電脳筆写『 心超臨界 』

人生は良いカードを手にすることではない
手持ちのカードで良いプレーをすることにあるのだ
ジョッシュ・ビリングス

不都合な真実 《 日本に横行するレッド・ヘリング――ケント・ギルバート 》

2024-08-24 | 04-歴史・文化・社会
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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日本にはプロパガンダ用語が沢山あります。まず「平和」でしょ。それから「人権」、「差別」、「立憲主義」とかね。最近は「ヘイト・スピーチ」と「レイシスト」も加わりました。こういうのはみんなプロパガンダ用語で、英語で言うと「レッド・ヘリング」です。「レッド・へリング」は直訳すると「ニシンの燻製」。英語では慣用句として使われますが、日本人に説明するために辞書を引いてみました。『小学館ランダムハウス英和大辞典』によれば「レッド・ヘリング」とは、「根本[当面]の問題から注意をそらすためのもの」「人を欺く[迷わせる]もの」だそうです。


◆日本に横行するレッド・へリング

『平和バカの壁』
( ケント・ギルバート&ロバート・D・エルドリッチ、産経新聞出版 (2018/9/14)、p177 )

【ケント】 日本は危機的な状況ですが、単に憲法改正に反対している人たちがアホだとかいう、そういうレベルの話じゃない。全然、次元が違うんです。

無知はまだいいんです。無関心もまだいい。そうではなく、日本は誤ったプロパガンダに洗脳されたままだから問題なのです。つまり、強い軍隊を持てば、日本は絶対に戦争に突き進む、日本が世界に戦争を起こすのだという、自分たちの国に対する不信感を持っています。「強い日本軍は必ず他国を侵略する」と思い込んでいます。

これは思いっきりWGIPの影響です。だから先ほど話したように、日本では「文民統制」がプロパガンダ用語になってしまっているというわけですよ。

【ロバート】 日本にはプロパガンダ用語が沢山あります。

【ケント】 まず「平和」でしょ。それから「人権」、「差別」、「立憲主義」とかね。最近は「ヘイト・スピーチ」と「レイシスト」も加わりました。

こういうのはみんなプロパガンダ用語で、英語で言うと「レッド・ヘリング」です。「レッド・へリング」は直訳すると「ニシンの燻製」。

英語では慣用句として使われますが、日本人に説明するために辞書を引いてみました。『小学館ランダムハウス英和大辞典』によれば「レッド・ヘリング」とは、「根本[当面]の問題から注意をそらすためのもの」「人を欺く[迷わせる]もの」だそうです。

「デジタル大辞泉」によれば、「推理小説などの手法の一つ。読者の注意を真犯人からそらすため、わざと提示される偽の手がかり。燻製ニシンの臭いで猟犬の注意がそらされることに由来する」だそうです。

つまり、レッド・へリングとは、日本で言えば朝日新聞の見出しみたいなものですね。バレバレの論点ずらしの世論誘導を目論んでいる。

いま日本にはレッド・ヘリングがすごく多いんだけど、国語の授業でディベートをやらないから、論理的思考の教育が足りない日本人はそれにすぐ踊らされる。

中でも最も悪質なプロパガンダ用語が「平和」です。なぜこれがプロパガンダ用語かと言うと、日本人が言う「平和主義」は、実は「不戦主義」のことだからなんです。

例えば、日本の一部の人たちは、日本国憲法を「平和憲法」と言ったりしますね。

【ロバート】 憲法9条があるから日本は平和だと言います(笑)。

【ケント】 しかし、まず「平和」の明確な定義がない。言った人の主観だけで決まる。言ったもの勝ちという感じなのに、「平和主義」だと言う。

でも、「平和主義」と彼らが言っているのは、本当は「不戦主義」なんです。「日本を平和な国にしましょう」ということなのだったら私も賛成ですよ。でも、彼らが言っているのはそうではなくて「国が戦争をしないことが日本の平和だ」ということ。

【ロバート】 まさに「レッド・へリング」。

【ケント】 そう、「レッド・ヘリング」なんです。

「不戦主義」を英語で言うと「パシフィズム(pacifism)」ですよね。パシフィズムを日本語に訳したときに、「平和主義」にしてしまった。つまり、平和=絶対に戦わないことだと勘違いしたんです。

何が起きても戦争に参加しないことが、何か高い理想であるかのように考える人がいます。もちろん宗教家であれば不戦主義者はいます。キリスト教の中にも、先ほども触れましたがクエーカーやセブンスデー・アドベンチストという宗派もあります。しかし現実問題として、これは非常に国家を危ない状態に追い込む思想なのです。

【ロバート】 「不戦」と言えば侵略されないかというと、そうではない。

【ケント】 そう。だから日本は甘いわけ。不戦主義者の正体は、無責任な楽園主義者なんです。平和、平和とお花畑をスキップしながら童謡を歌っているみたいな人たちは、すでに日本がどんなに危ない状況かということがわかっていないんですね。

【ロバート】 それは鳩山由紀夫元総理の話ですか?(笑)

【ケント】 彼も含めてね。安保法制を「戦争法」と呼んだ無責任野党はみんなそうです。

【ロバート】 自民党にもお花畑をスキップしている人はいますけれどもね。

【ケント】 憲法改正を支持する決意がまだできない議員がそうですね。

先日、元首相である福田康夫氏が南京大虐殺記念館に赴いて「過去の事実を正確に理解しなければならない。もっと多くの日本人が記念館を参観すべきだ」と言いました。南京大虐殺記念館は日本軍の南京占領によって30万人が犠牲になったという壮大な誇張を宣伝している場所です。

福田康夫氏は、かつて靖国神社に参拝するかを聞かれて「お友達の嫌がることをあなたはしますか。国と国の関係も同じ。相手の嫌がることを、あえてする必要はない」と言った人。信じられない発言だけど、日本ではこんな幼稚な言説がまかり通るから不思議です。

しかも福田氏は、日本人の嫌がることを自分がやっている自覚がないんだね。
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