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ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

苦徹成珠

2007-02-21 16:47:39 | ことば

だいぶ前のブログで、私の部屋に先輩から頂いた色紙が飾ってある。という事を書いたと思う。『鉄心石腸』という言葉である。この季節、寒暖の差が激しくて身体が思うように動かないどころか、筋肉が突っ張るは痙攣するはで正直言ってかなり辛い。そんな時、いつも自分に言い聞かせている『ガンバレ、諦めるな』がくじけそうになる。そんな時に見つけた言葉『苦徹成珠』(くてつたまをなす)・・・。作家の吉川英治は、この言葉を人に贈り、自らも常に壁間に掲げ、修行の心としたそうである。また吉川英治は綴っている。「あらゆる道は、苦徹を踏んで初めて大道へ達することができる」と。かって東京・青梅市にある吉川英治記念館を訪れた著名人が、吉川英治の生涯を偲んで次の詩を詠んだそうだ。

「男子ひとたび立てるなら、負け朽ち果ててなるものぞ、身は粉となるも何かせむ、『苦に徹すれば珠と成る』」

これを読んで、やっぱりどんなに苦しくても辛くても、前を進む事を止めてしまったら自分の『自由へ続く道』は途切れるどころか、前よりも深い谷底に落ちてしまう。と感じた。何故なら、私の症状は人より断然重い。よく「長島さんも良くなったんだから・・・。」と励ましてくれる。でも、私から見れば長島さんの症状は軽いほうだ。その長島さんが血の出るようなリハビリをして復活されたのだ。長島さんより断然症状の重い私は、その何十倍もの努力をして当たり前なのである。ひとたび復活への挑戦を始めたなら、どんなに苦しくても辛くても諦めては男が廃る。みんなが待っている『栄光のゴール』を目指して、ナメクジスピードでも前に進もう!

 『ミスターの 歩く姿に 我もまた 苦難の道を 後に続かん』 ぶう 心の短歌


微笑み・・・

2007-01-19 18:40:28 | ことば

笑うと言う事が心を癒すと言われてから久しい。笑いを形容するものをざっとあげてみると『大笑い・高笑い・泣き笑い・苦笑い・作り笑い・愛想笑い・薄笑い・苦笑い・嘲笑・etc』笑いと付く言葉を挙げてみると、決して『笑い』と言う言葉が持っているイメージとは程遠い言葉が多い事に気が付く。それだけ『笑う』と言う事が難しいと言う事か・・・。聞くところによれば、笑顔は怒りや苦しみを表現する為に使う顔の筋肉の十分の一で済むというのに。その中で光り輝いている言葉、動作が『微笑み』だと思う。チョット思い出してほしい、自分が、自分の周りの人が微笑んでいるところを。小さな子供のしぐさや動物のしぐさなど何故か心温まる光景を見たときに微笑んでいないですか?要するに心が癒されているとき、心に余裕がある時に自然と微笑んでいる自分に気が付いた方もおられると思う。こんな言葉があります『微笑は大なる勢力なり、春の風の如し、心の堅氷(けんぴょう)を解くの力あり、到る処に微笑を散布して、少しく世の厳冬の寒を緩めよ』今から100年前、1907年1月に発表された思想家、内村鑑三の言葉です。『微笑み』には『優しさ』がある。『強さ』もある。『包容力』があり、『安心』がある。そして何よりも『希望を与える力』がある。ただ、難しいのは人々に影響を与えられる『微笑む』為には自分自身の心にゆとりがなければならないし、心豊かでなければならない事だ。そして一番大事なことは『無心』である事だと思う。だから、人は小さな子供や動物の何気ないしぐさに微笑むのだと思う。言葉で言っても中々難しい・・・。人間として生きていくうえには苦しみや悲しみが付いて回る。だから私はこう思うことにした。辛いときは、思い切り辛いと叫び、悲しいときは思い切り泣こう。けれど気が済んだら出来るだけ早く立ち直って、微笑むことが出来るようにしよう。と・・・。そして出来たら、他の人に勇気を与えられたらいいなぁ!と思う。私が何故このようなことを書いたかというと、昨日の市立病院でのリハビリを受けていたとき、担当のリハビリ科の先生も理学療法士の先生もケアマネージャーも訪問リハの看護師さんも、そして、看護大学の研修生も皆、私の必死にリハビリをする姿を見て『微笑み』を浮かべて見ていてくれたからである。その『微笑み』に頑張れ、負けるなという『励ましと優しさ』を感じ『安心』を感じたからである。


目標・・・

2007-01-05 19:05:57 | ことば

本日、スライド登板の『木曜リハ』と『訪問リハ』プラス入浴をこなし、アンパンマン、食パンマン、カレーパンマンのトリプルパンチをくらった感じである。今年最初なので、かなり痛いかな?と思っていたが、それ程でもなく決して心地よいとは言えないが、筋肉痛と疲労感に一種の満足感を感じている。(Mがかなり進行したかも(笑))さて、私も『確信と一念』を基にした今年の目標をいくつか決めた。皆さんもそれぞれに今年の目標を決められた事と思います。この目標についてのチョッと興味深い記事を見つけたので紹介します。

