司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

商号と外字 その2

2013年04月16日 | 商業登記

おはようございます♪

本日は、ず~っと前のハナシの続きのような。。。

で、その1はコチラ⇒ http://blog.goo.ne.jp/chararineko/e/7a7ea96c370a77a93eca51efbb74942f

先日合併した会社サンなのですけれどもね。。。
ご依頼いただくのは初めてだったモノですから、いつもの通り、謄本やら定款やら決算書やらを資料としてお預かりしたんです。
で、結構早くから準備を進めていたので、かなり余裕で手続きが終了し、あとは効力発生日を迎えて登記申請するだけ。。。という感じになったのであります。

そして、登記関係の書類をお預かりしたのが、そうですね~。。。。効力発生日の2週間くらい前だったと記憶しております。

その時期は、まぁバタバタしておりましたけど、とにかく書類の内容と種類を確認して、申請書だけ準備しよう。。。と思いまして。。。
オンラインの申請書の作成を始めたワケです。

ただ、合併と言っても数社合併でして、存続会社は他にも変更事項がございますし、申請書だけでも結構なボリュームでありました。
存続会社の登記申請書をやっとこさ作成し終え、さて、消滅会社です。

消滅会社の登記申請書には添付書類がありませんし、他の登記事項もございませんので、ま、単純作業です。
この間管轄違いをやってしまったので、その辺は慎重に。。。^_^;

。。。というわけで、申請書を作成したのですケド、その過程で思いがけない事実が発覚したのであります!

オンライン申請の場合、会社の情報(商号と本店)は、登記記録とピッタリ一致していないとエラーが出る可能性があるので、基本的には登記情報をダウンロードするようにしています。コンピュータさんは、大きい「イ」と小さい「ィ」などを区別するみたいですから、念のためダウンロードが無難。

ところが、数社のうちの一つの消滅会社の情報をダウンロードしましたら、なんだか妙な表示のされ方をしていました。
妙な。。。というのはですね。。。具体的には、商号のうちの一文字だけがデッカイのです。
「エーアンドシー合事務所」のような感じ。

「なんでこんなにデッカイのかしら??」。。。しばし考えまして、「!!」
もしやこれは。。。。外字~~~!?

それが外字だというコトは、登記事項証明書に記載されている商号にも外字が含まれているってコトになるはずですが、そんなの全く気づきませんでした。
「この字は外字ですよ。ここが正字とこう違う。。。」と言われて、そこをジ~ッと見れば分かる。。。程度の違いなんです。
つまり、登記事項証明書を一見して分かるような外字ではないし、頻度の高い外字でもないのです。

ま、幸いなコトに、それまで信じて使っていた字とその外字は同一文字でしたのでね。。。合併の手続きに支障はございませんケドも。。。

でもさ。。。
一言言ってくれても良さそうなものなのにさ。。。

と思いまして、会社サンに確認しますと。。。
「エエ~ッ!?ナンですかそれ~!知りませんでしたよ!」とおっしゃる。。。

会社のヒト(=社長を含む)が知らないとはどういうコトなんでしょうか?
うう~ん。。。不思議です。

続きはまた明日~♪

コメント
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