世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

中国覇権主義(7)

2008-06-12 12:20:18 | Weblog

[4]中国の日本カードは、日本との「領有権紛争」事案

中国は内政問題で行き詰まれば、この日本カードを何度でも切ればよいと考えている。そして自国民に強い「民族意識」をあおればよいのである。

ダットン教授はさらにに次のように証言している。

「中国指導者にとって自国民のナショナリズム感情を強化したいと思えば、いつでもとにかく東シナ海での日本との領有権争いに注意を喚起さえすればよいのです。

その結果、つい数十年前まで中国領土の主要部分を日本が占領していた事実を中国人民に想起させることが出来るのです。

この過去の日本の侵略の想起 は、中国の領海権主張への現在の日本の侵害への断固たる反発とあわせて、中国政府が外国勢力に屈し、恥辱を味あわさせられることはもう二度とないことを自国民に誇示する効果を生みます。」


将に日本との領有権紛争カードを、中国はいつでも切ってくるのである。日本国民は胡錦濤のピンポン外交に騙されてはならない。事実、5月7日、早稲田大学で福原愛と胡錦濤は卓球対戦している。メガネをはずした胡錦濤のあの狡猾な表情 は、「日本を誑(たぶら)かす旅」の面目躍如たる物であった。胡錦濤は日本に対して割と友好的な態度を示すこともあるが、それは仮の姿、こと領有権に関しては決して友好的などと言うものではない。チベットでもそうしたように、福田康夫は胡錦濤の傀儡政権に成り下がりつつある。誠に恐ろしいことである。日本国民は、子々孫々に対しても、断固中国の毒牙と戦わなければならない。

[5]中国・日本カードの二面性

中国は現在、南シナ海と東シナ海で、隣接する諸国と領有権争いを行っている。中国の国家主権に関する態度は変わらないものの、南と東とでは態度に相違があると言う。

東シナ海では日本と紛争を起こしているが、日本に対しては上述したようにかなり強硬である。然るに南シナ海では、かなり協力的な姿勢で交渉を進めていると言う。もちろん国家主権を放棄するなんぞ一かけらもないが、かなり柔和な姿勢でのらりくらりとやっているようで、南シナ海での紛争相手国たるベトナム、フィリピン、マレーシアなどと言う国に対しては協力的な姿勢をみせて、東南アジア地域での中国の外交の得点稼ぎをしている、と言う。このようにアジア地域でも、中国は、日本を囲い込もうと手練手管を弄しているのである。

ダットン教授は次のように述べている。

「中国政府は南シナ海での領有権紛争では他の当事国に対し割りに協力的な姿勢で交渉を進めるのに対し、東シナ海では日本に対し一定の抑制を聞かせた上での対決の姿勢を崩そうとしません。
中国はこの 使い分けによって、自国内の安定と周辺地域での台頭 の両方に寄与する形で、国内向け政治メッセージと地域向け政治メッセージのバランスをとろうとしています。」


そして次のように結論付けている。

中国は日本に対しては東シナ海での領有権紛争も資源紛争 も本当は解決しようと言う意図はない。いつまでも日本と対決したままにあることが自国民の政府への支持を保持するのは得策だからだ。

だとすれば、日本政府のこれまでの対応は根本から間違っていた、と言っている。言っておくが、ダットン教授は、米海軍の「中国海事研究所」に所属し、体系的に中国の政策を研究している専門家なのである。これは真実である。
(続く)
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