世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

中国覇権主義(2)

2008-06-05 21:57:58 | Weblog
中国での「反日教育」「愛国主義教育」の重点項目には、日中戦争が最大のテーマとなっている。
日本からすれば、この日中戦争は共産主義から日本国を守るための反共の戦いである。中国コミンテルンから中国の汪兆銘政権と協力して中国人民を救うために戦ったわけであるが、日本国政府の外交や日本軍の施策の悪さにより、泥沼の中国内戦に引きずり込まれてしまった、と言うのが真相なのである。日本軍は、アメリカの支援を受けた中国共産党軍の消耗戦に敗れたのである。

中国がチベットや東トルキスタン、内モンゴルを侵略したのとは訳が違う。中国はチベットに侵攻する際に、資本主義勢力など一人もいなかったにも拘らず、資本主義勢力からチベットを開放するとして、人民解放軍を侵攻させチベットで殺戮の限りを尽くしたのとは訳が違う。内戦中の中国は、毛沢東の延安政府と蒋介石の重慶政府と南京の汪兆銘政府が覇権を競っていたのであり、日本政府は中国に自由主義の国が成立することを画策していたのである。アメリカも今となっては、中国の延安政府を支援し、その結果共産党政権が樹立されてしまったことに大いに悔やんでいることであろう。

横道に逸れてしまったが、ことほど左様に中国では「反日教育(愛国主義教育)」が盛んに行われている。これに対しては日本政府も打撃を与える必要があるが、それはさておき、こんな状況であるからこそ、自衛隊機の派遣に対しては十二分に中国と協議する必要があった。そして根回しが済んだ段階で自衛隊機が飛んでゆく、と言う状況を作り出す必要があった。あの町村の5/28の記者会見はそんなことはお構いなしの発表であった。こんな能天気で官房長官が務まるか、否、政治家も務まらないであろう。もっと狡猾にならなければ、一党独裁の国なんぞとは付き合っていけないよ。

本人も言っている通り「はっきりしないところもあるが」と言う状態だったのなら、はっきりした状態で「自衛隊機で」と言えばよい。ただ単に「テント、毛布などの緊急支援要請があったので検討を開始した」とか「準備を指示した」とかで済ませておいて、はっきりしたところで「自衛隊機で」と言えばよかった。はっきりしないところがあることが分かっていたのなら、なぜ確認させなかったのか。確認されたことだけ発表しなかったのか。町村をはじめ政府内にも、今回の日本の国際緊急援助隊の活動により中国国内での日本に対する世論が少しは改善されたことで有頂天になってしまい、中国での反日意識の強いことなんぞどこかへ飛んでしまったのではないか。しかしながら改善された面はあるものの、インターネットの掲示板などには反日に徹する書き込みも相当数あることも事実である。こんなことも町村や福田の頭の中には無くなっていたのか。いや、あった上で軽く考えて、「自衛隊機で」と言った物と思う。こいつら全くの120%の政治音痴ではないか。せっかくの自衛隊機の派遣をみすみす潰してしまって。こんな奴等が日本の政治を担っていると思うと本当に悲しくなってしまう。

拙速を尊ぶ時もあれば、巧遅に徹する事の方が適切な時もある。そこを見極めるのが政治家の務めでしょうが。こいつら政治家の務めを果たしていない。
(続く)
コメント
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