電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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勇気とやさしさは矛盾するものではない。それどころか勇気ある行動をとる人は、男であっても女に負けないほどのやさしさと繊細な神経をもち合わせているものだ。勇気ある人間は、同時にまた寛大な人間にもなり得る。いや、むしろ自然にそうなってしまう。
『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p233 )
第6章 人を動かす――自分の信念に命をかけられるか
3 “コケの一念”に生きる人の強さ、すばらしさ
◆真に勇敢な人間ほど「繊細な神経」を持ち合わせている
勇気とやさしさは矛盾するものではない。それどころか勇気ある行動をとる人は、男であっても女に負けないほどのやさしさと繊細な神経をもち合わせているものだ。勇気ある人間は、同時にまた寛大な人間にもなり得る。いや、むしろ自然にそうなってしまう。
ネーズビーの戦いの際、王党派の将軍フェアファックスは、敵の旗手から奪った軍旗を丁重に扱うようにと言って自分の部下に手渡した。旗を受け取った兵隊はつい誘惑に負けて、これは自分が奪ったのだと仲間に自慢してしまった。その話が将軍の耳に入ったが、「そのまま奴の手柄にしておいてやるがいい。私には他にもたくさん手柄があるのだから」と言ったという。
フランスに、ある職人の自己犠牲の精神に関する逸話がある。
パリ市内に建築中の高い建物があった。足場には職人と大量の建築材料が乗っている。ただでさえ頑丈でないから、足場はそのために音を立てて崩れ落ちてしまった。乗っていた職人は二人を残してみな、まっさかさまに墜落してしまった。
後に残ったのは若者と中年の職人だった。二人がかろうじてつかまっている狭い板は、その重みで今にも折れてしまいそうだった。年上の男が叫んだ。
「お願いだ、手を離してくれ。俺には妻や子供がいるんだ」
すると若者は、「わかった。そのとおりだ!」と言って手を離し、地面にたたきつけられて死んでしまったのである。一家の主(あるじ)はこうして無事に命をとりとめた。
勇敢な人間はやさしさだけでなく、寛容さも持っている。たとえ敵であっても、不利な立場にいる相手なら襲いかかることもしないし、防ぐ術(すべ)を知らない相手であればそれ以上攻撃することもしない。死にもの狂いの戦いの最中でも、こんな寛大さは珍しくない。
ウィッテンベルクを攻め落とした神聖ローマ皇帝カール5世について、次のような話がある。ルターの墓を訪れた皇帝が墓碑銘を読んでいると、同行したご機嫌とりの上手な部下が「棺のふたを開けて、“異端者”の遺骨を風で吹き飛ばしてやろうじゃありませんか」と提案した。これを聞いたカール5世は顔を真っ赤にして怒り、「余は死せる者を鞭打つ気はない。この墓を汚すなどとんでもないことだ」と言って部下をたしなめたという。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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勇気とやさしさは矛盾するものではない。それどころか勇気ある行動をとる人は、男であっても女に負けないほどのやさしさと繊細な神経をもち合わせているものだ。勇気ある人間は、同時にまた寛大な人間にもなり得る。いや、むしろ自然にそうなってしまう。
『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p233 )
第6章 人を動かす――自分の信念に命をかけられるか
3 “コケの一念”に生きる人の強さ、すばらしさ
◆真に勇敢な人間ほど「繊細な神経」を持ち合わせている
勇気とやさしさは矛盾するものではない。それどころか勇気ある行動をとる人は、男であっても女に負けないほどのやさしさと繊細な神経をもち合わせているものだ。勇気ある人間は、同時にまた寛大な人間にもなり得る。いや、むしろ自然にそうなってしまう。
ネーズビーの戦いの際、王党派の将軍フェアファックスは、敵の旗手から奪った軍旗を丁重に扱うようにと言って自分の部下に手渡した。旗を受け取った兵隊はつい誘惑に負けて、これは自分が奪ったのだと仲間に自慢してしまった。その話が将軍の耳に入ったが、「そのまま奴の手柄にしておいてやるがいい。私には他にもたくさん手柄があるのだから」と言ったという。
フランスに、ある職人の自己犠牲の精神に関する逸話がある。
パリ市内に建築中の高い建物があった。足場には職人と大量の建築材料が乗っている。ただでさえ頑丈でないから、足場はそのために音を立てて崩れ落ちてしまった。乗っていた職人は二人を残してみな、まっさかさまに墜落してしまった。
後に残ったのは若者と中年の職人だった。二人がかろうじてつかまっている狭い板は、その重みで今にも折れてしまいそうだった。年上の男が叫んだ。
「お願いだ、手を離してくれ。俺には妻や子供がいるんだ」
すると若者は、「わかった。そのとおりだ!」と言って手を離し、地面にたたきつけられて死んでしまったのである。一家の主(あるじ)はこうして無事に命をとりとめた。
勇敢な人間はやさしさだけでなく、寛容さも持っている。たとえ敵であっても、不利な立場にいる相手なら襲いかかることもしないし、防ぐ術(すべ)を知らない相手であればそれ以上攻撃することもしない。死にもの狂いの戦いの最中でも、こんな寛大さは珍しくない。
ウィッテンベルクを攻め落とした神聖ローマ皇帝カール5世について、次のような話がある。ルターの墓を訪れた皇帝が墓碑銘を読んでいると、同行したご機嫌とりの上手な部下が「棺のふたを開けて、“異端者”の遺骨を風で吹き飛ばしてやろうじゃありませんか」と提案した。これを聞いたカール5世は顔を真っ赤にして怒り、「余は死せる者を鞭打つ気はない。この墓を汚すなどとんでもないことだ」と言って部下をたしなめたという。