オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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チキンな佐々木のデビュー戦は雨天順延

2017-02-19 00:34:20 | 千葉ロッテ

ここまで天候に恵まれていた石垣島キャンプも、今日はウォーミングアップ途中からスコールのような雨に降られて屋外での練習が初めて中止になってしまいました。
この雨に「一息入れるにはいいタイミング」と伊東監督の判断で練習自体が短縮となったようで、見学に訪れたファンにはダブルパンチです。
ゴールデンルーキー佐々木の実戦デビューが予定をされていた紅白戦も明日に順延、登板予定の投手は全てスライドとのこと、よって佐々木のデビューも明日となります。

「結構チキン」なロッテドラ1佐々木を支える同い年の“先輩”「2人で初勝利を」 (2/18 full-Count)

ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(22)の実戦デビューが降雨で1日延びた。
関谷に続く白組の2番手で投げる予定だったが、そのまま19日にスライドした。
この日はストレートにフォークなど変化球を交え、39球の投球練習後、けん制、クイックなど実戦想定で調整した。
身体の張りもかなり取れた様子。
「ボチボチです」と言葉少なだが、結果が問われる実戦形式の段階にきて、緊張感も漂わせた。
そんな右腕を、支える男がいる。
同じ1994年生まれで、順調に行けば1年目からバッテリーを組む田村は、宿舎の食事会場から大浴場まで1時間半も佐々木と話し込むという。
「プロとしては先輩なので、いろいろアドバイスしてる。石川さんほどじゃないけど、(佐々木も)結構チキンで、自分に自信がないのか、マイナス発言が多い。『大丈夫だよ』と言っても『お前の大丈夫は当てにならない』と言われた」と田村は笑ったが、しっかり結果が出るまで不安になるのは当然。
「(同い年の)2人のバッテリーでプロ初勝利を挙げられればいい」と女房役の存在は頼もしい。
「多少力みは入るだろうが、その中で自分の投球がどこまでできるか。(ドラフト2位の)酒居がいい球を投げた情報は入っているだろうから、いいものを出してくれると思う」と伊東監督も期待している。

その佐々木と同い年なのが高卒5年目の田村、昨年にベストナインを受賞したリーグを代表する捕手ですが、年齢がものを言う野球界ですのでなかなかに面白いです。
石川さんほどじゃないけど、と言われてしまう石川もどうかとは思いますが佐々木にチキンと言い放ち、お前の大丈夫は当てにならない、と返す佐々木にほのぼのとしてしまいます。
臆病すぎるのも困りますが投手は石橋を叩き割るぐらいの慎重さも必要で、一方で大胆に胸元を攻める酒居とは好対照でもあり、いいコンビになるかもしれません。
個人的にはどうにも腕の出方が気になって仕方がない佐々木ですが5球団の外れ入札があったのですから才能が評価されているのは間違いなく、同じくゴールデンルーキーだった藤岡がもう一つ伸び悩んでいますからロッテファンの期待は相当に高いはず、その佐々木が出足に躓いて内にこもってしまわないよう田村の役割は重大です。
ただ明日は佐々木は白組、田村は紅組、佐々木と組むのは吉田ですからちょっぴり不安、もしものときには相手から見たアドバイス、フォローを田村にはお願いします。
もし獲れれば史上最年少記録になるのではないかと思われる最優秀バッテリー賞、ルーキーは期待はしても計算はできないのですが、ここは思い切って狙っちゃいましょう。


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コメント (7)

刑事の墓場

2017-02-19 00:13:25 | 読書録

刑事の墓場

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脳男、とはまた違った刑事もの、作風も変わっています。
担当地域も矮小な警察署に異動してきた主人公はしかしそれが人事の間違いと自分に言い聞かせて、それはそこが「刑事の墓場」と揶揄されるところだからです。
何か不祥事を起こしたり使えなかったり、しかし表沙汰にするわけにもいかずの流刑扱い、自分がそんなはみ出し者であるはずがない、と信じての宿直室での仮住まい、それが夜間の小さな事件に遭遇し、そこから広がる殺人事件、署を巡る有力者たちの思惑も絡んでのスピーディーな展開から目が離せません。

あるいはシリーズ化をするつもりだったのかもしれません。
普段はやる気のない同僚たちがしかし事件が起きれば一変、異能とも言える技量に行動力が伴って、まるで別人のように捜査に邁進します。
しかし思わせぶりな身の上、どうしてこの墓場に流れ着いたのかを語ることなく終わってしまったのが消化不良で、だからこそ続編があるのかと思っていました。
刑事の、を冠とした作品はありますが舞台は全く別のようですし、中途半端にオチをつけてしまったのが拙かったのかもしれません。
単体とすれば謎解きもそこそこ、まずまず面白くはありましたが拾いきれなかった伏線がもどかしくもありますので、並、といったところかと思います。


2017年2月13日 読破 ★★★☆☆(3点)


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