『この地から、しかも今日から、世界歴史を画する一つの新しい時期が開けるのだ』(永井博・味村登訳)文豪ゲーテがこう記した出来事がある。今から215年前のヴァルミーの戦い。自由・平等・友愛を掲げるフランス革命を潰す為、フランス周辺国の君主達は、最高装備を誇る貴族の軍隊をフランスへ送り込む。迎え撃つ革命軍は、志願した民衆中心の国民軍。『貴族と人民の戦い』と呼ばれた。ゲーテの言葉は、人民の勝利をプロシア側から見た感想。勝因の一つは士気の高さといわれる。”浮浪者の軍隊”と侮っていた貴族達とは異なり、革命軍には『負ければ、革命精神が消える』との決死の覚悟と団結があった。この国民軍を率い、ナポレオンが連戦連勝するのはこの後のこと。士気が高いのは、目標が明確だからだ。ナポレオンから学ぶ事は『目標を持つ事』『目標を決めたら、まっしぐらに進む事』と、ナポレオン家ゆかりのロー・ダルモン侯爵夫人は言う。そして『どんな障害に直面しようと、歩みを止めてはなりません。断じて前進、前進を続けてください』(抜粋)

私はこの記事を読んで、ある人の言葉を思い出した。それは『一年の計は元旦にありと言うが、一年を通してみると目標からずれている事がある。それを防ぐには、毎日が元旦と思い、日々決意を新たに進んでいけば目標からずれる事はない。』と・・・。私も朝起きたときの体調やリハビリの出来の良し悪しで気分や、やる気が落ち込む時がある。でも、例え気分が落ち込んでも、歩みを止めてしまうのではなく、スピードが落ちても前に進む事だけはやめないでおこうと思った。登山家は立ったまま食事を摂ると言う。腰を下ろしてしまうと立ち上がるのに、肉体的にも精神的にも物凄いパワーがいると言う。『目標⇒思いを実現する為の道標』『目標⇒前を向いているときだけ見える標的』・・・。何か精神論だけに走っているようであるが、人間、最後は精神力の強さがものを言う。体力があっても、食事を摂るのも精神力が弱っていたら・・・と思うから。そして『精神力の強さ=一念の強さ』だと思うから。


謹賀新年!

2007-01-01 00:13:17 | ことば

みなさん『謹賀新年!昨年中は大変お世話になりました。今年は、必ず治るの『確信』と、何があっても諦めず、めげず、前向きに、絶対に病魔に負けず、絶対に病気を治すの『一念』『確信と一念』をモットーに一年間頑張って参りますので、みなさんのご指導よろしく御願い致します。


明るく前向きに!

2006-12-12 16:13:06 | ことば

先日、いつもお世話になっている訪問看護の看護師さんが『今年の後半はかなり良くなったね』と言ってくれた。確かにカタツムリが千鳥足で歩くようなスピードだが、自分でも実感している。これも、私を取り巻く色々な方々、そしてブログ仲間の皆さんの応援がなかったら、諦めずに、こんなに前向きにリハビリに頑張る事が出来なかったであろうと、ただただ感謝している。我が家では、目覚まし代わりにラジオを使っている。その朝の番組に健康に関する番組がある。いつも聞き流しているのだが、その日は何故か耳に自然と入ってきた。内容は『ステージ4の肺癌を克服して』だった。その方は血痰が止まらず、病院で診察を受け自分がステージ4の肺癌であることを知り、すぐに手術。幸い手術は成功に終わったが、悲劇は続いた。術後、医師からの説明は隣の患者が思わず泣き出すような悲惨な内容だった。リンパへの転移が2箇所、その他の臓器にも数箇所の転移があった。その方が説明を聞いて考えた事は『限られた命ならば、くよくよせずに明るく前向きに生きよう』と。それからの毎日、他の入院患者が驚くほど明るく振舞い、それだけではなく他の入院患者を励まして回ったそうである。当然、辛い抗がん剤治療を続けながら・・・。やがて退院し数ヶ月が経って検査の為に入院し精密検査を受けた所、何とあれだけ転移していた癌がきれいに消えていたそうである。担当医師のインタビューも紹介されていたが『ただ不思議としか言いようがない。ただ言えるのは、当病院に入院していた患者さんの誰よりも明るく、前向きだった事』と言っていた。私は以前、このブログでも紹介したが『自己治癒力』を思い出した。やはり、前向きに諦めず取り組めば自然と結果は付いてくる。この方は運が良かったんだと思う人もいるかもしれないが、私は今まで通り『必ず治ると信じて、決して諦めず前向きに自分の病気と取り組む』と言う気持ちをより強くした。

そしていつか必ず『俺の人生、中々捨てたモンじゃないぜ!』と言える自分になってやる。