの判断基準は、差額の5100万に値する選手がプロテクト28人から外れるかどうかだと言ってよいでしょう。
そこで阪神の編成部の立場として、プロテクト28人を考えてみました。

投手(16人):渡辺、能見、藤原、二神、蕭、筒井、岩田、藤川、江草、秋山、小嶋、久保田、久保、上園、西村、鶴
捕手(2人):小宮山、狩野
内野手(7人):大和、鳥谷、関本、上本、平野、坂、野原将
外野手(3人):俊介、林、桜井

このプロテクトから外れるのは以下の選手ですが、ポイントは「年俸に見合わないベテランやミリオンダラーズにはロッテは手を出さない」です。
安藤、福原、下柳、城島、新井貴、金本、桧山、葛城がこれにあたります。
またロッテの補強ポイントは投手と内野手ですので、余剰気味な捕手と外野手の多くを外してみました。

投手(12人):安藤、杉山、福原、下柳、白仁田、石川、若竹、阿部、川崎、加藤、清原、横山
捕手(5人):城島、橋本、清水、原口、岡崎
内野手(4人):新井貴、新井良、高濱、森田
外野手(8人):柴田、金本、浅井、桧山、葛城、甲斐、田上、野原祐

この面子を見れば、5100万を投資してまで獲りたい選手がいないのが正直なところです。
杉山、葛城などは戦力になりそうな気もしますが、衰えも隠せませんからロッテとしても冒険はしないでしょう。
若手では若竹と高濱、中堅どころでは阿部が気になりますが、投資ができてもせいぜい2000万程度だと思います。
この中でどうしても選べと言われれば、個人的には高濱です。

補償は金銭で…石川球団本部長が示唆 (1/20 スポーツニッポン)

阪神移籍が決定した小林宏について、ロッテ・石川晃球団運営本部長は「メジャーからいいオファーがなかったのだろう。でも、いろいろな経験をすることが大事」。
その上で「年齢的に(メジャー挑戦の)チャンスは十分ある。そうなれば心から応援したい」とした。
年俸Aランクの小林宏の移籍で人的補償か金銭補償が発生するが、ロッテは既に支配下登録選手が68人。
育成選手の支配下登録も検討する同本部長は「支配下枠の問題で、選手は獲れない。金銭になるだろう」との見通しを口にした。

この欲しい選手がプロテクトから外れそうにもないということとともに、石川球団運営本部長の言葉どおりに支配下選手登録の枠の問題があります。
だったら戦力外通告をすべき選手はまだいるだろう、と思わないでもないですが、育成枠選手のモチベーションを考えれば2枠は空けておきたいとの気持ちも分かります。
もっともこういった大義名分を振りかざしているだけで、実際のところは赤字削減のために人的補償などは考えてもいないというのが本当のところでしょう。
ただプロテクトのリストは基本的に公開はされませんので金本や城島、新井貴や下柳などの主力選手を外しても問題になることはありませんが、そこは関西のマスコミと口の軽い石川球団運営本部長あたりのリスクを考えてプロテクトをすることで、ドラフトでの上位指名などそれなりのコストがかかっている小嶋や上園、あるいは上本や坂や野原将あたりがプロテクトから外れればもしかするともしかするかもしれないと、そんな淡い気持ちを抱いて敢えてこのネタを記事にしてみました。
とにもかくにも小林宏には「これがロッテの守護神か」と言われないよう、2年5億に恥じない活躍をしてくれることを願っています。

 

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2010年通信簿 126 田村領平

2011-01-21 00:33:24 | 千葉ロッテ

126 田村領平 投手 26歳 年俸270万円

【2010年成績】 E 4試合 1勝0敗0S 防御率9.82 3回2/3 4被安打 0被本塁打 3与四球 1与死球 0奪三振

育成枠選手として3年目となる今季はラストイヤーと思って死力を尽くすシーズンとしなければならなかった田村ですが、残念ながら思ったような結果を残せませんでした。
僅か4試合の登板ですから故障などがあったのかもしれず、しかしそれも実力のうちです。
幸いなことにスタッフとして球団に残ることになったようですから、今後は裏方としてチームを支えていってもらいたいです。

ボールの出所が見えづらい面白いフォームをしていたのですが、それが実戦では効果を発揮しきれなかったのですからプロの世界は厳しいとしか言いようがありません。
ストレートにもう少しスピードがあれば、打者に向かっていく気持ちがもうちょっとでもあれば、とは思うのですが、そういったところが足りないからこその2軍生活だったのでしょう。
プロに入ってくる選手は揃って秀でた資質を持っているわけで、そこからどう上乗せをしていけるかが勝負の分かれ目です。
田村にはそれが無かった、そういうことなのだと思います。

