世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

中国の厚顔無恥(1)

2008-06-29 00:17:25 | Weblog

胡錦濤は、5月6日から5月10日にかけて日本を訪問した。そして帰国2日目の5月12日に四川大地震が発生した。今年は年初より何かと物騒な話題に恵まれている、などとおめでたい表現を使うべきでない。今年は年初より災禍が頻発して起こっている。中国にとっては厄介な年となろう。

その第一 が、1月に中国中南部を襲った歴史的大寒波である。

「50年に1度」と言う氷雪害が中国中南部を襲い、2月7日の旧正月を前に帰省の足が大混乱状態である。鉄道は全線が麻痺、空路も雪や凍結で混乱、高速道路も広範囲に渡って通行止めとなっている。中国民生省のまとめでは安徽、江西、河南、湖南、湖北、貴州など14省で約7,800万人が被災したと言う。送電施設が結氷で壊れ、各地で大規模な停電。また石炭輸送も止まり、発電に大きな影響が出ているという。
そのため広州市に進出している日系乗用車メーカー3社の工場も相次いで生産停止に追い込まれたと言う。テレビや新聞でも報道されていたので、ご承知の方々も多いことと思う。(2008.1.28,29asahi.com)
このため2月以来の中国のインフレ率は、6.5%、8.5%、8.6%と上昇している。ちなみに中国株価ののピークは2007年10月16日だが、株価の暴落にも拍車をかけている。四川大地震前にすでに株価は約50%も暴落している。以上はWiLL7月号の宮崎正弘氏の「大地震がダメ押し中国のおから経済」の冒頭に述べられている。

第二 が、「中国製・冷凍毒餃子による薬物中毒事件」である。

1月30日に第一報が伝えられると、中国でも日本でも上を下への大騒ぎとなった。千葉と兵庫で、JTが輸入したこの餃子を食べた親子10人が死にそうになり、入院していると言う。該当餃子から検出された農薬毒のメタミドホスの濃度は、

・皮が、3,580ppm
・具が、3,160ppm ('08.3.13、千葉県警発表)

と野菜関係の残留農薬基準から、数千倍から一万倍以上の濃度に当たる量であった。

「氷を溶かす旅」と言ってはいたが当初5日間の予定を嫌がらせして3日に減らして、'07.4.11に温家宝が日本に来た。そして胡錦濤国家主席の訪日をこの春に控え、「春が来た」ように振舞いたかった中国は、この毒餃子事件に関しては、1月31日の中国外務省の劉建超報道局長をして低姿勢な記者会見をさせた。しかし5月に胡錦濤が来日しても、毒餃子問題の責任は頬被りして帰ってしまった。福田康夫も何も言わなかった。誠に馬鹿げている。
中国と言う国には国民はいない、その代わりに人民がいる。今回の毒餃子事件はその製造工程で、不満を持つ従業員がメタミドホスを混入させたものであるが、一般的に言って彼等は自分達の食べる物に関しては注意を払い殺虫剤や消毒薬を撒くが、こと他人に売るための作物に関してはそこは無頓着となり、効果が上がるように高濃度に撒くし、禁止薬剤でも平気で使用している。困るのは自分でなく他人になるからだ。

そのため中国製野菜を初めとするあらゆる中国製食品に関しては、日本への輸出が激減してしまった。農林水産省が2008年6月9日に発表した輸入検査実績(速報値)によると、5月の中国産野菜の輸入検査量は2万5778トンで、前年同月に比べて49%減少している。中国製冷凍餃子の中毒事件が発覚した1月以降の前年同月比で最も減少し、ほぼ半減にまで落ち込んでいる。
(http://www.j-cast.com/2008/06/10021536.html)
しかしそれでもまだ2万6000トンも輸入されているのである。至急食糧自給に関して、手を打ってゆかなければならないのだか!それはさておき、食に限らず中国製品は世界中で災禍を振りまいている。風邪薬、ペットフード、玩具、ベビー服までもが安全でなかった。
(続く)
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