ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

勢い

2007-12-26 13:11:42 | ことば

先日、NASAが興味深いニュースを発表していた。来年1月30日に『小さな星』が火星に衝突するかもしれないという。この星の直径は50メートルほどだけれど、勢い良くぶつかるために火星の表面に直径1キロのクレーターが出来るという。こんな言葉がある。『勢いのあるところ、大きな変化あり』。娘に促されて見た『ふたご座流星群』も綺麗だった。自分の思いの届かないところで起きている『ドラマ』・・・。きらめく星空を眺めながら、来年にかける自分自身の『勢い』を確かめてみようと思った。明日は『木曜リハ』・・・。ナメクジスピードでも前に進めるように『勢い』をつけて頑張ってこよう。


感動の春

2007-04-06 18:04:22 | ことば

昨日は『木曜リハ』・・・。先日も書いたが、スタッフの方が私のブログを見ていてくれていて、市立病院でのリハビリの際の宿題を取り入れたメニューを考えていてくれている。今回は、空気を抜いたボールを利用してかかとに重心をかける練習やふくらはぎでボールを押して感覚を取り戻す訓練だった。毎回、色々と私のためにとチョット感動・・・。感動といえばこのような記事を見つけたので紹介します。

桜花爛漫の春。新年度の始まりに、新たな決意に燃えている人も多い。人生は挑戦の連続。経験の積み重ねで、生き方も豊かになる。そして、その過程で味合う『感動』から、生きる力が育まれる。脳科学者の茂木健一郎氏は指摘する。『感動というのは脳が記憶や感情のシステムを活性化させて、今まさに経験している事の意味を逃さずにつかんでおこうとする働き』(『感動する脳』)と。脳の活性化が進む事で、自らの体験から生きる指針を残そうとしているのだ。人は年とともに、常識的な考え方を身につける。だが己心にこびりついた『常識』は、新しい挑戦への意欲を削ぐ壁となっていないだろうか。凝り固まった考え方では、型どおりの結果しか望めない。心の感度を磨いて、視点を変え、目標に挑む中で、思いもしない感動的な結果が生まれてくるものだ。今まで、どうしてきたかではなく、これからをどうするのか。たゆみなく自身を強く鍛えていき、己の人生の春を迎えよう。”感動の春”は、これからが本番だ。

という内容だった。私はこの記事を読んで、やはり、自分の定めた目標をしっかりと見つめながら、今が”胸突き八丁”と自分に言い聞かせながら決して諦めず、一歩ずつ進む事が一番の近道であると感じた。人から何と言われようと常に新しい挑戦に挑みながら・・・。


間違い・思い込み・物忘れ

2007-03-17 19:34:46 | ことば

この所の寒の戻りというか、やっと例年通りというか、私泣かせの気温が続いている。負けちゃならぬと、リハビリや自主トレに精を出すのだが、そのお返しは筋肉や筋の痛みやツッパリ・・・。『バナナ酢効果』も吹っ飛んでしまう辛さで・・・。でも負けません。

最近のパソコンのCMか何かで『ウィンドウを開いて』と言われると父親が窓を開く。こんな場面を見られた方もいるでしょう。私も、会社でパソコンを教えた時、クリックをずっと『クリップ』と言っていた人がいた。私の母はコンタクトレンズを『コンパクトレンズ』と言っているし(大体、あんなに大きなものが眼に入るか・・・。)親戚の叔父は昔、結婚式で司会者が『新郎新婦はこの披露宴の後、エアバスにて沖縄に新婚旅行に出発されます』を聞いて『いやぁ、たいしたもんだ。最近はバスで沖縄に行けるのかぁ』と感心していた。また、結婚式の披露宴で乾杯の発声を頼まれた上司が、仲人や主賓が挨拶する中で『人生色々多難・・・』と言われたのが頭に残り、乾杯の発声の時に『お二人の前途多難を祝して、乾杯!』と言ってしまった。先日も、旅行会社に勤めている娘が『今日来たお客さん、笑うに笑えなくって大変だった』と言って説明してくれた。中年の男性が福岡行きの航空券を予約に来て、こう言われたそうである。『福岡に行きたいんだけれど、行きはスカイラークにしてくれ、帰りはジェルでいいから』と・・・。当然、スカイマークとJALである。人間というものは普段使ったりせず、また初めて聞く言葉を自然と頭の中で前に聞いた言葉や、一番最近聞いた言葉や自分の頭の中にIN-PUTされている言葉で、最も近いものと短絡させる癖が、知らず知らずのうちに付いてしまっているのかも知れないし、常に刺激の中に身を置いてないと退化していってしまうのかもしれない。「物忘れがひどくなった」などと老化の始まりを気にする人が多いが、人間は感情から老いるとの指摘もあるくらいだ。和田秀樹著『人は「感情」から老化する』の中で、人の脳でまず縮み始めるのは前頭葉。思考・意欲・感情などを司り、「記憶力の低下以前に、自発性や意欲が衰え、感情の切り替えやコントロールが出来なくなり始める」という。これを食い止めるには”脳のトレーニング”だけでは足りない。より大切なのは「行動する」ことだ。「何でも楽しめる人でいられるか、何をしてもつまらない人になってしまうか」。やる気が大事である。と書いてある。以前にも書いたが、やる気を起こさせる部分は脳の『側坐核』にあり、中々その気にさせるのが難しい。その気にさせるのは『常に陽気に、前向きに』ただひたすら行動するしかないというのである。皮肉なものである。やる気を起こさせる為にひたすら行動しなければならないなんて・・・。ある作家の言葉に『老化に伴う一番悪い事は、肉体が衰える事ではなく、精神が無関心になることだ』とある。そういえば、元気なご老人は多趣味で好奇心旺盛な方が多い。毎週通う病院でお会いするご婦人も然りである。その病院の医院長先生が多少イライラするくらいの方が脳神経の再生には良いとおっしゃっていた。柳田邦男の『フエィズ3の眼』という本がある。フエィズ1は寝ている状態、フエィズ2は普通に生活している状態、フエィズ3は軽い緊張感の中に居る状態、フエィズ4はパニックの状態。人間はフエィズ3の状態に居るときが一番能力を発揮するのだそうです。私は病気のために行動をかなり制限されているが、唯ひとつ体を動かす事の出来るリハビリ、自主トレをめげることなく『やる気』を継続させて、以前、有名な医学博士に言われた『良くなってゆく過程を楽しみなさい』を実践していきたい。まだまだ、若くいたいから・・・。