打撃投手となるのか、スコアラーなのか、はたまた用具係などの仕事をすることになるのかは分かりませんが、それでも今後も好きでやってきた野球と関係をしていけるのですから恵まれている方だと思いますし、そういったファミリー的なところが残っているのがロッテだったりもします。
功罪相半ばするところはあるものの、そんな家族的な雰囲気があることは悪い話ではありません。
その恩に報いるためにも、田村には第二の人生を頑張ってくれることを願っています。

2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 270万円 → 戦力外通告 ※10/2に戦力外通告

 

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小林宏は阪神へ

2011-01-20 00:29:56 | 千葉ロッテ

小林宏の阪神入りが、どうやら明日にも決まりそうです。
メジャー挑戦であれば快く送り出せたのですが、国内移籍ですから複雑な思いが隠せないのが正直なところで、しかし正当な権利を行使してのことですから仕方がありません。
いつの間にかセントラルに2つ目のロッテ支部ができたような感じで、来季もあまり面白くない交流戦になりそうです。

FA小林宏の阪神入りが確実に (1/19 日刊スポーツ)

ロッテから海外フリーエージェント(FA)宣言して大リーグ移籍を目指していた小林宏投手(32)が、阪神に入団することが確実となった。
阪神の南信男球団社長が19日、20日に大阪のホテルで入団交渉すると明らかにしたもの。
すでに複数年契約などの条件を提示しており、入団は確実の情勢。
交渉には南社長、真弓明信監督らが出席する。
小林宏は昨季29セーブを挙げるなど、ロッテの日本一に貢献した。

石垣島で自主トレをやっている間には決まらないだろう、と言っていたのはつい数日前のことでしたが、どうやら阪神入りに舵を切るタイミングを計るためのポーズだったようです。
それであれば最後までそのポーズを演じて欲しかったのですが、キャンプ初日から参加をするためにはぎりぎりの日程だったのでしょう。
やるからには中途半端な形での合流を避けたいと考えるのは当然のことですから、なるべくしてなった流れなのだと思います。
小林宏が目指したのはメジャーでのプレーであってメジャー挑戦では無かったようですし、生活もあるのでそれも致し方なしとは先日も書いたとおりですが、裏切られた気持ちになっているロッテファンも少なくはないと思われますので何とも後味が悪い結末です。
もちろん小林宏としても不本意な結果であることに違いはないでしょうから、ここはいろいろな思いをぐっとこらえて耐えるしかありません。

台湾出身の大型内野手と育成契約 (1/19 スポーツニッポン)

ロッテは19日、台湾出身の蔡森夫内野手(23)=190センチ、100キロ、右投げ右打ち=と育成契約を結んだと発表した。
年俸は240万円で、背番号は125。
蔡森夫はプロ経験はなく、昨年は台湾の社会人チームである合作金庫に所属していた。

去る人がいれば、来る人もいます。
昨秋にテストを受けた蔡森夫の育成枠での入団が決まりました。
あれから2ヶ月近く経っていますので何を今頃といった感じもありますが、マクローリーが決まるまでも時間がかかりましたので球団にもそれなりの事情があるのでしょう。
合作金庫と言えば郭泰源が所属をしていましたし、林彦峰の経歴にも名を連ねていますので台湾では名門チームと言ってもよいと思います。
そんなチームで4番を任されていた蔡森夫の今季の成績は30試合で83打数32安打の.385で5本塁打に22打点ですから凄まじいものがありますが、6四球に8三振というところから日本とは野球の質の違いが感じられますし、台湾プロ野球に入団をしなかったことも気にはなります。
八百長で揺れていることを嫌って日本でのプレーを希望した、ということもあるのでしょうが、やはり社会人レベルの選手だと思った方がよいのかもしれません。
一塁と外野を守るとのことですが体格を考えればまともに外野を守れるとも思えず、その年齢からして金泰均の後釜と考えると夢が広がります。
そんな不安と期待の入り交じった蔡森夫ですが、数少ない来季へのプラス要因ですから頑張ってもらいたいです。

 

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2010年通信簿 122 林彦峰

2011-01-20 00:12:51 | 千葉ロッテ

122 林彦峰 投手 25歳 年俸240万円

【2010年成績】 なし

テストを経て育成枠選手として入団をした林彦峰は、公式戦での登板が無いままにシーズンを終えました。
シングルAに所属をしていたこともある異色の経歴の持ち主ではあるものの、アマチュアに毛の生えた程度でしかなかったようです。
かなり大柄でパワフルなピッチングをするとの前評判が風説の流布では無いことを願っていますが、あまり期待はできそうにもありません。

