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定電圧定電流電源アダプター 改良

2011年10月28日 | electro_craft
昨日完成とした定電圧定電流電源アダプターですが,2つ問題がありました。
1つは,1kΩに14.25Vをかけたときに電流が16.3mA示すといった誤差の大きさ。昨日はこれは「誤差ということで・・・」と放っておいたのですが,師匠から,おしかりいただいて直すことに。実際1Ωの抵抗を測ったら1.1Ωを示しました。これで10%以上は狂うんですね。
もう一つ,トランジスタはHfeだけ見て200程度とれればいいかということで,これをダーリントン接続したのですが,コレクタ損失(Pc)が400mWしかなく,仮に入力15V,出力3Vで上限の100mAを流したらQ2のコレクタ損失は1200mWになり、Q2は楽に飛んでしまうという指摘。
せっかく作ったんだから直しました。

まず抵抗ですが,1Ωに並列に8Ωを入れます。
計算は,師匠のコメントから
【16.3mV/14.25mA=1.144Ω
1Ωの抵抗は実際は1.144Ωある。
並列に抵抗を入れて1Ωにするには
1.144*1/(1.144-1)=7.951
7.951Ωを入れれば1Ωになります。】
ということで,8.2Ω程度を入れると良いと教えていただいたのですが,8.2Ωなんて持ってません。ガサゴソパーツボックスを探したら,ほんの数本4.7Ωと3.3Ωが出てきました。直列すれば8Ω。テスターでちゃんと測ったら表示どおり4.7,3.3の値を示します。ラッキーでした。

トランジスタは,TO-220タイプのでかいTrもダーリントンタイプもあったのですが,ここはチップのパワートランジスタ2SD1000を使いました。大電流を流したときの発熱対策として,太めのスズメッキ線をコレクタに付け基板から浮かせるようにしました。実際にはここまでは必要ないとは思いますが,,,




1.1Ωに並列8Ω(4.7+3.3)

Q2のC1815を取り外して,D1000を移植


テスト・・・・1kΩを取り付けて,電圧を最大に

14.5mA。結構正確に出ます。

ついでにLEDでもやってみました。



ということで,これで本当に完成かな?
なお,師匠が作った同様の回路から,電流を零にすると電圧も零になる。使いにくいので0Vにならないようにという注意がありましたが,デバイス(OPA)のばらつきからか,私のものは,VRを最低に絞っても,4.2mV/1.5mA(テスター端子切り替え)でしたので,当面いじらないことにします。
今回は丁寧に作り直したからか,ランドはげが1カ所でした。透明ケースじゃ汚いのバレバレですものね。

以上,最終報告(かな?)。
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