今日は三ヶ月ぶりの市立病院でのリハビリ。市立病院に入った瞬間、いつもと違う雰囲気を感じ取った。事務の人の数が明らかに減っている。心なしか歩いている医師や看護師の人も・・・。しばらく待ってリハビリ開始。リハビリといっても、この三ヶ月の間の体の変化の確認と、それに対する指導である。理学療法士の先生から『体のバランスが非常に良くなった』とお褒めの言葉。そして、膝の上の筋肉の緊張をとる方法の指導をされた。今日は、いつも付き添ってくれる訪問リハの看護師さんと木曜リハのスタッフの方が一緒だった。忙しい中、また、休日の中、私のために来ていただいたお二人に感謝である。そして、リハが終わってから理学療法士の先生からお話があった。『実は、この病院からリハビリの医師がいなくなってしまって、私が変わりに病室を見なければならなくなり、外来を見ることが出来なくなってしまい、その結果、ぶうさんのリハビリも本日で終了になってしまいました。』と告げられた。そして『これだけ頑張ってきて、これだけ良くなってきてるんだから、絶対に良くなりますよ。だから絶対に諦めないで頑張ってくださいね!』と励まされた。その言葉を聞いた時に、私は不思議にショックではなく、『よし!今まで以上に頑張ろう!』と思った。発病から6年4ヶ月、退院からちょうど6年。本当によくして頂いた。ただただ感謝である。私の周りには、まだいっぱい復活のために頑張ってくれてる人たちがいるのに負けてはいられない。理学療法士の先生も『何かあったら、いつでも電話をしてください。家も近いことだし』といってくれた。さぁ!明日は木曜リハ。頑張らねば・・・。実行!実行!
津本 陽著 『松風の人』のなかに、吉田松陰の門下生が松陰の在りし日を回顧する場面がある。吉田松陰は、教えを請う者に、最初に必ず聞いた。『何のために学問をするのか』。その答えの多くが、書物をうまく読めるようになりたい、だった。松陰は諭した。『学者になってはいかん。人は実行が第一じゃ。書物などは心がけ次第で、実務に服する間に、自然と読めるようになるものだ』と。門下生いわく『実行という言葉は、先生が常に口にされるものであった』
私のリハビリの柱も『実行』です。自分の病気に効果がある運動と聞けばすぐに実行するし、病気に効くといえば、どんなに苦く、不味い物でも口にする。事実、臭いをかいだだけで卒倒するかと思うほど嫌いだったも、神経に良いと聞いて今では口にする。それも、例えわずかでも自分の病気に効果があれば・・・。と思う気持ちからであり、色々な本を読み参考にするのも『このまま治らないのでは・・・。』という不安から脱却するためです。特に、リハビリによる復活を目指す私にとって『実践』を離れては『復活』はありえない。自分の臆する心を打ち破り、『復活』へ踏み出す。その一歩一歩が『復活』への節を刻むと信じている。いつも、えらそうな事を言ってる私も、常に不安との戦いで、時として不安に押しつぶされる時もあるのです。 そういう時に、ちょっとしたきっかけを見逃さないで、自分で自分をジャッキアップしているのです。 偉人の言葉に『志といっても行動に現れるものであり、現実に行動している人こそが尊い。』とあります。私も、たまにめげても『ナメクジスピード』の歩みを止めることなく頑張ろう と思う春の宵でした。
今日は『木曜リハ』。いつもの『電気椅子』から始まって、ニューステップまで。今日は自主トレの疲れが出たのか?新記録ならず。 天気も先日のからすぐれないため、身体にも影響しているのかもしれない。 今日、先生から『なるべく、車椅子に座ったままでなく、立って頭を回転させる運動と身体を動かす練習をして、バランス感覚を強化しましょう。』と指示をいただいた。家に帰って早速、首や頭を回転させる運動をやってみたら、目の回ること (笑)大体、私の頭の回路には『限度』という回路がないみたい。 徐々にやっていこう。(笑)来週は、水曜日に3ヶ月に一回の市立病院でのリハ。今回は、訪問リハの看護師さんに加え、木曜リハのスタッフの方も同行してくれる。いつも、市立病院の先生に『ぶうさんのリハには、いつもギャラリーが多いね。』と笑顔で言われる。ありがたい事です。感謝です!