春先はそれでもフューチャーズを相手に、あるいはフューチャーズの一員として投げていたようですが、結果は芳しくはありませんでした。
挙げ句に5月に打球を利き腕の右手に受けてしまい、靱帯断裂および骨折という大怪我ですから踏んだり蹴ったりです。
どうやら8月末に手術をしたとのことで、夏以降に名前を聞かなくなったのはそれが理由のようです。
そんな林彦峰に珍しく球団は早い段階から来季の契約を決めていたようで、目の付け所は分かりませんがそれなりに評価をしているのでしょう。

手術からの回復ぶりが全く分からないのですが、いずれにせよ厳しい状況であることは間違いないと思います。
支配下選手登録は2枠しか残っていませんので、そこに林彦峰が入り込むには相当な結果を残さなければならないことを考えれば、故障あがりですからどうしても無理があります。
それでも球団が何かを期待しているのであればファンとしては信じるだけですし、同郷の蔡森夫の入団も決まりましたので、2人で台湾パワーを見せつける来季としてもらいたいです。


【オリオン村査定】 240万円 → 240万円 (±0%)

 

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2010年通信簿 99 フアン・カルロス・ムニス

2011-01-19 00:16:17 | 千葉ロッテ

99 フアン・カルロス・ムニス 外野手 34歳 年俸1000万円

【2010年成績】 14試合 22打数 1得点 3安打 打率.136 1二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 1盗塁 1四死球 5三振 得点圏打率.000

謎のキューバ人として話題となったムニスですが、結局は秘めたる力は秘めたままに日本を去ることとなりました。
イースタンで首位打者となった昨季に1軍を経験させておけばまた違った結果になったのではないかとは思いつつも、今季のオープン戦でかなりの出番をもらいながらも最後の最後になるまでヒットが出なかったのですから、残念ながら力が足りなかったとしか言いようがありません。
いくら日本人とは同列に語れないとは言っても来季に35歳ですから戦力外通告も仕方がなく、激戦の外野陣からはじき出されたのは妥当な流れだと思います。

それでも守備や走塁に秀でたところがあれば生き残れたのではないかとも思えるのですが、入団に際しての自信とは裏腹にむしろその守走が足を引っ張った感があります。
フェンス際からの強肩を見せたこともあったようですが、私が鎌ヶ谷などで見たムニスの守備はとても千葉マリンでは安心をして見ていられるようレベルにはありませんでした。
打球に対する一歩目が遅く、追い方も拙く、そして打球処理ももたもたとしている感じで、慣れもあるでしょうがまだ大松のほうが上手いのではないかと思います。
トップスピードに入ったときの走りっぷりは見事でしたが、ベースランニングという観点から言えば誉められたものではありません。
つまりは肩が強い、足が速いという素材としての良さはあるものの、それがプレーには繋がっていなかったということになります。
打撃についても同様で、当たれば惚れ惚れとするような強烈な打球を飛ばすなど体幹の強さは見せつけたものの、キレのある変化球にはバットが空を切ることがほとんどでした。

あと5歳、せめて3歳でも若ければと思うムニスです。
その年俸を考えれば我慢をして育てる価値のある能力を秘めていることは間違いなく、しかし開花をさせるには時間が足りなさ過ぎました。
それこそムニスに竹原の若さか、あるは竹原にムニスの体力的資質があれば言うことは無かったのですが、そう簡単には天は二物を与えません。
しかしこれに懲りずに、素材を磨き上げる方向性を捨てることなく球団には補強に邁進をしてもらいたいと思います。
そしてムニスも今後も野球を続けるのであれば、日本で得た経験を活かして頑張ってくれることを願っています。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 1000万円 → 戦力外通告 ※11/16に戦力外通告 

 

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肩すかしな下克上物語

2011-01-18 22:35:29 | 千葉ロッテ

2010日本シリーズ 史上最大の下克上 ~激闘の全記録~

ポニーキャニオン

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いよいよ史上最大の下克上のDVDが発売となり、千葉ロッテのオフィシャルサイトでもようやくニュースとして紹介がされました。
しかし期待をしているような内容にはなっていないのではないかと、その心配が先立つパッケージと説明文です。
どうやら収録をされているのは日本シリーズの7試合だけのようで、ロッテというよりは日本シリーズが題材ですから中日も相応に取り上げられているのでしょう。

