投手陣は佐々木朗フィーバーが全て、と言ってもいいぐらいの一点集中でした。
キャッチボールをしただけで大騒ぎとなり、いつブルペンに入るのかがずっと話題になっていて本人も落ち着かなかったのではないかと、そういう意味では気の毒でもあります。
そして最終日のブルペン入りは8時過ぎからファンが列を成して、一緒に投げる二木などは取材をするマスコミを気遣い自らも見学の一人となったぐらいです。
育成を一任されたのであろう吉井コーチが他の投手に目配りをする余裕が無かったのではと懸念するぐらいに、佐々木朗の一挙手一投足に注目の集まる石垣島でした。
その余波は佐々木朗に事故があってはと心配をした井口監督の発案だったようですが室内練習場から見てブルペンの手前の通路が封鎖をされて、これまでであればファンが通過できたところがぐるっと大回りをしなければならなくなったために例年に比べてブルペン見学が疎かになったのは自分の都合ですが、今年限りであってもらいたいものです。
その中で注目をしていたのは故障上がりの投手の動向で、内は第三クールは3日連続でブルペンに入り、土肥、渡邉、原、森、大嶺もキャッチボールではありましたが怖々といった素振りではなかったので一安心、一方で見逃しただけかもしれませんが有吉、ハーマンが投げていなかったのが気掛かりではありました。
石川、美馬、西野、二木、種市、岩下、小島ら先発ローテーションを担う面々は音の響くブルペンに騙されたところはあったにせよ調整は順調に見えて、例によって不満げな表情が常なる石川を除けば顔つきも明るかったのでいけると思っていたのですが、練習試合からオープン戦での結果を見ればなかなかに厳しい、そして難しい調子の見極めです。
育成枠の外国人選手は顔と名前を一致させるのに時間がかかりましたが、フローレスとサントスは投手よりは野手の風貌にも思えたのは置いておくとして、皆フレンドリーでした。
そういう意味ではこれまで難攻不落の一人だった益田が選手会長に就任をしたことで意識をしてのものと思われる声出し、あるいはファンサービスをやっていたのも印象深く、柄にもなくやる気を見せた石川がWBCイヤーに失速をしたのと似たようなことにならなければいいがと心配になるここまでですから皮肉ではあります。
【2020年2月 沖縄の旅】
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