電脳筆写『 心超臨界 』

苦労に対する最大の報酬は
その引き換えに手に入れるものではない
苦労したことで形成される人物である
J・ラスキン

論語 《 君、召して擯せしむれば 》

2024-10-08 | 03-自己・信念・努力
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◆君、召して擯(ひん)せしむれば


『現代語訳 論語』
( 宮崎市定、岩波書店 (2000/5/16)、p153 )
郷党第十(236~253)

238 君召使擯。色勃如也。足躩如也。揖所与立。左右手。衣前後。襜如也。趨進。翼如也。賓退。必復命。曰。賓不顧矣。

(訓) 君、召して擯(ひん)せしむれば、色、勃如(ぼつじょ)たり。足、躩如(かくじょ)たり。与に立つ所に揖(ゆう)するには、手を左右にし、衣の前後は襜如(せんじょ)たり。趨(はし)り進むには翼如(よくじょ)たり。賓(ひん)、退けば必ず復命して曰く、賓、顧みずなり。

(新) 君主に命ぜられて賓客の接待をする時は、緊張した面持ちになり、きびきびした足取りで歩む。並んで立つ同僚に会釈するとき、手を左右に向けるたびに、衣服の前後がひらひらと動く。小走りに足を運ぶ時は、羽を拡げたように軽快だ。客が帰ったあと、必ず復命して、後を振りかえられなくなるまでお見送りしました、と言った。

賓不顧を、普通には、客が満足したので顧みずに去った、のだと解釈するが、これはおかしい。賓客は立去る時に見送りの主人側に対し、時々振りかえって挨拶するのが礼儀であり、また賓客が遠ざかって最後の挨拶をするまで見送るのが、主人側の礼儀なのである。この所はそれを言ったもので、レッグ訳、華英四書にはこの個所の本文を、

The visitor is not turning round any more.

と訳し、更にその説明として、

The way of China, it appears, were much the same anciently as now.
A guest turns round and bows repeatedly in leaving, and the host can
not return to his place till these salutations are ended.

と注釈を加えているのは甚だ適切である。
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