ゴジラたる由縁

2007-03-12 15:42:51 | ことば

『バナナ酢』飲用を就寝前に変えてから、心なしか夜中に眼を覚ます回数が少なくなった気がする。朝、目覚めたときも足の指先が温かい気がするし、今日の訪問リハの時も看護師さんが『右の指先が温かいし、手のひらが汗をかいている』といっていた。『バナナ酢』効果が現れてきたかも・・・。

さて、私のように復活を目指してリハビリを続けている者や、病気の完治を目指して病魔と闘っている方にこの様な記事を見つけた。新潮社から出版されている『不動心 松井秀喜著』そう、あのニューヨークヤンキースのミスタージェントルマン松井の書いた本である。私は、サンディエゴ・パドレスのファンだが松井選手は別である。この本を引用しての記事を紹介します。

『努力できることが才能である』とは大リーグ・ヤンキースの松井選手が支えにしている言葉。自身の打撃を鍛え上げた実践に”毎日の素振り”を挙げている。その重要性を教えてくれたのが巨人時代の長嶋監督。「おい松井、バット持って来いよ」好不調に関係なく、就寝中にも監督から電話が入り、バット片手に自宅を飛び出した事もあった。試合に勝った日も、ヒットを打てなかった日も振り続けた。素振りは基本中の基本の練習。『毎日欠かさず続けていく事が、いつかきっと、自分を高めてくれると信じてきました』と述懐する。

野球に限らず、一流の選手は基本を徹底して繰り返す。が、どんな些細な取り組みも、毎日、続けるのは難しい。気が乗らない時も調子が悪い時もある。そうした自分を叱咤し積み重ねた努力は、いざという時、必ず力となる。偉人の言葉に『人生には、自分が試される”まことの時”がある。ゆえに、日ごろいかなる心構えで生き、どう努力しているかが大事になる。日々、地道な精進を重ねていてこそ、いざというときにチャンスを物にする事ができるのだ』と。(抜粋)

この記事を読んでよく言われる『継続は力なり』という言葉を思い出した。私も毎日、リハビリや自主トレを続けている時に正直『辛い、止めてしまおうか』と思うときがある。今の時期のように気温や気候が安定しない時期は特にそうである。リハビリ自体が地道な作業だし、出てくる結果も急激ではなく地道である。挫ける為の理由はゴロゴロ転がっている。この『悪魔の誘い』にのらない秘訣は、目標をしっかり持ち続ける事だ。そして、若しこの行為をやめた時の自分の姿を常に忘れない事だと思っている。(なるべく悲惨な姿をイメージする。)いずれにしても自分次第だし、弱気になったら自分だけで悩まないことだ。幸い、私には『ブログ』があり『ブログ仲間』がいる。


困難こそチャンス!

2007-03-01 15:52:54 | ことば

今日は『木曜リハ』。この所の急激な朝晩の冷え込みで身体の筋肉はコチコチ。一生懸命に取り組んでくれているスタッフの方に申し訳ないくらいである。夜、寝ていると寒さで筋肉が硬縮し、その縮まった筋肉を伸ばそうとするのだが、これが物凄い力を要し眠れない夜を過ごしている。何しろ朝、筋肉痛になっているくらいである。

さて、NHK出版『プロフェッショナル 仕事の流儀④』にこんなことが書いてある。建築家・中村好文氏の信条に『悪条件にこそ突破口あり』と。狭い土地、予算の制限、日当たりの悪さ。それらを克服する為に、工夫に工夫を重ねて行った先に、よい家を造るアイデアが生まれることが多いという。原点となった体験がある。独立直後のこと、家が軒を並べる並べる住宅街の中の一軒を立て替える仕事が来た。中村氏は現場を見て落胆した。そんな中村氏を、依頼主が家へ食事に招いてくれた。狭い部屋いっぱいの家族が迎えてくれた。中村氏は『この人達の家が造れなければ、建築家でいる意味はない』恵まれた条件なら力がなくても出来る。限られた条件の下で立ててこそ建築家冥利に尽きる。と書いてある。昔の言葉に『強敵を伏して始めて力士を知る』とある。『困難こそチャンス』とは、時代を超えて共通する『キーワード』だと思う。立ちはだかる高い壁を前に、どうするか?『兆し(きざし)』という言葉がある。皆さんご存知のように、前触れという意味である。『兆し=チャンス』という風に捉えるならば、『兆し』に『しんにょう』をつけて逃げるのか、『てへん』をつけて挑むのか。心の持ち方で180度変わる。『思いもかけない試練、障害があるからこそ、人間は成長できる』とは偉人の言葉である。私も、寝ていて筋肉が硬縮して辛い時も、『ここで諦めたら、今までの苦労が水の泡になる』と自分に言い聞かせながら耐えている。まさに耐えているという表現がぴったりなくらい辛く、苦しいけれども、どんな困難にも『よしきた!今こそ良くなるチャンスだ!』と挑戦してゆける自分でありたい。