
(最近では距離がある(とも言われる)トランプとネタニヤフ【5月14日 COURRIER JAPON】)
【トランプ大統領 イスラエルの立場を配慮せず 「無関心」「ズレ」とも】
ここ数日よく見かける話題が、イスラエル・ネタニヤフ首相とその後ろ盾アメリカ・トランプ大統領の“すきま風”みたいな空気。
トランプ大統領は中東訪問中で連日景気の良い大型“ディール”を誇っていますが、中東まででかけているのにイスラエルには立ち寄らないことが「どうして?」ということになります。イスラエルは訪問するよう求めたのに・・・とも。
“イスラエルは今回のトランプ氏の中東歴訪の際、イスラエルも訪問するよう求めたが、訪問先からは外されている。”【5月13日 毎日】
さらに、トランプ大統領の最近の中東への関与を見ると、イスラエルからすれば歓迎できないことが多い。
イスラエルの不倶戴天の敵であるイランと、こともあろうか核に関する交渉が進展しつつあります。イスラエルにしてはイランが核武装することは絶対に認められないレッドラインです。
****イラン核問題めぐる交渉 トランプ氏「合意に近い」****
(中略)トランプ大統領 「合意に近いと思う。アメリカは長期的な和平のためにイランと非常に真剣な交渉をしている」
中東を歴訪中のトランプ大統領は15日、イランの核問題をめぐる交渉について、合意に近づいているとしたうえで「イランがある程度、条件に同意した」と明らかにしました。
ロイター通信によりますと、イラン側は核兵器の製造に転用できる高濃縮ウランの備蓄を減らす用意があるとの意向を示しているものの、アメリカはイラン側が求める主要な制裁の解除にはまだ、応じていないということです。
双方の間の溝が埋まるかどうか、詰めの協議が続いているとみられます。【5月15日 日テレNEWS】
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パレスチナ問題では、イスラエル・ネタニヤフ首相が、あくまでもハマス壊滅を目指してガザでの戦闘を拡大強化しようとしている一方で、アメリカはハマスと直接交渉してアメリカ人人質の解放を実現。
****トランプ氏の中東外遊控え ハマスが米国籍の人質解放すると発表*****
トランプ大統領の中東訪問を控えるなか、イスラム組織ハマスがガザ地区で拘束しているアメリカ国籍を持つ人質を解放することを決めました。
ハマスは11日に声明を出し、ここ数日間、アメリカ側と接触をしていると明らかにしました。
そのうえで、アメリカ国籍のイスラエル兵、イダン・アレクサンダーさん(21)を解放することを決めたと発表しました。
停戦を実現し、ガザ地区に支援物資が届くようにするための措置だと主張しています。
アメリカのウィトコフ中東担当特使がイスラエルを訪問して最終的に詳細を詰め、トランプ大統領が中東の外遊を始める13日までに、解放される予定だと中東のメディアなどが伝えています。
一方、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、人質を安全に連れ出すために、イスラエルは一時的な停戦と、ドローンの飛行停止に同意する必要があるとしています。
そのうえで、「トランプ政権にとっては大きな成果だが、ネタニヤフ政権にとっては、大失敗だ」と報じました。
人質の解放が実現すれば、イスラエルがガザ地区への大規模な攻撃を再開した3月18日以降では、初めてとなります。
今もガザ地区で拘束されている人質59人のうちアメリカ国籍を持つ人質は5人ですが、生存しているのは、イダンさんだけとみられています。【5月12日 テレ朝news】
ハマスは11日に声明を出し、ここ数日間、アメリカ側と接触をしていると明らかにしました。
そのうえで、アメリカ国籍のイスラエル兵、イダン・アレクサンダーさん(21)を解放することを決めたと発表しました。
停戦を実現し、ガザ地区に支援物資が届くようにするための措置だと主張しています。
アメリカのウィトコフ中東担当特使がイスラエルを訪問して最終的に詳細を詰め、トランプ大統領が中東の外遊を始める13日までに、解放される予定だと中東のメディアなどが伝えています。
一方、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、人質を安全に連れ出すために、イスラエルは一時的な停戦と、ドローンの飛行停止に同意する必要があるとしています。