この下克上を語るにはCS出場すら危ぶまれたところからの反攻を描かなければ意味がないとは言い過ぎかもしれませんが、そうでなければ感動が薄れること請け合いです。
できれば仙台での2試合連続サヨナラ負けで奈落の底に突き落とされたところから始めて欲しいですし、100歩譲っても結びの三番を抜きにこの下克上は語れません。
ましてやCSに触れずして何の下克上か、ちゃんちゃらおかしくて臍で茶が沸かせてしまいます。
単に日本シリーズの激闘だけであれば2010年に限った話ではありませんし、その前段階をじっくりと演出たっぷりに盛り上げてこその記憶の記録でしょう。
もし予想どおりの内容であれば「肩すかしな下克上物語」になっているでしょうから、期待が大きかっただけに失望が倍増をしそうです。
あっと驚く感動の出来に仕上がっていればいいのですが、帰国前に巷の感想を目にしてしまい封を切ることなくお蔵入りということにはならないよう願うばかりです。

 

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2010年通信簿 70 定岡卓摩

2011-01-18 00:37:48 | 千葉ロッテ

70 定岡卓摩 内野手 24歳 年俸500万円

【2010年成績】 E 73試合 236打数 26得点 54安打 打率.229 13二塁打 0三塁打 10本塁打 28打点 2盗塁 18四死球 63三振

井口、的場、秋親などダイエー閥の選手が活躍をした今季でしたが、その先駆けでもある定岡はロッテでの4年目も1軍を経験することなくシーズンを終えました。
以前に比べて体も絞れてきましたし何度か1軍を経験させたい選手の一人として名前を挙げてきましたので、この現状が不満であるとともに心配にもなっています。
来季は7年目の25歳ですからいつまでも2軍でくすぶっているわけにもいかず、そろそろ血統に相応しい活躍を見せてもらいたいものです。

イースタンではチームトップの10本塁打と長打力を見せつけた定岡ですが、しかし2割ちょっとの打率で確率の低さは相変わらずです。
多少の改善はありますが四球の少なさや三振の多さが目立ち、荒削りのままに刻が過ぎているようにも思えます。
しかし二塁打も多く長打率は高いですから、その意識があるかないかは微妙ながらも持ち味を前面に出していると言えなくもありません。
あとは定岡をチームがどうしたいのか、どう活かすのかを考えているかどうかにかかっており、ただ漠然とスキルアップを求めているのであれば不幸な結末が待っていそうです。

定岡にとっては守備も課題の一つです。
主に三塁と外野を守った今季ですが、レギュラーを目指すには越えなければならない壁が高すぎます。
これまでは本人も守りやすいと言っていた外野で勝負をすべきとも考えていましたし、右の外野手というポジションは狙い目でもあったのですが、荻野貴らの活躍により今となっては逆風に顔も上げられない状態になってしまいました。
しかしそんな泣き言も言ってはいられませんので、僅か2年で見切られたソフトバンクを見返す根性を見せる来季に期待をします。
そしてどこか気怠そうにも見える定岡が、若さを体いっぱいに表現をしたはつらつとした動きを見せてくれることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 500万円 → 500万円 (±0%)

 

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やっぱりほっとする

2011-01-18 00:18:24 | 独り言

 

郷に入っては郷に従え、というわけでもないのですが、わざわざ中国まで来たのですから中国料理を食するのが当然だと考えています。
さすがに2度の出張で2ヶ月近くになりましたので濃さと辛さと単調さに飽きがきたのが正直なところではあるのですが、それでも日本料理を食べたいとは思っていませんでした。
しかし職場の方が気を回していただいて今日は日本料理を食することになり、そして意外なぐらいにほっとしている自分がいます。

しめ鯖、だし巻き玉子、焼き鳥、唐揚げ、などなども美味しかったのですが、鍋焼きうどんや焼きおにぎりが日本人のDNAを呼び覚ましてくれました。
奥深いと言ってしまうと言い過ぎかもしれませんが、やはり慣れ親しんだ味が一番だと痛感をしています。
どこの国の料理も美味しいのですが、舌が踊るのは生まれ育った国の料理だということを再認識した気がしています。

ちなみにこちらが昨日に食した、中国では2度目の火鍋です。
前回の火鍋が中国に駐在をしていたことのある身内に「あれは本物じゃない」と言われたので、今回はそれっぽい店で食べてみました。
美味しいのですがとにかく辛く、大量の山椒が自分にはきつかったです。
そのせいか今日は朝から胃の調子が今ひとつで、サクロンにお世話になるぐらいに強烈なボディーブローを食らった気分です。

