amnjackのNewWeblog

電子工作中心に雑多なカテゴリー構成ですが,興味のあるジャンルがありましたらご覧ください。

PTC Heating Plate

2023年10月25日 | TOOLS

先日,Daisoの300円LED球を修理したのですが,その折,壊れたデバイスを半田ごてではずそうとしてもかなわず,ヒートガンでもあまりうまくゆかず,よいよい道具がないものかと考えていました。基板の裏全体がヒートシンクになっていて熱が逃げてしまうのです。

たまたまNetを徘徊していたら,面白そうなものを見つけました。

PTC Heating Plateです。PTC(Positive Temperature Coefficient(正温度係数))ヒーターについてはこちらあたりが参考になります。

以前から面白そうだなぁとは思っていたのですが,手を出しませんでした。でも,これ送料こみで486円。ワンコインで手に入ります。

(でも今見たら565円,送料419円に上がってました。これだと手は出さないなぁ・・・)。ついでにamazonでも扱っているようで,こちらは1022円でした。amazonでも中華からの発送でしょう。

現物はこんなものです。

短い足の先に薄っぺらいマグネットがついています。ひとつは割れてました。

おそらくヒーターの下も熱くなりますので,鉄板か何かを敷いて作業せいということなんでしょうね。

たまたま基板用のスペーサがありましたので,間に付けてちょっとだけプレートを高くしてみました。

まあこれで実験です。

サーモグラフィーを取り出して,温度の上昇の様子と面積を観察。

まあほぼ均一に温度は上昇しているようです。が,,,このサーモグラフィー100℃までしか測れない!

画面のように116℃で頭打ちになっちゃいました。

あとのお道具は熱電対。表面温度と足の部分(下敷き)を測ってみました。

30秒で250度まで上昇と説明があったのですが,まあ30秒かどうかは計りませんでしたが,しばらくすると250℃までは上がります。

下敷きはプラスチックというわけにはいかないので,薄い板を敷いてみました。その板の部分,抱いた90度くらいになるようです。スペーサを付けていないと,板が焦げる可能性もあります。足を付けて正解。

 

一応スライダックは130Vまで上げられるので,仕様どおり,110Vでもやってみましたが,結果は100Vと余り変わりはありません。直接AC100Vで使えば良いでしょうね。

調子に乗って非接触温度計(あるの思い出しました)でも。

まあ,ほぼ250℃ということでOKかな・・

土台の板はやはり90℃を超えてる。

 

これでリフローができるかどうかはやってみないと分かりませんが,リフローされたデバイスをこれに押しつけて外すことはできそうです。

いま,特別実験するブツがないので,その実験は後ほど。作業例としては,youtube等にありますね。参考までに

 

PTC Heating Thermostat Heater Plate For TV Backlight LED soket FPC IC BGA welding Soldering station

 

 

 

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thermography AMG8833

2022年09月03日 | electro_craft

ジャンク箱からこんな基板が出てきました。

数年前に購入して、取り付けねじ等がなく自立しないので,使い勝手が悪く,そのままほったらかしにしていたもの。反対側にサーモカメラがあり,8×8ピクセルで熱源を映し出すといったもの。外部出力等はないようですので,写ったのを見るだけ。

特徴はタクトスイッチにより,測定温度範囲を設定できるところかな・・・測定範囲は上限100℃,下限は-10℃でした。

サーモカメラはAMG8833とのことで,これはパナソニック製のようです。データシートはこちら

このまままたほったらかしにするのも何なんで,たまたまあったポリカのケースに収め,電池駆動にしたいと思います。

18650電池にUSB保護付き充電器き基板を噛まして給電。

USB-Cの方を使います。リンクは画像をクリック

養生して,穴開けはカメラとSWとUSBのみ。

こんなかたちになります。

カメラ部分。現物合わせ。9.5mm*4.6mm

手持ちのトグルスイッチにしました。

USB基板は底に両面テープ止めで・・・

 

何か殺風景だし,中が丸見えっていうのもちょっとなあ・・・ということで,ケースにスプレーかけました。

プラサフを吹いたら,何かひび割れのような模様が,シンナーで落とすのも面倒なのでそのままつや消し黒を塗りました。脱脂用のIPA波十分乾いてなかったのかな?そんなに見てくれは悪くないですよね・・けがの功名?

 

 

あとは組み立てです。

カメラ基板へはmicro-USBなんで,適当な物をちょん切りました。とりあえずは1pinが+,5pinがGND何ですが,幸い充電用のUSBだったようで,信号線がありません。この方が楽でした。

 

動作確認。

測定範囲は20-40℃,もっさり動いてます。温度表示は中央の+マークのところ。

 

組み込みました。基板等はエポキシで固めると取り外すときが面倒,、というか外せなくなるので,ホットボンドでお気楽に止めました。

 

充電もOK.

半田小手に向けてみました。

 

ドットが粗いので,きれいには写りません。また動作がカクカクしますが,熱源などのチェックはできそうです。

蓋をして完成の図。

これで,ポータブルで持ち歩けます。

このカメラ基板,今はもう販売されてないようです。別な物は

amazonでこんな物の取り扱いがあるようですが,高いですね・・・

 

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IR Thermal Imaging Camera

2019年07月08日 | Gadgets

手に入れた遊び道具はこれ↟
IR Thermal Imaging Camera。
注文時より値段が上がってますねぇ・・・

AMG8833を使って解像度が8*8とちょっと低いけど,面白い。

仕事に使うもんでもないので,,,,,安いやつを!!


中央の銀色ケースの部分がカメラです。画角は60℃。USBから5Vを取って作動します。


スイッチはなくマイクロUSBを刺すと電源がON。

取説はどこにも見当たらず。
右にある3つのタクトスイッチはなにかなと思ったんですが,
左にあるスケールの調整でした。


setボタンを押して,上限や下限を選びます。

数字が赤く変化したところで,UPーDOWNボタンで設定。
最後にsetボタンで完了と言ったところです。最高温度を高くするに従って,赤く映るところも高温になります。

お試しに冷めたコーヒーカップ

27.2℃は,画面中央のマークのところ。


半田ごて。最高が80℃までということなので,


20-40℃のスケールではすぐに赤くなります。
通常使いでは,0℃~40℃くらいが使いやすいでしょうか?


指の温度


とまあ,遊び道具の紹介でした。

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