電脳筆写『 心超臨界 』

一般に外交では紛争は解決しない
戦争が終るのは平和のプロセスとしてではなく
一方が降伏するからである
D・パイプス

活眼 活学 《 真の智——安岡正篤 》

2024-09-21 | 03-自己・信念・努力
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
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そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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「悟らせる」「教える」の真義は、頭の中に記憶したり、紙の上に書きつけたものを伝達することではない。活きた人格と人格との接触・触発をいう。撃石火の如く、閃電光にひとしい。これを覿(てき)面提示と名づける。これあるを得て、初めて真の霊活な人物ができるのである。


『活眼 活学』
( 安岡正篤、PHP研究所 (1988/06)、p109 )
[2] 人生心得
3 知識と悟道

◆真の智

現代人は単に知性によって物を知ることしか知らぬ者が多い。そしてそういう知識の体系を重んじ、知識理論を誇る。しかしそういう知識理論は誰でも習得し利用することができる。その人間の人物や心境の如何(いかん)に拘らず、どんな理論でも自由に立てることができる。

平たく言えば、つまらぬ人間でも大層なことが言える。どこを押したらそんな音が出るかと思われるようなことも主張することができる。そいうものは真の智ということはできない。

真の智は物自体から発する光でなければならない。自我の深層から、潜在意識から発生する自覚でなければならない。これを「悟る」という。

従って「悟らせる」「教える」の真義は、頭の中に記憶したり、紙の上に書きつけたものを伝達することではない。活きた人格と人格との接触・触発をいう。撃石火の如く、閃電光にひとしい。これを覿(てき)面提示と名づける。これあるを得て、初めて真の霊活な人物ができるのである。つまり全生命を打ち込んで学問する、身体で学問すると、人間が学問・叡智そのものになってくる。

incarnateとか、embodyということが西洋哲学にもあるが、いわゆる知識人とか文化人にはそれがない。太宰春台が伊藤仁斎を評して、学問にて練りつめて、徳を成したる人と覚えるといっているが、そうならなければならない。それで初めて真の教育者ともなれるのである。
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