そんな中国出張も残り半月を切り、予定よりも3日早く帰国をすることになったために今週末が最後の週末です。
仕事の関係で予定をしていた北京観光、万里の長城がポシャってしまったのが残念ではあるのですが、まずまず公私ともに充実をした出張だったと思っています。
締めくくるにはまだちょっと早いのですが、今日の日本料理でちょっぴり里心がついたのでまとめてみました。
もう一回ぐらい何かイベントが無いかなと、しかしそれが仕事ではなくプライベートであることを願っています。

 

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2010年通信簿 69 ビル・マーフィー

2011-01-17 00:11:49 | 千葉ロッテ

69 ビル・マーフィー 投手 29歳 年俸4050万円

【2010年成績】 38試合 12勝6敗0S 防御率3.75 144回 127被安打 9被本塁打 84与四球 3与死球 125奪三振 被打率.244

誰それがいなかったら日本一はありえなかった、とは全員で勝ち取った栄冠だからこその言葉だと思いますが、マーフィーがその一人に含まれることは言うまでもありません。
川崎を生き返らせるための左の中継ぎとして期待をしていたところが早々に川崎はチームを去り、そして先発陣の不調や故障で巡ってきた先発のチャンスを見事にものにしての12勝ですから、まさに瓢箪から駒とはこういうことを言うのでしょう。
いろいろと課題があるマーフィーではありますが来季も貴重な先発左腕として頑張ってもらわなければなりませんので、その若さと伸びしろに期待をして応援をしたいと思います。

140キロ台の荒れ気味なストレートに緩いカーブ、このコンビネーションがマーフィーの生命線です。
これまでの実績や入団テストでのピッチングでコントロールの悪さが心配をされていましたが、数字的にはリーグ最多の84与四球ですから額面どおりではあったものの、打者の目を惑わす緩急の差がピッチングを際立たせました。
特にタイミングを外すカーブの制球が意外にもまとまっていたことが大きく、困ったときにはカーブでカウントを稼げたことがマーフィーを支えたと言ってもよいでしょう。
臆することなくストレートを胸元に投げ込んだことも打者にとっては恐怖感があったと思われ、やや腰が引けたところでの目線が動くカーブは効果的でした。
今季のカーブブームがマーフィーを引っ張り上げたのか、あるいはマーフィーがブームの先駆けとなったのかは鶏が先か卵が先かでハッキリとはしませんが、いずれにせよカーブが無ければこれほどの活躍ができたとは思えません。

だからこそ終盤戦での失速とあまり投げなくなったカーブとの因果関係が気になっていますし、来季のマーフィーが活躍できるかどうかのポイントだと見ています。
どうにもロッテの投手陣は伝家の宝刀を突然に使わなくなる傾向があり、荻野忠のカーブや小林宏のフォークが代表的です。
これは里崎の嗜好によるものかとも思っていたのですが、ことマーフィーについて言えば終盤戦の里崎は故障でリタイアをしていましたから理由にはならず、そうなるとベンチの方針かあるいは投げられなくなった原因が他にあると考えるのが妥当でしょう。
ストレートも130キロ台と威力が半減をしましたし、それもあってかボールを見られての四球が目立ち始め、さらには悪癖である立ち上がりの悪さも解消をせずに勝てる雰囲気が無くなってしまったマーフィーはポストシーズンでも立ち直ることができませんでした。
研究をされたからなのか、あるいは太ったようにも見える体型が影響をしているのか、それとも疲れが蓄積をしたことが理由なのか、その答えをマーフィー自身が見つけ出さなければ来季の活躍は覚束ないでしょう。
活躍をしたらしたで年俸高騰でのリリースを心配しなければならないのがロッテなだけにほどほどにとの思いが無いわけでもありませんが、日本一の象徴とも言えるマーフィーの失速はチームにとってはあらざるべきことです。
こうなったら恐妻家のマーフィーが気を抜けないように奥さまがシーズン中にチームに帯同をすることを許すべきではないかと、球団に提言をしたい気持ちでいっぱいです。
胴上げに喜び爆発ではしゃぎまくっていたマーフィーを来季も見たい、その思いで見守っていきたいと思います。


【オリオン村査定】 4050万円 → 6500万円(△60%)

 

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2010年通信簿 68 早坂圭介

2011-01-16 00:07:59 | 千葉ロッテ

68 早坂圭介 外野手 26歳 年俸1500万円

【2010年成績】 16試合 24打数 5得点 6安打 打率.250 0二塁打 0三塁打 0本塁打 3打点 3盗塁 2四死球 3三振 得点圏打率.222

昨季の103試合の出場でレギュラー獲得に手が届くところまできたと思われた早坂ですが、荻野貴の登場で一気に劣勢に立たされました。
その荻野貴の故障で出番が与えられたものの自らも左膝前十字靱帯、内側側副靱帯の損傷でシーズンを棒に振り、レギュラーどころか実戦復帰すら危ぶまれます。
2度の手術でどこまで治癒をしているのか、まずは春季キャンプで1軍メンバーに入れるかどうかで状況が分かると思います。

