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台湾の街歩きは危険がいっぱい

2005年12月05日 | 臺灣旅行記
 



台南の店先・段差が50センチちかくありました。


台湾の街を歩いていると近代的なビルからかなり古いビルまでほぼ同じような店先の造りになっています。

道路から店は3メートル近く、後ろに後退しています。
一見、歩道のような空間は私有地になります。
そして天井部分はアーケードのようになっています。

真中の柱の部分から店先まで本当はこの店の敷地です。
したがって車道まで店舗にすればよいのですがこのように人が歩けるように軒先を殆どの店が歩道のように作っています。

これは南国にある台湾でとても助かります。暑い日差しや雨をしのげます。


これは清朝末期頃に定められた法律が起原とされています。
続いて明治時代に日本の統治者がこの法律を詳細な寸法まで定めたものが今日まで受け継がれているそうです。

歩道もある事はあるのですが単に道路の一部としての模様に過ぎない気がします。

ここを歩く人はあまりいません。日差しが暑いのとぎりぎりまで走っているバイクや車が危ないからです。



この写真は非常にのんびりした風景ですが実際は真中のテーブルにあたりはバイクが隙間無く駐車されていて歩くのがやっとと言う状況です。
そしてその歩くのがやっとの隙間をバイクが徐行せずに、かなりのスピードで走って来ます。

更に危険なのは同じビルでも店毎に店先の高さが違う事です。
ほとんどの店先の場合、雨のことを考えてか道路より数十センチ高く作られています。
その高さが店ごとに違い、ひどい時は隣同士で皆高さが違うという事です。
夜、暗い通りは気を付けないと転びそうになります。

最高に段差があったのは高雄で50センチ以上の段差に出会いました。
その店は電気関係の工事の店らしく車を直接、店内に入れるため店先の高さは道路と同じ高さにしてあり、飛び降りる感覚で店先を渡りました。

この部分は私有地であり半分、公共の場所的な役割もあります。
夜市がある通りでは店のまん前まで(右のテーブルがあるあたり)屋台が進出してきます。

飲茶の店の前に飲茶の屋台が店を出している、同じ品物を扱う店が、なんて事も日常的な光景です。
しかし、お店の人は文句を言うどころか商売のアドバイスをしたり、水を提供したり非常に親切に接する事が多いそうです。

それは店主も昔、同じ様に屋台を引いて苦労してお金をためて店を建てた、同じ様に苦労をしている人には優しくしてあげる、ここにも台湾の人のおおらかさ、やさしさを見るようです。


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