そのうえで、「トランプ政権にとっては大きな成果だが、ネタニヤフ政権にとっては、大失敗だ」と報じました。
人質の解放が実現すれば、イスラエルがガザ地区への大規模な攻撃を再開した3月18日以降では、初めてとなります。
今もガザ地区で拘束されている人質59人のうちアメリカ国籍を持つ人質は5人ですが、生存しているのは、イダンさんだけとみられています。【5月12日 テレ朝news】
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米ニュースサイト「アクシオス」によると、仲介国を通じた米国のウィットコフ中東担当特使とハマス幹部との協議が人質解放につながったとのこと。
もとろん、表向きは“イスラエル首相府は、軍事圧力と米国の外交圧力の結果だと誇示した”【5月13日 毎日】とのことですが、自国をさておいてテロリストと交渉するアメリカの対応は面白くないでしょう。
更に、アメリカはイスラエルに対し人質解放を優先するように圧力も。
****米イスラエルの対立報道も ハマスが人質解放、停滞する停戦交渉****
(中略)
停戦交渉を巡っては、米国とイスラエルの対立も伝えられている。イスラエルメディアによると、ウィットコフ氏は人質の家族との会合で、米国は人質の帰還を進める意思があるにもかかわらず、イスラエルが戦争を終わらせる気がないと批判したという。イスラエルは今回のトランプ氏の中東歴訪の際、イスラエルも訪問するよう求めたが、訪問先からは外されている。
人質の解放に先立ち、トランプ氏とイスラエルのネタニヤフ首相は12日、電話協議を実施。ガザの停戦交渉の進め方について話し合ったという。イスラエルは13日、協議再開に向けてカタールに交渉団を派遣する。米国から圧力を受けた可能性がある。
停戦交渉を巡って、ハマスは、イスラエル軍のガザからの撤退を含む恒久的な停戦を要求。イスラエル側は、一時的な停戦と人質の解放を求めており、交渉の行方は不透明だ。【5月13日 毎日】
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そのパレスチナに連帯して紅海周辺の船舶への攻撃を行ってい、アメリカ・イスラエルが報復攻撃していたイエメン・フーシ派について、アメリカはフーシ派と停戦合意。しかし、フーシ派はイスラエルへの攻撃は継続するとしています。
“この合意についてトランプ氏は、フーシ派が「降伏した」としている。AFPが集計したデータによると、過去7週間にわたる米軍の空爆でフーシ派側ではおよそ300人が死亡した。”【5月7日 AFP】
****米と停戦合意 フーシ派の幹部「イスラエルは孤立した」****
アメリカと停戦合意した親イラン武装組織「フーシ派」の幹部が、ANNの単独取材に応じ、アメリカが撤退したことで、イスラエルは孤立したと主張しました。
「アメリカがイエメンへの侵略から撤退することで、我々はイスラエルへの攻撃を激化させ作戦に集中することができる」(フーシ派幹部モハメド・アルブハイティ氏、以下同)
フーシ派の幹部モハメド氏は7日、停戦交渉がここ数日で進んだと明かし、理由は「トランプ大統領が敗北を悟ったためだ」と強調しました。
アメリカが事前に停戦を通告しなかったことから、イスラエルは孤立したとの考えも示しています。そのうえで、パレスチナを支援するため今後もイスラエルへの攻撃は続けると主張しています。
「アメリカは、ネタニヤフ首相に停戦をするよう圧力をかけるべきだ。そうすればこの地域でのフーシ派の軍事行動はすべて止まる」(ANNニュース)【5月8日 ABEMA Times】
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実際“イスラエル軍は14日、イエメンからイスラエル領に向けて発射されたミサイルを迎撃したと発表した。”【5月14日 ロイター】と、フーシ派によるイスラエル攻撃は続いています。
こうした状況からネタニヤフ・トランプ両氏のすきま風を云々する記事が散見されることにも。
