オリオン村(跡地)

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16球団構想

2020-04-13 02:04:46 | 千葉ロッテ

開幕できずに話題に事欠いているのも理由でしょうが、ここ数日に16球団構想の話題が目立ってきました。
年明けぐらいでしたかソフトバンクの王球団会長の発言がその初めだったような、フランチャイズが一部の地域に固まっていることもあり全国に展開することで球界を盛り上げる趣旨には賛同しますし面白くもありますが、ただ現実的かと問われれば経営面では100万人を抱える新潟市がやっとという気がします。
もちろん30万人強の所沢市のようなところでも成立はしていますがこれは西武鉄道による足を確保して広範囲に広げているからこそでしょう、あまり参考にはなりません。
地上波放送がほぼ無くなったことでかつてほどにリーグ間、あるいはチーム間の格差は縮小したにしても、ロッテの黒字もようやくここ二年のことですからイチから球団を作って軌道に乗せるには相応の親会社のバックアップが必須で、今の日本経済でそれだけの体力がありかつ意欲のある企業を探し出すのは困難に思えます。
そもそもの4球団プラスという考えも両リーグのチーム数を同じにしてかつ偶数にすることから導き出された結果でしかなく、現状に即した下からの積み上げではないでしょう。
楽天が新規参入したときですら圧倒的な戦力差が発生したわけで、それが一気に4球団となれば分配ドラフトをやったとしても3球団で1つを支えることになりますから一気にレベルが下がってむしろ逆効果にもなりそう、それであれば相手の意向もありますが独立リーグを飲み込んで3A、2Aのような体制にした方がまだよいように考えます。
BCリーグが今季に参加予定の神奈川を含めて12球団、四国ILが4球団、これに沖縄を加えれば17球団ですからあと7都市は現状の二軍の本拠地になっているところと社会人チームを交えての立ち上げなどでトップリーグと併せて都合36球団、二軍と三軍のレベルアップのような形になります。
本拠地が関東、北陸、四国に固まっていますのでトップリーグとの紐付けが難しくはありますが、裾野を広げることについては16球団構想よりは効果があるでしょう。
ただそうなれば既存球団が下部リーグに資本を投下しなければならなくなりますから拒否反応は出てきそうで、それよりも開幕延期による影響にどう対処していくかで頭いっぱいでそれこそ経営が揺らぐところも出てきそう、来夏にオリンピックがあるとすればその日程調整などの難題も抱えていますので当面はネタ的な話題で終わりそうです。


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コメント (7)