今季の出場は僅か16試合でしたので、どうにも評価のしようがありません。
打撃も守備も走塁も昨季に比べて印象に残るところはなく、逆に言えばだからこそ荻野貴に出し抜かれたのでしょう。
もちろん荻野貴の活躍ぶりが衝撃的に過ぎたところはあるのですが、それでもオープン戦の時点では早坂に一日の長があると見ていました。
しかし試合を重ねる毎に力を発揮した荻野貴に対して水平飛行が続いた早坂は、いつの間にか立ち位置が入れ替わってしまいました。
ですから開幕からベンチを温める日が続いた早坂には諦めに似たものがあったかもしれず、だからこそチャンスに力が入りすぎての故障だったようにも思えます。

元来は内野手の早坂ですから故障が無ければポスト西岡の一番手として自他共に認める存在になれたかもしれませんが、荻野貴と同様に外野手として復帰をすることが第一です。
足を武器にする選手だけに致命的な故障箇所ですので、慎重な上にも慎重な復帰計画を立ててもらわなければなりません。
今後にどういったキャリアパスを描くは復帰が成った後に考えるべきで、とにかく焦らずに調整をしていってもらいたいです。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 1500万円 → 1350万円 (▼10%)

 

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2010年通信簿 67 的場直樹

2011-01-15 23:20:13 | 千葉ロッテ

67 的場直樹 捕手 33歳 年俸750万円

【2010年成績】 74試合 188打数 14得点 30安打 打率.160 5二塁打 1三塁打 1本塁打 19打点 0盗塁 13四死球 61三振 得点圏打率.135

第三の捕手は万が一の場合に備える必要があるため、基本的にはほとんど出場の機会はありません。
ですから経験を積む必要がある若手ではなくある程度の実績があるベテランが適しており、その点で的場はぴったりな存在だと思っていました。
しかし的場は第三の捕手どころか里崎の故障を埋めてキャリアハイの74試合もの出場となり、橋本将の移籍が気にならないぐらいの存在感を示しました。
伸び悩んだ若手に不甲斐ないところがあったものの戦力外通告から這い上がろうともがいた的場の頑張りが上回ったということでしょうし、その執念を素直に評価したいと思います。

的場がヒットを打ったときのベンチの盛り上がり、これを見るだけで的場の立ち位置がよく分かります。
愛すべきキャラクターとして外様とは思えないチームへの馴染みぶりで、サヨナラなどのときに一番目立っているのが的場だと言ってよいでしょう。
ヒーローとなった井口にシェービングクリームを塗りつけるなどダイエー閥をバックにしているところもありますが、そのキャラクターの濃さは特筆すべきものがあります。
日本一が決まった瞬間に「お前はどこにいたんだ」と思えるぐらいに、守っていた野手よりも早く伊藤に抱きついたのが的場でした。
諸積が引退をしてから空席だったムードメーカーにようやく後継者が誕生をしたと、そう確信ができた一シーンです。

もちろん捕手としての実力でもチームの力となった的場です。
里崎の強気一辺倒とは対極にあるような、投手のよいところを引き出そうとするリードは投手陣にメリハリをもたらしました。
やや単調になりがちなところはあったものの、懸命にリードをしている姿には好感が持てます。
盗塁阻止率が.125とフリーパスだったのが課題ではありますが、今季に限って言えば里崎も.172と似たようなものでしたので大きなマイナスにはならず、それよりも投手とともに歩んでいこうとする姿勢のほうにこそ目が行きます。
もしかすると里崎にとっては橋本将よりも的場の方が脅威だったかもしれず、来季の両人の競い合いに興味が尽きません。

打撃については打てるに越したことはありませんが捕手にとってはおまけでしかないと考えていますので、身長にも満たない打率でもさして気にはなりません。
むしろ30安打で19打点という効率の良さを評価しており、だからこそ印象深いのでしょう。
バントぐらいはしっかりと決めてくれ、とは思いますが、打率についてはその鈍足と同様に無理な要求をしても仕方がないので諦めています。
それよりも捕手の命であるリードに磨きをかけて、来季も里崎を脅かす存在として、若手にとって越えなければならない壁として頑張ってもらいたいです。