****トランプ氏とネタニヤフ氏にズレ 中東外交で「イスラエル外し」****
トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相の間に、不協和音が漂い始めている。「蜜月関係」とみられた両者だが、イランの核開発問題やパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を巡り、立場の違いが次第に鮮明になった。
中東歴訪中のトランプ氏は今回、湾岸諸国との軍事・経済関係の強化を優先し、域内で最も重要な同盟国であるイスラエルを訪問先から外した。
両者の関係は当初、順風満帆だった。今年2月の首脳会談では、トランプ氏がガザ地区の住民を域外に移住させたうえで再開発を進める構想を披露し、ネタニヤフ氏も「傾聴に値する」と歓迎の意向を示した。さらに3月、イスラエルがガザでの戦闘を再開した際もトランプ氏は明確に反対せず、第1次政権と同様の蜜月関係が続くとみられた。
だが、その後はズレが目立ち始める。トランプ氏は4月、核開発問題を巡ってイランとの協議に乗り出すと発表。イラン核施設の空爆計画を提案していたイスラエルにとっては、想定外の動きだった。
トランプ氏が「ウラン濃縮を認めるかどうかは決めていない」と発言したと伝えられると、核兵器転用を警戒するネタニヤフ氏は反発。今月8日には、イスラエルのダーマー戦略問題担当相が、米国のウィットコフ中東担当特使に懸念を伝えたとされる。
イエメン情勢を巡っても、イスラエルは「蚊帳の外」に置かれた。トランプ氏は6日、イエメンの親イラン組織フーシ派との停戦合意を発表し、紅海などでの「航行の自由」が確保されたと成果を強調。ただ、合意にイスラエルへの攻撃停止は含まれておらず、トランプ氏は「今後議論する」と述べるにとどまり、イスラエルは単独での対応を強いられている。
足並みの乱れは、ガザ地区の人質問題でも露呈した。イスラム組織ハマスは12日、米国籍を持つイスラエル兵を解放したが、これは仲介国カタールを通じたウィットコフ氏とハマス幹部の直接対話で実現したものだったという。
なぜ、トランプ氏はここまで露骨な「イスラエル外し」に傾いたのか。米国はイランの核開発問題などで「ディール(取引)」をまとめて中東情勢の安定化を図ろうとしているが、ネタニヤフ氏はそうした戦略の「障害」とみなされている可能性がある。米NBCによると、トランプ氏は、イスラエルのガザ戦闘拡大計画について「無駄な努力だ」と一蹴したという。
イスラエルメディアによると、ウィットコフ氏はガザに残る人質の家族との会合で、人質解放よりもハマス壊滅を優先するネタニヤフ氏への不満をあらわにした。「これまでは人質が戦争の代償を払ってきた。今後はイスラエルが代償を払うことになる」と発言し、イスラエルを交渉の枠外に置いて、中東和平を主導する構えをにじませた。
イスラエルは13日、停戦協議のため交渉団をカタールに派遣したが、これはウィットコフ氏の要請によるものだったとされる。
複数の米メディアなどは、トランプ氏が近く、ガザでの戦闘を巡り新たな停戦案を提示する可能性があると報じている。これを意識してか、ネタニヤフ氏は13日、「一時的な停戦なら構わない」と述べた。
果たしてトランプ氏は、ネタニヤフ氏がのまざるを得ない提案を示すのか。それとも、戦闘拡大に理解を示すのか――。何を仕掛けてくるか分からないトランプ氏に対し、ネタニヤフ氏は身動きが取りづらい状況にある。【5月15日 毎日】
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“ネタニヤフ氏はそうした戦略の「障害」とみなされている可能性がある”と言うほどのものかどうかはわかりません。
トランプ大統領としては、単にアメリカにとってメリットがあるのでイラン・ハマス・フーシ派と交渉しただけ・・・といったことかも。ただ、そうであるにしてもその際にイスラエルの立場はあまり考慮していないようにも。「無関心」とも言えます。
これまで密接に庇護してきたイスラエルさえその立場が考慮されないのであれば、トランプ大統領が中国と交渉する際に、日本や台湾の立場がどれほど考慮されるのかは甚だ疑問ではあります。
【ネタニヤフ首相のガザ対応を厳しく批判するフランス・スペイン】
トランプ大統領との関係は“ズレ”程度の話ですが、ネタニヤフ首相と激しいバトル状態になっているのがフランス・マクロン大統領。
