司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

代表取締役の重任登記と改印届出(お礼と結末など)その8

2017年09月05日 | 商業登記

おはようございます♪

同じようなハナシがグダグダと続きましたが、一応、今日で終わりにしたいと思います。

さて、ハナシは少し戻りまして、「補正が撤回されない」というお電話の後。
もうね。。。アタマに血が上り、血管がイッパイ切れたのではないかと思いますケド、さすがに完了予定を迎えてしまいましたので、登記完了が遅れることをクライアントさんに連絡しなければなりません。

そこで、不本意ではありマスが、登記所との意見が食い違い補正を求められているコトを正直に説明し、コチラとしては補正の必要はないと考えているけれども、登記完了があまりに遅れてしまうとご迷惑をお掛けするコトになるので、一応あと数日待っても補正が撤回されない場合には、議事録を差し換えたいと考えています。。。とのご連絡を差し上げ、快くご了承いただいておりました。

とは言っても、そのときは、意地を張らずに素直に補正すれば良かったかも知れないな。。。と、悩んでいたのも事実デス。


。。。で、意見書を出した翌日のコトです。

別の方からお電話がありまして、すんなり補正は撤回され。。。登記も受理された。。。とのことでした。

ただ、そうは言っても、これだけ長引いたのだし、ずいぶんな扱いも受けましたしねぇぇ~。。。(-"-)。。。結果だけ聞いても納得はできず。。。一連の事情を伺ってみたのです。
すると、驚くべき事実が発覚しました。

お電話をくださったのは、担当者の上司にあたる登記官だそうでね。。。今回の件についての事前報告は全く受けていなかったという。
じゃあ、どうして発覚したかというと、本局への照会に関する稟議書があがってきて、それを読んで今回のやりとりを知った。。。のだそうです。

担当のヒト、さすがに2回目の意見書を読んで、もしかして自分の方が誤っているのかも!?。。。と思い、本局に照会するつもりになったのではないでしょうか。

もっとも、稟議書を読んだ登記官としては 「本局に照会するまでもなく、補正にすべきケースではない」 というご意見だったそうで、念のため、非公式で本局にも問い合わせてくださったみたいデス。(←本局も特段異論はなし)
なので、その時点で、照会はヤメ!補正は撤回!登記は受理!!!。。。と、パッパと処理していただいた。。。ようでした。
ありがとうございました!!

また、今回のケースは質疑応答と同様の内容であるし、質疑応答は自分たちも基本的に指針としているので、実質的にそれに反した補正はほとんどないだろう。。。とも仰っておられました。

担当者がどうしてそんな暴挙にでたのか??。。。詳しい事情は分からないものの(ご本人は夏休みで不在)、結局のトコロ、担当者が「出張所としての統一見解」だと言ったのは、売り言葉に買い言葉。。。だったのでしょ~。。。
もちろん、周りのヒトにちょっとハナシをしたりはしたかも知れませんが、単に担当者が担当者ベースで補正にしていたというだけであって、出張所全体が同じ考えであったというコトではなかったみたいデス。

ワタシの勝手な想像ですケド、申請人が素直に補正に応じる限り、法務局の担当者の誤解があったとしても、ソレ、周りには分からないんじゃないでしょうか?そして、これまでのケースにおいて、申請人がことごとく補正に応じた事実が、担当者のおかしな自信にも繋がったんじゃなかろうか???。。。って気がしました。

上司の登記官の方は真摯な態度で謝罪をされ、今回のコトは事情を明らかにしたうえで対応を検討すると約束してくださいましたので、結果的にはウヤムヤにならずに良かったんじゃないかと思います。。。。と共に、ワタシは。。。というと、緊張の糸がプッツリと切れた感じでね。。。何かしばらくはボォ~。。。っとしてしまいました(~_~;)

そういえば、以前も「本局に照会済みです」なんて言葉を鵜呑みにして、エライ目に遭ったのでして。。。バカ正直にそれを信じないで、直接上司のヒトに直談判すれば、ココまで引き延ばされずに済んだのかも知れません^_^;。。。。。また同じようなコトが起きてしまったら(もうゴメンですケドねっ)、今度はそうしよっ!!。。。と思います。

それにしてもね。。。。モンダイは、やっぱりあの横柄な態度だと思うのです。
同じコトを言うにしても、もっと言い方を考えてほしい。。。。少なくとも、「アンタのハナシは聞く耳持たん」的なコトを言うべきではないハズ。
補正にするならキチンと理由を説明し、納得させるべきでしょう。
(それとも、ワタシのこと、無知なオバチャンと思ったかな? それはそれでヒドイよね(-_-)/~~~ピシー!ピシー!)

意見書にしても、自分に都合の良い結論だけを採用し、そうでないモノについては無視する。。。みたいなことじゃあ、こっちが納得するはずないですしね。。。

今回のコトは、ワタシ自身、相手がドコを誤解しているのか、どういう部分が理解できればハナシが噛み合うのか。。。ってトコロが良く分からなかった故のトラブルだったかも知れず。。。ある意味、勉強になりました。
(でも、この文章。。。ワタシには「A」と読めるのに、あのヒトには読めない。。。となると、そのへだたりを埋めるのは非常に困難デス。文意を読み取るためには、立法趣旨を念頭に置く必要もあるのだと思いますが、今回の担当のヒトは、そういう考え方はしないようでね。。。それって、チョットした今後の課題デス。)

実は、今回の結論について、多くの同業者の皆様に相談してみたのですが、一人だけ法務局と同意見だったヒトがいました。
詳しくハナシを聞くコトが出来ませんでしたが、彼もすごく自信たっぷりでしてね。。。あのヒトと同じ考え方だわぁ~。。。ってコトは他にもいるかもしれない(-_-;)。。。なんとかこの件を周知させたい!。。。という思いもございます。

喧嘩したいとは思っていませんが、やっぱり登記官の言うコトを無条件に受け入れるのはおかしいし、誤解があるのであれば意見を戦わせて今後に生かす。。。というコトは重要なんだろうと思っておりマス。
(口汚い罵りあいをしたワケじゃございませんので、アシカラズ ^m^)

ま、登記所のヒト達にとっては、面倒くさいオバチャンであることは事実なんでしょうが、こういうヒトもいた方が良いよね♪
。。。というワケで、おかげさまで一件落着いたしました。

ブログだけじゃなく、メールで応援してくださった方もいて、キモチがくじけそうになったとき、たくさんの勇気をいただきました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。
本当にありがとうございました m(__)m m(__)m m(__)m

。。。と共に、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!!

 

オマケ: たまたまブログ内の検索をしていたら、同じような記事を書いていたのでご紹介しておきますね。
⇒ http://blog.goo.ne.jp/chararineko/e/3cfe404cdd854cf4f6d42a929749f90e

当時は、自信がなかったんだなぁ~。。。それに「一生忘れない」とか書いてますが、すっかり忘れてて「が~んっ!!」でありました。
その出来事に関しては、確かにアレは大騒ぎだったなぁ~。。。と、記事を読んで思い出しました。
今回のケースと違って、アレは複雑でしたからねぇぇ~。。。本局の管轄で良かったなぁ~。。。って、今になってジーンと来ました。

今回のコトで、ちょっと自信がなかったトコロも克服できたような気がします。
(だんだん時間が経つにつれ、良い思い出になってきております(~_~;)。。。単純。。。)

コメント (2)
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