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18Vバッテリーを充電してみる

2018年02月09日 | electro_craft
※ 2/10 末尾に「補足」追加

電子負荷が途中で止まってしまうのは,このバッテリーは負荷がかかると急速に電圧が降下し,停止電圧を割ってしまうからのようです。

はじめに止まったときのデータ。

止まるとRUNのLEDが消え,アンペア表示のところが---となります。
このときの停止電圧が,17.46V(設定15V)。停止電圧より高いのですが,これは電流が流れなくなったからで,電圧が復元されているからです。たぶん,15Vを下回ったのでしょう。

このとき,4.036Wh

容量はなんと,231mAh。1000mAhなんて,とてもとても。

電子負荷が止まってしまうので,もう少し電池を減らそうと,まずインパクトドライバーの電池をこちらに取り替えて,しばらく回してみて,回転が落ち始めた頃,今度は写真にようなモーターを取りだして回してみました。元々が壊れた12V車載空気入れのモーター。

電圧を測りながらやったのですが,写真は撮り忘れたみたい。

やはり,はじめは15V近い電圧があって勢いよく回り始めますが,だんだん回転が落ちてきます。セルあたり0.8Vの12Vを下回る頃まではなんとか回りますがこれより放電させると過放電になりそうなので,休止。電圧はすぐに復元させるでしょうが,ここから充電をしてみました。

充電時間は4時間半に設定。お勝手用のタイマーです。
13時ちょっと前から充電開始。終了は5時半くらいに。



はじめの頃の電流は測り忘れ。1時間半くらい経っての電流=315mA。たぶんはじめは400mA近かったんでしょう。


15時

充電開始2時間後に261mA。


16時


3時間後,電流が減ってきてます。
充電電圧も充電はじめ17Vくらいだったのが

19Vを超えてます。


17時

充電終了近くになったら,また充電電流が少々増え,電圧が下がりました。

なお,充電からはずして電圧を測ると,20.65Vと21V近くまでなってます。このあたりで充電を終了して良かったかも。なお,この間LEDは,赤はもちろん緑もつきっぱなしで,インジケーターの役は全く果たしていません。
時間で管理が一番良いようです。

本来,P10のデーターロガーで取れば良かったんでしょうが,今回はこんな結果でした。暇人でしたね。この後夜の会議に出かけましたが・・・・
この次はP10をいじってみます。

【補足】
『2次電池の基礎知識』
によると,
「充電時の電圧は充電が進むにつれて上昇しますが、充電容量が100%を超え過充電になると若干低下し、そののちに平衡電圧に達します。」
とあります。約3時間後に19.17Vになり,その後18.95Vになったのは満充電になった後の電圧低下と思われ,4時間ちょっとで充電を中止したわけです。

なお,「ニカド電池は通常0.1ItA(*1)の電流で16時間、すなわち160%充電することで完全充電され100%の電力を放電することが可能になります。」とありますので,0.1Cで16時間で160%。電圧降下より若干時間が経ってから,充電を停止しました。

この例で行くとこのニカド電池は4時間充電でほぼ満充電になると思われます。
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