****ガザ封鎖「恥ずべき」 仏マクロン大統領非難****
フランスのマクロン大統領は13日、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃と封鎖を続けているイスラエルに関し「ネタニヤフ政権がしていることは受け入れられない。恥ずべきだ」と非難した。民放テレビTF1のインタビューで語った。イスラエルのネタニヤフ首相は14日、マクロン氏を批判する声明を発表し、応酬となった。
マクロン氏はガザとエジプトの境界を訪問した時のことを振り返り「生涯で見た最も悲惨な光景の一つだ」と語った。フランスや他の国の支援がイスラエルによって阻止されていると訴えた。「これがジェノサイド(民族大量虐殺)だと述べるのは大統領ではなく歴史家の役割だ」とも話した。(後略)【5月15日 毎日】
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****ネタニヤフ氏、ガザ封鎖批判したマクロン氏に反発「イスラムテロ組織の味方」****
フランスのエマニュエル・マクロン大統領がイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区の封鎖を批判したのを受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は14日、マクロン氏が「残虐なイスラムテロ組織に味方」していると非難した。
ネタニヤフ氏は首相府を通じて出した声明で、「マクロン氏はまたしても残虐なイスラムテロ組織に味方し、その卑劣なプロパガンダに同調することを選択し、イスラエルを血の誹謗(ひぼう)中傷で非難している」と主張。
「マクロン氏はイスラムテロ組織と戦い、人質の解放を求める西側民主主義陣営を支持するどころか、またしてもイスラエルの降伏とテロへの報奨を要求している」「イスラエルは止まらない。降伏もしない」と付け加えた。(中略)
イスラエルのイスラエル・カッツ国防相も14日、マクロン氏の発言を非難。
「フランスでユダヤ人が自衛できなかった時に何が起きたのか、われわれはよく覚えている。マクロン大統領はわれわれに道徳を説くべきではない」「(イスラエル軍は)困難かつ複雑な状況下において、最高の道徳基準に基づいて行動している。フランスが過去の戦争で示してきたよりも確かに高い基準だ」と付け加えた。 【5月15日 AFP】******************
マクロン大統領とネタニヤフ首相のバトルは今に始まった話でもなく4月にも。
****イスラエル首相の仏大統領批判は「不当」 パレスチナ国家承認めぐり****
パレスチナ自治政府の外務庁は14日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が数か月以内にパレスチナ国家を承認する計画を表明したことに対するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の批判は「不当な攻撃」だと非難した。(中略)
マクロン氏は今月9日に放映されたテレビ局フランス5のインタビューで、パレスチナ国家を承認する計画について言及し、6月に米ニューヨークで開催されるイスラエル・パレスチナ紛争解決に関する国連会議で承認する可能性があると語った。
このマクロン氏の発言はフランスの右派団体の他、イスラエルのネタニヤフ首相とその息子ヤイル・ネタニヤフ氏から一斉に批判された。
ヤイル・ネタニヤフ氏は12日夜、X(旧ツイッター)に英語で「ふざけるな!」と投稿。
ネタニヤフ首相も声明で「マクロン大統領がわれわれの土地の中心にパレスチナ国家を樹立するという考えを推進し続けているのは重大な誤りだ。その国家の唯一の野望は、イスラエルの破壊にある」と述べた。【4月14日 AFP】
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イスラエルはスペイン・サンチェス首相とも。
****イスラエル、スペイン大使呼び出し抗議 首相の「ジェノサイド国家」発言めぐり****
イスラエル外務省は14日、スペインのペドロ・サンチェス首相による「重大発言」をめぐり、駐イスラエル・スペイン大使を呼び出して正式に抗議すると発表した。
