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世界10大オーケストラ??

2011年09月02日 | Music
久しぶりの音楽ネタ。

最近は音楽をゆっくり聴くことはほとんどなくなったなあと思うこの頃。ふと立ち寄った書店で目にはいい他この本を読んでみた。
「世界の10大オーケストラ」中川右介著
取り上げられているオーケストラが本当に10大オケにあたるかは置くとしても,10のオケを中心にオケの歴史が紐解かれている。基準はカラヤンがらみとのことだが,いろいろな指揮者が登場して連帯や確執など,なかなか面白かった。
それから,よくマニアが世界でいちばんいいオーケストラは,○○なんていうけれど,音楽家はそんなふうには思っていないってことも分かる。要は個性なのである。私も,今でもバンベルクと群馬シティーフィルが最高だと思ってる(笑)。

取り上げられているオーケストラ
1.シュターツ・カペレ・ベルリン
2.ニューヨーク・フィルハーモニー
3.ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
4.レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
5.ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
6.ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
7.チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
8.イスラエル・ファイルハーニック管弦楽団
9.ファイルハーモニア管弦楽団
10.パリ管弦楽団

シュターツカペレ・ベルリンが冒頭に出てくるのは意外だったが,あとはまあ納得。読み進むにつれて,なぜ私は最近音楽を聴かなくなったのかだんだん分かったような気がしてきた。面白くないのである。
エピローグに「トルストイの小説の冒頭の一節,『幸福な家庭はみな似ているが,不幸な家庭はそれぞれである』が思い出される。チェコフィルは幸福なオーケストラになったのである。・・・・いや,チェコフィルだけではない。どのオーケストラもみな幸福なオーケストラになった。」という結びのくだりが「納得!」と思わせる。
音楽はその歴史を背負っているはずだが,今は,楽譜どおりに楽譜どおりにが追究されどのオケもどの指揮者も同じような演奏になった。後期ロマン派の白を黒とする演奏もいいとは思わないが,オケなり指揮者なりに思いの丈はあったように思える。いい録音で,綺麗な音美しいアンサンブルもいいのだが,,,,
今聴くとつまらないと思ってたカラヤンも結構いいんじゃないかと思える。
ラトルさんやヤンソンスさん,がんばってね!!

と,CDを買わないいい訳でした・・・・・・
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