【オリオン村査定】 750万円 → 1500万円 (△100%)  

 

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2010年通信簿 66 岡田幸文

2011-01-15 00:51:18 | 千葉ロッテ

66 岡田幸文 外野手 26歳 年俸440万円

【2010年成績】 72試合 142打数 19得点 25安打 打率.176 2二塁打 0三塁打 0本塁打 8打点 15盗塁 9四死球 15三振 得点圏打率.182

日本一を決めるタイムリーを放ち一躍有名になった岡田は、育成枠選手だった頃からのひたむきな姿勢を引き続き見せてくれています。
それこそがファンの支持を受けている最大の理由であり、自然と応援をしたくなる選手の一人となっています。
このままシンデレラストーリーとなるほどプロの世界は甘くはないでしょうが、小粒でもピリリと辛い山椒のような存在になってくれればと思います。

目立った活躍も多い岡田ではありますが、しかし技術レベルとしてはまだまだ発展途上です。
それなりの打席数を重ねながらも打率は身長にも足りていませんし、球威に力負けをしたポップフライも目に付きます。
自慢の走塁でも15盗塁ながらも西岡を激怒させた打球判断のミスなど、まだまだ勉強をしなければならないことも少なくはありません。
それでも自分の立ち位置を理解していることで成長が期待できますし、バットも高橋モデルに変えて強く叩きつけるバッティングを志向するなど課題克服への努力を怠っていませんので、ファンとしても温かく見守ることができます。
こういった選手にこそ光が当たって欲しいですし、何か勘違いをしている年数ばかりを食った自称ベテラン選手に岡田の爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいです。

岡田の持ち味は何と言ってもチームで一二を争う俊足と、それを活かした広い守備範囲です。
何でもないゴロがヒットになってしまう脚力は守るほうからすれば脅威でしょうし、昨年にイースタンで見た内野安打は衝撃的ですらありました。
足の速い選手にありがちな走りながら打つことによる当てるだけのバッティングが気がかりではありますし、その当てることを優先しすぎていることが意外にも少ない三振数に繋がっている感がありますが、それも本人は自覚をしているようですから徐々に改善をしていくことでしょう。
やや猪突猛進が否めない守備にしても今はそれでよいと思いますし、その攻めの守備で助けられたことも一度や二度ではありません。
小さな失敗を責めるのではなく、持ち味を大きく伸ばす指導をベンチにはお願いをしたいものです。

近頃話題になっている言葉を借りれば、岡田は「持っている」選手だと言えます。
育成枠出身ながらもあざといぐらいの目立とう精神で早々に支配下選手登録を勝ち取り、そして守走を重視する西村野球の風にも乗りました。
その西村野球を確固たるものにした荻野貴の台頭、そして荻野貴と早坂の相次ぐ故障が無ければ岡田に日が当たることは無かったと思います。
さらには日本シリーズの初戦初打席での大松の故障によるスタメン奪取と、きっかけは喜べないものの岡田にとっては不思議なぐらいに出番が転がってきています。
人はこれを運と言うのでしょうが、しかし運も実力のうちです。
普段からのひたむきさを天はしっかりと見ていたと、そう思って今後もその野球に対する真摯で貪欲な姿勢を失わずに頑張ってもらいたいです。
岡田にとっての来季は決してバラ色ではありませんが、昨年のこの時期に今季の活躍を予想ができた人などはいなかったであろうことを考えれば気にする必要はありません。
諦めずにやっていけばきっと道は開けると信じて、「持っている」を一時のブームにせずに確実に自分のものとする2011年となることを願っています。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 440万円 → 1000万円 (△127%)

 

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2010年通信簿 65 南竜介

2011-01-14 00:49:07 | 千葉ロッテ

65 南竜介 外野手 29歳 年俸1150万円

【2010年成績】 57試合 83打数 16得点 17安打 打率.205 2二塁打 0三塁打 1本塁打 4打点 3盗塁 11四死球 23三振 得点圏打率.263

昨季の飛躍を今季に繋げたかった南ですが、自己最多の出場は成ったものの期待をしていたほどの存在感を示すことはできませんでした。
荻野貴の出現と自らの故障が理由ではあるのですが、自慢の強肩だけではなくバットでも力を発揮しつつあっただけにもったいないとしか言いようがありません。
西村監督の好みからすれば体調万全であれば来季も出番は増えるでしょうから、長すぎた春から一気に夏全開といきたいところです。