同日のスペイン議会で、議員から「イスラエルのようなジェノサイド(集団殺害)国家との貿易」などについて、政府はどのように対応するつもりなのかと問われると、サンチェス氏はイスラエルに言及することなく、「わが国はジェノサイド国家とは取引していない」と答えた。
これに対しイスラエル外務省は声明で、「スペインのペドロ・サンチェス首相による重大発言を受け、あす駐イスラエル・スペイン大使を呼び出し、エルサレムの外務省で抗議する」と述べた。
サンチェス氏は、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を最も強く批判する一人。昨年にはパレスチナ国家を承認したことで、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる政府を激怒させた。
今年の4月下旬、スペインは社会労働党主導の連立政権の極左パートナーからの圧力を受け、イスラエル企業からの弾薬購入契約を破棄。イスラエルに非難された。 【5月15日 AFP】AFPBB News
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日本は・・・非常に穏やかです。たまには、はっきり言った方がいいこともあると思いますが。
****岩屋外相 イスラエル外相と会談 ガザ地区の人道支援など求める****
岩屋外務大臣は、日本を訪問しているイスラエルのサール外相と会談し、ガザ地区の壊滅的な人道状況に深刻な懸念を伝えた上で、停戦合意の継続や人道支援の実施などを強く求めました。
会談は13日夕方に外務省で行われました。
この中で岩屋外務大臣は、ハマスによるテロ攻撃を断固として非難する考えを改めて示すとともにガザ地区では軍事作戦の再開により民間人を含む多くの死傷者が発生し、壊滅的な人道状況にあるとして深刻な懸念を伝えました。
そのうえで「地域の永続的な平和と繁栄の実現にイスラエルが負っている責任と役割は実に大きい」と述べ、人質の解放と停戦合意の継続に向けて誠実に取り組むとともに民間人の保護や人道支援などを国際法を順守して実施するよう強く求めました。
これに対しサール外相は「中東の平和と安定を求めている」などと述べ、イスラエルの立場を説明しました。
そして両外相は日本とイスラエルの関係や中東情勢をめぐり意思疎通を続けていくことを確認しました。【5月13日 NHK】
この中で岩屋外務大臣は、ハマスによるテロ攻撃を断固として非難する考えを改めて示すとともにガザ地区では軍事作戦の再開により民間人を含む多くの死傷者が発生し、壊滅的な人道状況にあるとして深刻な懸念を伝えました。
そのうえで「地域の永続的な平和と繁栄の実現にイスラエルが負っている責任と役割は実に大きい」と述べ、人質の解放と停戦合意の継続に向けて誠実に取り組むとともに民間人の保護や人道支援などを国際法を順守して実施するよう強く求めました。
これに対しサール外相は「中東の平和と安定を求めている」などと述べ、イスラエルの立場を説明しました。
そして両外相は日本とイスラエルの関係や中東情勢をめぐり意思疎通を続けていくことを確認しました。【5月13日 NHK】
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【トランプ大統領の中東歴訪後に予定されているガザ地区でのイスラエル軍による軍事作戦拡大・強化】
イスラエル・ネタニヤフ首相はトランプ大統領の中東歴訪後に、ガザ地区でのイスラエル軍による軍事作戦を大幅に拡大する方針ですが、前述のようなトランプ大統領との“ズレ”も指摘される中で強行するのでしょうか?
イスラエル軍は15日もガザ南部のハンユニスなどを攻撃し、医療関係者によると女性や子どもを含む少なくとも60人が死亡しました。
“ハマスは、イスラエルは「攻撃しながら交渉しようと必死になっている」と述べた。
パレスチナの保健当局者は、トランプ米大統領が13日に中東3カ国歴訪を開始して以来、イスラエルの攻撃がエスカレートしていると指摘した。前日の攻撃では少なくとも80人が死亡した。”【5月15日 ロイター】
パレスチナの保健当局者は、トランプ米大統領が13日に中東3カ国歴訪を開始して以来、イスラエルの攻撃がエスカレートしていると指摘した。前日の攻撃では少なくとも80人が死亡した。”【5月15日 ロイター】