世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

尖閣諸島問題その2(15)

2012-08-06 12:02:09 | Weblog


さて、話を尖閣諸島に戻そう。2012.7.20のNO.14からの続きである。

これにより上記各国の支配する小島や岩礁は次への通りとなる。(Wikipediaの南沙諸島の「各国軍の領有状況」よりひろう。)

ベトナム  26
フィリピン  10
マレーシア  7
台湾     2
中国     8
 計     53


台湾は、台湾の南端と香港を結ぶ線を底辺とする南(下)向きの二等辺三角形の頂点、甚江とほぼ同じ緯度にある東沙諸島プラタスリーフ)を専有している。(甚にはサンズイがつく。)

フィリピン中沙諸島スカボロー環礁)を専有しているが、近年中国スカボロー環礁にチョッカイを出しては揉めている。

1994年から1995年にかけては、同じくフィリピンが統治していた南沙諸島のミスチーフ環礁を占領してしまい、今もって中国が実効支配している。

事の起こりはこうだ。

もともとミスチーフ環礁は南沙諸島の東端、フィリピンのパラワン島の沖合い209km(130miles)にあり、フィリピンのEEZ内であり当然のこととしてフィリピンが統治していた。その証拠にタガロク語ではPanganibanと呼ばれていた。1994年12月、モンスーン期でフィリピン海軍はパトロールを止めていた。そのときを狙って中国軍は高床式の兵舎を建設した。これを知ったフィリピンは、1995年2月8日に「ミスチーフ環礁」からの中国の艦船の撤収を要求したが、中国は建物は軍事施設ではなく、沿岸の漁民が建てた避難施設であるとして、撤収を拒否する。その直後、フィリピン政府は調査船団を派遣したが、中国軍艦艇に追い返されてしまった。フィリピン政府はこれに対応出来る軍事力を持ち合わせていなかった。そのため、みすみす自国領であるミスチーフ環礁を、中国軍に、それこそ乗っ取られてしまったのである。

先の年表では、「1992.11.00米軍、フィリピンから撤退する。」とあるように、フィリピン政府はアメリカ軍を自国から追い出してしまい、それに変わる強力な軍隊も準備出来ていなかった。そして1995年に最後の米比共同軍事演習が終わると、フィリピンは全くの無防備な状態になってしまったのである。

このときの政権はアキノ政権であった。アキノ政権は外界の状況を見る目がなく、ただ単に内政だけを見て、アメリカ軍を追い出していい気になっていたようだ。もちろんアメリカ軍の撤退に関しては議会等での議論が行われたのであったが、フィリピンにいる中国系住民の圧倒的な支持もあり、スービック海軍基地クラーク空軍基地の米軍の使用を認めなかったのである。アキノはフィリピンの住民に指示されていると勘違いしたのである。指示しているように騒いでいたのは、中国系住民が意識的に騒ぎを大きくしていただけだったのである。この騒ぎを見て、アキノは自分が指示されていると勘違いしてアメリカ軍を追い出してしまったのであった。日本にとっては、他山の石。大いに参考にする必要がある。今の原発反対運動の盛り上がりも、それに流されることのないように、冷静に対応する必要がある。この日本にとって、原子力発電は絶対に必要である。安全をないがしろにしてもよい、などと言っているのではない。最大限の安全を追求して、原発を存続させることが日本の国益に適っているのである。きっと今の原発反対運動も、このように日本に原発を存続させたくない共産系からの横槍が相当入っている筈である。原発を存続させていれば、原子力に関する技術も保持され、日本の防衛にも必ずや役に立つ筈である。

こんな反対運動は、核で脅迫する中国や北朝鮮、ロシアに向けてやるべきものである。

このフィリピンでの例は、中国の得意とする『戦わずして勝つ』ための三戦、即ち「輿論戦」「心理戦」「法律戦」の応用であり、フィリピン国内の中国系住民を操って、アメリカ軍への基地提供を拒否させたものであろう。
http://www.nids.go.jp/publication/chinareport/pdf/china_report_JP_web_A01.pdf などを参照するとよい。

だから在日外国人への参政権付与などは絶対にしてはならないことであり、更には在日中国人への監視を強化したり、特に中国人日本への帰化申請へは最大限の注意を払い、簡単に認めてはならないのである。だから今の民主党政権は、まことに危なっかしいのであり、鳩山、管、小沢などは中国からの指令で動いている可能性も捨て切れないのである。

そしてこのミスチーフ環礁には1998年から1999年にかけて、このブログの7月18日、NO.12でも言及されているように、対空砲や対艦砲、更にはヘリポートも設置され、そして大型艦船の停泊が可能な突堤なども建設され、中国軍はここを一大要塞へと変貌させていったのである。中国はあくまでも漁民の避難施設強弁していると伝えられている。


 
 
南沙諸島:中国の軍事拠点?…フィリピンが写真公開
毎日新聞 2012年08月02日 09時53分(最終更新 08月02日 11時51分)

海上に浮かぶコンクリート製の構造物=フィリピン海軍提供
拡大写真   

 【バンコク岩佐淳士】海上に浮かぶコンクリート製の構造物。上には3階建ての建物などが見える。7月中旬にフィリピン海軍が撮影したこの写真は、中国が95年、南シナ海・南沙諸島(英語名スプラトリー諸島)のミスチーフ環礁に建造した「軍事拠点」だ。最近新設されたとみられる風力発電装置やヘリポートらしき施設も確認され、中国が実効支配を進めている様子が分かるという。
 ミスチーフ環礁は、中国やフィリピンなどが領有権を争う南沙諸島のほぼ中央に位置。フィリピン側自国の排他的経済水域(EEZ)内だと主張するが、中国はこの「拠点」を建設以降、周辺に艦船を常駐させている。
 フィリピン海軍関係者によると、中国は南沙諸島にこのほか数カ所の「軍事拠点」を建設。ミスチーフ環礁のこの建造物は最大で「中国側は基地をどんどん建て増している」という。
 南沙諸島では今年に入り、中国のレーダー施設とみられるドーム型の構造物も確認されている。
http://mainichi.jp/select/news/20120802k0000e030192000c.html
(続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする