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孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

タイ  バンコクは再び不穏な気配 往きはよいよい、帰りは・・・

2008-12-30 01:02:21 | 国際情勢

(今夜はバンコク泊まり。超定番メニューですが、Sala Rim Naam のタイダンス・ディナーショーを予定しています。こういう民族舞踊みたいなものが好きですし、一人旅で夜は暇なものですから。
それにしても、この時期限られた日数でタイに行くのは、相当な賭けです。予定どおり戻れるか、だんだん不安になってきました。
“flickr”より By rsepulveda
http://www.flickr.com/photos/rsepulveda/2811415753/)

今日30日、福岡からタイに向かいます。
福岡のホテルに前泊しているところですが、鹿児島から福岡への高速バスの中で簡単に書いたものをアップします。(ドコモのデータ通信カードを始めて使いましたが、移動するバスでも使えるのには少し感激しました。)

今回の目的地はタイ北部の古都スコータイ。
遺跡めぐりでもして、のんびり正月を過ごそうかという計画です。

反タクシンの旧守派に支えられた反政府運動の“無理”が押し通されてアピシット政権が誕生したタイですが、
予想されていたように、今度はタクシン派のアピシット新首相に対する抗議活動が始まっています。

****タクシン派が議会を封鎖、タイ新首相の演説阻止へ****
タイの首都バンコクでは29日、タクシン・シナワット元首相の支持者数千人が、反タクシン派のアピシット・ウェチャチワ新首相の施政方針演説を阻止しようと国会議事堂前の道路を封鎖し、緊張が高まっている。
警察によると、前夜から議事堂周辺に集結したタクシン元首相支持者らは9000人に上る。元首相への忠誠を示す赤いシャツを着、議事堂入口を取り囲んだ支持者らは、2週間前に議会で首相に選出されたアピシット新首相が辞任するまで抗議を続けると主張している。【12月29日 AFP】
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この「反独裁民主同盟」の約9千人の抗議活動のため、新首相の施政方針演説は今日30日に延期されました。
タクシン派は、28日の段階では「国会封鎖など過激な抗議行動はしない」と言っていましたが、次第にエスカレートするようにも見えます。
タクシン派の心情としては無理からぬところではありますが。

しかし、21日ブログでも書いたように、タクシン派には軍・警察のバックアップがありません。もし、過激な行動に出ると、PADのときとは違って、軍・警察が速やかな対応をとることも予想されます。

もっとも、新首相も苦しいところではあります。
“タクシン元首相の義弟であるソムチャイ前首相が10月7日、施政方針演説に臨んだ時は、反元首相派の民主主義市民連合(PAD)が国会を封鎖。警察が強制排除した際に多数の死傷者が出た。当時野党だった民主党党首のアピシット首相は政府の対応を激しく批判した経緯があり、今回は元首相派の意趣返し。首相らは警察に排除を命じるかどうか、苦慮している模様だ。”【12月29日 朝日】
強制排除すると、一気に混乱が拡大するおそれもあります。

とにかく、私が旅行中は空港閉鎖だけは勘弁してもらいたいというのが本音です。
我ながら身勝手なものだとは思いますが。

コメント
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