それにしても痛すぎる故障でした。
春先に荻野貴に出し抜かれたのは仕方がないとしても、その荻野貴、そして早坂の故障あたりでスポットライトを浴びてもよかったはずなのですが、おそらくは守備で強烈なライナーを捕球した際に痛めたのであろう左手首の治癒に時間がかかり過ぎました。
1軍はおろか2軍でも実戦に復帰をしたのはシーズンも最終盤で、南が健在であれば竹原の愛人枠にイラつくこともなかったでしょうし、清田の台頭も許さなかったかもしれません。
ヒットは打てなかったものの日本シリーズで打席に入れたのが南にとっては不幸中の幸いであるとともに、来季に向けての心の支えでもあると思います。

ただ結果的に清田だけではなく岡田までもが脚光を浴びたポストシーズンになってしまっただけに、南にとっての来季が厳しくなることは容易に想像ができます。
よほどの事がない限りは竹原に遅れを取ることはないでしょうが、清田らに比べてスタートラインが遠いことは間違いありません。
何かあったときのトランキライザー的なポジションに終始をするかもしれず、欲求不満の溜まるシーズンになることを覚悟した方がよいでしょう。
しかしその安定感のある守備力と開花をしつつある打撃を磨いていけば出番はきっとありますので、自分はチームにとって必要な選手であると信じて頑張ってもらいたいです。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 1150万円 → 1300万円 (△13%)

 

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やめてくれ

2011-01-14 00:19:24 | 千葉ロッテ

荻野貴の内野転向については1ヶ月ほど前に「やめておけ」と書いたのですが、誰にでもチャンスがあると言っていた西村監督ですから念頭に荻野貴の名前があってもおかしくないとは思っていたものの、まさか自ら打診をしていたとは思いもよりませんでした。
将来的な可能性までを否定するつもりはありませんが、しかし来季に荻野貴をショートで起用をするのはもちろんのこと、練習をさせることすら賛成できません。
結果的に上手くはまったとしてもそれは文字通り結果論に過ぎず、いろいろな意味でリスクがありすぎる今回の報道です。

西岡の穴埋める…荻野貴 内野グラブで練習 (1/13 スポーツニッポン)

ロッテの荻野貴が13日、千葉市内のグラウンドで練習を公開した。
昨年5月に手術を受けた右ひざは一進一退を繰り返し、七十パーセントほどの状態まで回復したという。
「全力でいけるようにしたい」とキャンプインに向け話した。
昨年末、外野から遊撃への転向を西村監督に打診された。
この日は内野手用のグラブでノックを受け、一緒に練習した今江から送球に関して助言を受けた。
大学時以来となるショートに「内野をやる可能性もあるので練習している。思い出し、新たに吸収する部分もある」と意気込んだ。

荻野貴はポスト西岡を目指すよりも、まずは故障を完治させることが最優先です。
昨年5月に手術をしてから8ヶ月も経つのに状態が自己申告の70%ですから、これでは開幕に間に合うかどうかも怪しいと言わざるを得ません。
こちらも以前に書いたとおりむしろ再手術を検討した方がよいとすら思えますし、故障箇所である膝に負担のかかるショートの練習などはもってのほかです。
治癒がさらに遅れた挙句にシーズンに入ってから再手術で復帰は2012年、などということを心配するのは心臓に悪いので勘弁をしてもらいたいです。

目を見張るような活躍を見せてくれたとは言っても荻野貴の実勤は2ヶ月ほどで、清田も似たようなものです。
日本シリーズで目立った岡田にしてもレギュラーシーズンでは161打席で打率は身長にも足りていませんし、伊志嶺に至っては期待先行でプロでは全くの未知数です。
サブローの衰えも止まらないでしょうし、完治を口にしている大松の肉離れも再発をしやすい箇所だけに楽観視はできません。
全員が全員、それこそベストパフォーマンスを出してくれれば余ってしまう選手がもったいなくもなりますので、そこに向けてベンチが前もって準備をしておくことは必要です。
しかしそんなことは夢物語に近い話ですし、今の荻野貴に少しでも無理をさせるようなことにはやめて欲しいというのが私の考えです。

荻野貴にはチームの中心選手として長く活躍をしてもらわなければ困りますので、米粒ほどのリスクも負って欲しくはありません。
過保護に過ぎるところはありますし、賛否両論があるとも思いますが、しかしこれが正直な思いです。
また荻野貴をショートで起用をすれば使い倒すことになると思われますので、この報道でレギュラー獲得に向けて燃えている細谷らの気勢が殺がれることも心配です。
狸を狩るのはファンだけにして欲しい、ベンチには石橋を叩き割るぐらいのつもりでいて欲しいと、そう願いつつ今後を見守りたいと思います。

 

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