電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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「この農業」、つまり米作ですね。「この農業が西日本でテストされ、多数の人口を養ううえであまりにもすばらしものであったために、日本人は歴史的にコメに甘え、この農業を中心とした社会と宗教とモラルをつくり、それを水田耕作には不適地の東北にまで及ぼした」。この「甘える」というのは司馬さんならではのフレーズです。
◆日本人はコメに甘えすぎている
「週刊『街道をゆく』創刊記念 基調講演」
「『日本とは何か』極め尽くした」井上ひさしさん講演
( 2005.02.12 朝日新聞(朝刊))
『街道をゆく』は、本にしますと全43巻、司馬さんのすべてが込められている「日本論」「日本学」の大著です。
私はこの『街道をゆく』が「週刊朝日」に連載中、大変な恐怖にかられて読んでおりました。なぜかといいますと、私は東北の農村の出身で、「コメが大事だ」とくりかえし言っていたのですが、司馬さんのお書きになっていることからは「そのコメに日本人は甘えすぎている」という見方がちらちら現れてくるのですね。
司馬さんのお書きになった文章を、ちょっと読ませていただきます。
「この農業」、つまり米作ですね。「この農業が西日本でテストされ、多数の人口を養ううえであまりにもすばらしものであったために、日本人は歴史的にコメに甘え、この農業を中心とした社会と宗教とモラルをつくり、それを水田耕作には不適地の東北にまで及ぼした」。この「甘える」というのは司馬さんならではのフレーズです。
「工業が興れば工業に殺到して工業に甘えるというふうの、国土経営に冷厳な感覚と能力をもたない民族的性格ができあがったのは、この民族2千年にわたって養ってきてくれた弥生式水田農法があまりにもすばらしすぎたことによるといえるかもしれない」。これは、とても面白い文章ですよね。けなしながら褒める(笑)。
司馬さんは、この国の基本になっている決まり事をうんと大事にして、そこから発想していく思想家でした。この決まりを決めている日本人、この決まりで運営されている日本とは一体どういうものなのか。それをとりわけこの『街道をゆく』で極め尽くされたのだと思います。
さまざまな方向から光を当てながら、決してすぐ結論を出さない。さんざん考えた末に、すっと大きなところをつかんでいくという、見事な軽業のような司馬さんの技を、『街道をゆく』では、十分に味わっていただきたいと思います。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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「この農業」、つまり米作ですね。「この農業が西日本でテストされ、多数の人口を養ううえであまりにもすばらしものであったために、日本人は歴史的にコメに甘え、この農業を中心とした社会と宗教とモラルをつくり、それを水田耕作には不適地の東北にまで及ぼした」。この「甘える」というのは司馬さんならではのフレーズです。
◆日本人はコメに甘えすぎている
「週刊『街道をゆく』創刊記念 基調講演」
「『日本とは何か』極め尽くした」井上ひさしさん講演
( 2005.02.12 朝日新聞(朝刊))
『街道をゆく』は、本にしますと全43巻、司馬さんのすべてが込められている「日本論」「日本学」の大著です。
私はこの『街道をゆく』が「週刊朝日」に連載中、大変な恐怖にかられて読んでおりました。なぜかといいますと、私は東北の農村の出身で、「コメが大事だ」とくりかえし言っていたのですが、司馬さんのお書きになっていることからは「そのコメに日本人は甘えすぎている」という見方がちらちら現れてくるのですね。
司馬さんのお書きになった文章を、ちょっと読ませていただきます。
「この農業」、つまり米作ですね。「この農業が西日本でテストされ、多数の人口を養ううえであまりにもすばらしものであったために、日本人は歴史的にコメに甘え、この農業を中心とした社会と宗教とモラルをつくり、それを水田耕作には不適地の東北にまで及ぼした」。この「甘える」というのは司馬さんならではのフレーズです。
「工業が興れば工業に殺到して工業に甘えるというふうの、国土経営に冷厳な感覚と能力をもたない民族的性格ができあがったのは、この民族2千年にわたって養ってきてくれた弥生式水田農法があまりにもすばらしすぎたことによるといえるかもしれない」。これは、とても面白い文章ですよね。けなしながら褒める(笑)。
司馬さんは、この国の基本になっている決まり事をうんと大事にして、そこから発想していく思想家でした。この決まりを決めている日本人、この決まりで運営されている日本とは一体どういうものなのか。それをとりわけこの『街道をゆく』で極め尽くされたのだと思います。
さまざまな方向から光を当てながら、決してすぐ結論を出さない。さんざん考えた末に、すっと大きなところをつかんでいくという、見事な軽業のような司馬さんの技を、『街道をゆく』では、十分に味わっていただきたいと思います。