電脳筆写『心超臨界』へようこそ！
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう！
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️：https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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アメリカは１９２０年代の初めから、日本政府の通信盗聴を続けてきた。ルーズベルト政権の軍部指導者たちは、これを「見事な配備」と呼んだ。この言葉を考えたのはスターク提督であった。１９４１年、無線傍受局は太平洋を囲むようにして、２５カ所に設置されていた。この中には日本の軍事暗号と外交暗号を解読した４カ所の暗号傍受解読局が含まれていた。
◆見事な配備
『真珠湾の真実』
（ ロバート・Ｂ・スティネット、文藝春秋(2001/6/26)、p120 ）
アメリカは１９２０年代の初めから、日本政府の通信盗聴を続けてきた。ルーズベルト政権の軍部指導者たちは、これを「見事な配備」と呼んだ。この言葉を考えたのはスターク提督であった。１９４１年、無線傍受局は太平洋を囲むようにして、２５カ所に設置されていた。この中には日本の軍事暗号と外交暗号を解読した４カ所の暗号傍受解読局が含まれていた。オアフ島にあるホーマー・キスナーのＨ局、ジョセフ・ロシュフォートのＨＹＰＯ、さらにコレヒドールのＣＡＳＴ、シアトル近くのＳＡＩＬもそうだった。無線傍受局の配置にはきわめて大規模な分野での並外れた努力と成功を必要としたが、これによってアメリカは日本政府の動向を多年にわたり常に把握していることができた。
ジョセフ・ロシュフォートと、彼が指揮するＨＹＰＯ局とは、真珠湾の悲劇と第二次世界大戦で、凄まじい暗号解読劇の主役を演ずることになる。第一次世界大戦中の１９１７年、当時１７歳のロシュフォートは、まだロサンゼルズの高校生でありながら、海軍に入隊した。１９１８年４月、彼は勤務につくため、サンペドロへ送られた。本人は海軍飛行兵になることを望んでいたが、海軍は別な計画を持っていて、ロシュフォートをニューヨークの機関学校に送った。１９１９年に首席で卒業した彼は、米タンカー、クヤマの機関長となって平穏な５年間を過ごした。同僚がオークション・ブリッジやクロスワード・パズルの得意なロシュフォートに着目して、ワシントンの暗号解析クラスに入ることをすすめた。彼はそこで自分の天職を発見した。彼は暗号作業に秀いで、大尉に昇進し、ローレンス・サフォード少佐の補佐役を命ぜられた。サフォードは当時、海軍通信諜報課を立ち上げるのに携わっていた。１９２４年末、サフォードが海上勤務を命ぜられたので、ロシュフォートがこの小さな部隊の担当将校となった。この部隊がやがて無線監視傍受局ＵＳとなるのである。
ロシュフォートと同様に、フィリピン駐在の米軍司令官ダグラス、マッカーサー将軍とトーマス・ハート海軍大将はこの「見事な配備」に加えられていたが、ハワイ方面の米軍司令官、ウォルター・ショート陸軍中将とハズバンド・キンメル海軍大将とは、仲間外れにされていた。ルーズベルト大統領、チャーチル英首相、ロンドンに亡命中のオランダ政府は、この情報網をすべて利用した。この情報ネットワークは北米の西海岸から中国東海岸へ、またアラスカのダッチハーバーから蘭領東インドのジャワ島にあるバタビアまで延びていた。それら無線傍受局のうち１６局はアメリカ、４局はイギリス海軍、そして１局はオランダ陸軍の手で、それぞれ運営されていた。
アメリカが所有していた監視局のうち、１２は海軍、４は陸軍によって運営され、指揮権は各局に委任されていた。米海軍は暗号解読作業を、ワシントンの１８番街とコンスティテューション通りの交差点にある海軍本部内の無線監視傍受局ＵＳから統制した。陸軍は２０番街とコンスティテューション通りとの交差点にあった通常“軍需ビル”と呼ばれる建物に置かれていた陸軍本部通信情報部から統制した。米海軍の日本監視プログラムは史上最大規模のものでＳＡＩＬ、ＣＡＳＴ、ＨＹＰＯの各局がそれぞれの地域の無線傍受統制中枢としての役目を果たした。傍受した電報の解読と翻訳とは４局、すなわち太平洋地域ではＣＡＳＴとＨＹＰＯ、ワシントンではＵＳと陸軍通信情報部（ＳＩＳ）で行われた。ＳＡＩＬは傍受のみを行い、傍受した電報はテレタイプでＵＳ局に送られ、そこで処理された。
太平洋にあるイギリスの４つの監視局〔wireless telegraphの頭文字を取ってＷＴ局と呼ばれた〕は、シンガポールの海軍工廠にある暗号解析センターの極東合同局（FAR EAST COMBINED BUREAU）で統制された。その監視局は香港のストーンカッターズ島にあった。イギリスの残りの傍受施設である、２カ所の無線方位測定局は、カナダのバンクーバー島のエスキモルトとユクリュエレに置かれていた。蘭領東インドのバンドン陸軍基地にはオランダの無線監視・暗号解読局「カーメル１４」がおかれていた。以上が「見事な配備」の全貌である。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう！