(今回、絵文字が使えることを知ったので使ってみました。)
暖かくなってきたので、今日から一時間毎に車椅子から歩行器に摑まって立つ事にした。今までは、午前中にリハビリがある時以外は、午後の自主トレまで車椅子に座りぱなしだった。それだと、足のむくみや立ったときの足の痙攣の原因になっていた。そこで、今日から一時間毎に立って血の循環を良くしたり、腰を伸ばしたり、スクワットをやるようにした。その効果か、午後の訪問リハの時の歩行訓練は、足も突っ張らずに比較的スムーズにいった。歩行訓練の時は足を出す時には看護婦さんににかかとを蹴ってもらうのだが、自分で足を出すことをイメージしている。このイメージが難しい!あまり意識しすぎると余計な筋肉に力が入ってしまい、突っ張ってしまう。前に『無意識の中の意識』と書いたが、書くのと実行するのとは大違い。(涙)その上、娘が『右足を動かす時は左脳を意識して、左足を動かす時には右脳を意識するんだって!』と、また難しいことを言い出して、私の頭の中はショートし始めている。(笑)市立病院の理学療法の先生からも『ぶうさんの場合は、足を動かして、その信号を逆に脳に送りましょう。』と言われてるし。その為に、奥さんに手伝ってもらいながら、ベット柵に摑まりながら、足を前後に30回ずつ動かす運動も始めた。左足を動かす時は右脳、右足動かす時には左脳を意識しながら。(笑)そのほかに、アキレス腱を伸ばすために、斜めに置いた板の上に立ってスクワット60回。腹筋を前後50回、左右にひねりを入れたものを左右30回。机に手をついて腕立て伏せを30回。スーパー1800を使って足の運動を10分。ドンドコドン(健康サンダルのような突起がついていて、バイブレーターの振動と共に足のつぼを刺激する機器)の上に立って10分。車椅子と足首をゴムひもでつないで、足を前後に10回ずつの運動。寝る前にベットの上でバランスボールを使って、膝の引き上げ、足首の運動、腰のひねり、足を閉じる運動をやって寝る。♪ 恋人よこれが私の~一日の自主トレです ♪・・・。これだけやってればどこか動き出すでしょ。(笑)
我が家には『右近・左近』という、二匹のネコがいた。と言うよりもいるかな?
その左近の方が今年になってから姿が見えない。右近・左近は兄弟で、純白のチンチラとのミックス。大きさは普通の犬をはるかに凌ぐ、まるで『もののけ姫』に出てくる、犬のよう。でも、人懐っこいために近所の子供の人気者です。そのうちの一匹がいなくなり探していたところ、近所の方が我が家から500Mぐらい離れた家にいると教えてくれた。その家と我が家の間には交通量の多い太い道がある。いつも、家の周りを妻と散歩するのが日課であったが、お使いの時は、ある程度まで行くと引き返していたのに。妻が、そのお宅に迎えに行くと確かに左近!でも、もう『ナナちゃん』と言う名前がついていた上に、おばあちゃんの良いお友達になっていて、おばあちゃんがすごく可愛がっていた。『おばあちゃんの身体の調子も左近が来てから良くなった。』と家の人が話していたそうな。その話を聞いて、妻はそのまま帰ってきた。その理由は『おばあちゃんに可愛がられて幸せそうだったし、おばあちゃんも幸せそうだったから・・・。』そして、もうひとつの理由『左近と呼んでも、ナナちゃんと呼んでも、反応が一緒だったから・・・。』ネコとはそんなものです。(涙)