電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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若い卒業生たちを前にした講演を、アレグザンダー・フレミングはこう続けた。「用意の出来ていない人間は、たとえ運命が救いの手を差し出しても、目に入りません」。そして、次のように締めくくっている。「一所懸命に、たっぷり勉強しなさい。頭の中にやたらに先例を詰め込まないで、神々があなたに贈る幸運を、いつでもつかまえられるよう心掛けなさい」。
◆偶然は用意の出来ている人間しか助けない
『読むクスリ33』
( 上前淳一郎、文藝春秋 (2000/06)、p168 )
抗生物質のペニシリンを発見して、肺炎や敗血症など多くの細菌性疾患から人類を救うきっかけを作ったのは、イギリスの細菌学者アレグザンダー・フレミング(1881~1955)だった。
その人となりを描いたフランスの作家アンドレ・モーロワの『フレミングの生涯』は、ヨーロッパ、アメリカでベストセラーになった。
日本でも、新庄嘉章、平岡篤頼両氏による翻訳が感動を呼んだが、早いものでその出版から40年が過ぎた。
当時二十代の青年だった『読むクスリ』子は、その中の次のような一行を、今も鮮明に覚えている。
《偶然は用意の出来ている人間しか助けない》
アメリカ滞在中だったフレミングが、ハーバード大学の卒業式の講演で語った言葉だ。
*
この言葉はじつは、狂犬病ワクチンの発明で知られるフランスの細菌学者ルイ・パスツールが言ったことからの引用だった。
フレミングはなぜ、パスツールを引用してまで“偶然”にこだわったのか。
それは、
「ペニシリンの発見は、偶然の産物にすぎないのさ」
という陰口があったからだと思われる。
たしかに、ペニシリンは偶然のきっかけから生まれたものだった。
フレミングはずぼらなところがある人で、実験に使った細菌培養皿をちゃんと処分せず、そのへんに放り出しておくことがよくあった。
あるとき彼は例によって、一枚のブドウ球菌培養皿を捨て忘れた。
後になって皿に気付き、のぞき込んでみると、ブドウ球菌が死んでいるではないか。
たまたま皿にくっついた青カビの一種が、菌をやっつけたことがわかった。
そして、この青カビが、ペニシリンにつながることになったのだった。
*
その限りでは、フレミングはたまたま幸運をつかんだ学者にすぎなかった、という指摘も当たっているかもしれない。
しかし、なんとか感染症の細菌を殺す化学物質を見つけたい、と彼が長年にわたって研究を続けていなかったら、青カビはただの青カビで終わっていただろう。
見つけたい、と思っていたからこそ、青カビは彼の目に止まったのだ。
その意味でまさしく、
《偶然は用意の出来ている人間しか助けない》
のだ。
若い卒業生たちを前にした講演を、彼はこう続けた。
「用意の出来ていない人間は、たとえ運命が救いの手を差し出しても、目に入りません」
そして、次のように締めくくっている。
「一所懸命に、たっぷり勉強しなさい。頭の中にやたらに先例を詰め込まないで、神々があなたに贈る幸運を、いつでもつかまえられるよう心掛けなさい」
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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若い卒業生たちを前にした講演を、アレグザンダー・フレミングはこう続けた。「用意の出来ていない人間は、たとえ運命が救いの手を差し出しても、目に入りません」。そして、次のように締めくくっている。「一所懸命に、たっぷり勉強しなさい。頭の中にやたらに先例を詰め込まないで、神々があなたに贈る幸運を、いつでもつかまえられるよう心掛けなさい」。
◆偶然は用意の出来ている人間しか助けない
『読むクスリ33』
( 上前淳一郎、文藝春秋 (2000/06)、p168 )
抗生物質のペニシリンを発見して、肺炎や敗血症など多くの細菌性疾患から人類を救うきっかけを作ったのは、イギリスの細菌学者アレグザンダー・フレミング(1881~1955)だった。
その人となりを描いたフランスの作家アンドレ・モーロワの『フレミングの生涯』は、ヨーロッパ、アメリカでベストセラーになった。
日本でも、新庄嘉章、平岡篤頼両氏による翻訳が感動を呼んだが、早いものでその出版から40年が過ぎた。
当時二十代の青年だった『読むクスリ』子は、その中の次のような一行を、今も鮮明に覚えている。
《偶然は用意の出来ている人間しか助けない》
アメリカ滞在中だったフレミングが、ハーバード大学の卒業式の講演で語った言葉だ。
*
この言葉はじつは、狂犬病ワクチンの発明で知られるフランスの細菌学者ルイ・パスツールが言ったことからの引用だった。
フレミングはなぜ、パスツールを引用してまで“偶然”にこだわったのか。
それは、
「ペニシリンの発見は、偶然の産物にすぎないのさ」
という陰口があったからだと思われる。
たしかに、ペニシリンは偶然のきっかけから生まれたものだった。
フレミングはずぼらなところがある人で、実験に使った細菌培養皿をちゃんと処分せず、そのへんに放り出しておくことがよくあった。
あるとき彼は例によって、一枚のブドウ球菌培養皿を捨て忘れた。
後になって皿に気付き、のぞき込んでみると、ブドウ球菌が死んでいるではないか。
たまたま皿にくっついた青カビの一種が、菌をやっつけたことがわかった。
そして、この青カビが、ペニシリンにつながることになったのだった。
*
その限りでは、フレミングはたまたま幸運をつかんだ学者にすぎなかった、という指摘も当たっているかもしれない。
しかし、なんとか感染症の細菌を殺す化学物質を見つけたい、と彼が長年にわたって研究を続けていなかったら、青カビはただの青カビで終わっていただろう。
見つけたい、と思っていたからこそ、青カビは彼の目に止まったのだ。
その意味でまさしく、
《偶然は用意の出来ている人間しか助けない》
のだ。
若い卒業生たちを前にした講演を、彼はこう続けた。
「用意の出来ていない人間は、たとえ運命が救いの手を差し出しても、目に入りません」
そして、次のように締めくくっている。
「一所懸命に、たっぷり勉強しなさい。頭の中にやたらに先例を詰め込まないで、神々があなたに贈る幸運を、いつでもつかまえられるよう心掛けなさい」