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️：https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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アメリカは１９２０年代の初めから、日本政府の通信盗聴を続けてきた。ルーズベルト政権の軍部指導者たちは、これを「見事な配備」と呼んだ。この言葉を考えたのはスターク提督であった。１９４１年、無線傍受局は太平洋を囲むようにして、２５カ所に設置されていた。この中には日本の軍事暗号と外交暗号を解読した４カ所の暗号傍受解読局が含まれていた。
◆見事な配備
『真珠湾の真実』
（ ロバート・Ｂ・スティネット、文藝春秋(2001/6/26)、p120 ）
アメリカは１９２０年代の初めから、日本政府の通信盗聴を続けてきた。ルーズベルト政権の軍部指導者たちは、これを「見事な配備」と呼んだ。この言葉を考えたのはスターク提督であった。１９４１年、無線傍受局は太平洋を囲むようにして、２５カ所に設置されていた。この中には日本の軍事暗号と外交暗号を解読した４カ所の暗号傍受解読局が含まれていた。オアフ島にあるホーマー・キスナーのＨ局、ジョセフ・ロシュフォートのＨＹＰＯ、さらにコレヒドールのＣＡＳＴ、シアトル近くのＳＡＩＬもそうだった。無線傍受局の配置にはきわめて大規模な分野での並外れた努力と成功を必要としたが、これによってアメリカは日本政府の動向を多年にわたり常に把握していることができた。
ジョセフ・ロシュフォートと、彼が指揮するＨＹＰＯ局とは、真珠湾の悲劇と第二次世界大戦で、凄まじい暗号解読劇の主役を演ずることになる。第一次世界大戦中の１９１７年、当時１７歳のロシュフォートは、まだロサンゼルズの高校生でありながら、海軍に入隊した。１９１８年４月、彼は勤務につくため、サンペドロへ送られた。本人は海軍飛行兵になることを望んでいたが、海軍は別な計画を持っていて、ロシュフォートをニューヨークの機関学校に送った。１９１９年に首席で卒業した彼は、米タンカー、クヤマの機関長となって平穏な５年間を過ごした。同僚がオークション・ブリッジやクロスワード・パズルの得意なロシュフォートに着目して、ワシントンの暗号解析クラスに入ることをすすめた。彼はそこで自分の天職を発見した。彼は暗号作業に秀いで、大尉に昇進し、ローレンス・サフォード少佐の補佐役を命ぜられた。サフォードは当時、海軍通信諜報課を立ち上げるのに携わっていた。１９２４年末、サフォードが海上勤務を命ぜられたので、ロシュフォートがこの小さな部隊の担当将校となった。この部隊がやがて無線監視傍受局ＵＳとなるのである。
ロシュフォートと同様に、フィリピン駐在の米軍司令官ダグラス、マッカーサー将軍とトーマス・ハート海軍大将はこの「見事な配備」に加えられていたが、ハワイ方面の米軍司令官、ウォルター・ショート陸軍中将とハズバンド・キンメル海軍大将とは、仲間外れにされていた。ルーズベルト大統領、チャーチル英首相、ロンドンに亡命中のオランダ政府は、この情報網をすべて利用した。この情報ネットワークは北米の西海岸から中国東海岸へ、またアラスカのダッチハーバーから蘭領東インドのジャワ島にあるバタビアまで延びていた。それら無線傍受局のうち１６局はアメリカ、４局はイギリス海軍、そして１局はオランダ陸軍の手で、それぞれ運営されていた。
アメリカが所有していた監視局のうち、１２は海軍、４は陸軍によって運営され、指揮権は各局に委任されていた。米海軍は暗号解読作業を、ワシントンの１８番街とコンスティテューション通りの交差点にある海軍本部内の無線監視傍受局ＵＳから統制した。陸軍は２０番街とコンスティテューション通りとの交差点にあった通常“軍需ビル”と呼ばれる建物に置かれていた陸軍本部通信情報部から統制した。米海軍の日本監視プログラムは史上最大規模のものでＳＡＩＬ、ＣＡＳＴ、ＨＹＰＯの各局がそれぞれの地域の無線傍受統制中枢としての役目を果たした。傍受した電報の解読と翻訳とは４局、すなわち太平洋地域ではＣＡＳＴとＨＹＰＯ、ワシントンではＵＳと陸軍通信情報部（ＳＩＳ）で行われた。ＳＡＩＬは傍受のみを行い、傍受した電報はテレタイプでＵＳ局に送られ、そこで処理された。
太平洋にあるイギリスの４つの監視局〔wireless telegraphの頭文字を取ってＷＴ局と呼ばれた〕は、シンガポールの海軍工廠にある暗号解析センターの極東合同局（FAR EAST COMBINED BUREAU）で統制された。その監視局は香港のストーンカッターズ島にあった。イギリスの残りの傍受施設である、２カ所の無線方位測定局は、カナダのバンクーバー島のエスキモルトとユクリュエレに置かれていた。蘭領東インドのバンドン陸軍基地にはオランダの無線監視・暗号解読局「カーメル１４」がおかれていた。以上が「見事な配備」の全貌である。
