豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

高雄市

2011-05-22 | traveling, town walking
3日目、台南から高雄へは台鉄の特急で行こうと駅へ歩いて行きました。地下道にはホームレスが2人寝ていました。切符を買おうと筆談しましたが、自強は11時過ぎとのこと、EXPRESSと言ってくれた切符は普通でした。しかし、来た電車は鈍行で月曜日のため、通勤・通学の風景でした。満席でしたが、若い学生さんが席を譲ってくれました。疲れた外国人とみられたのか、高齢者と見られたのか親切を受け入れました。高雄の駅は新しくなっていましたが、隣に写真の古い駅舎が保存されていました。ロッカーを探しましたが、コインではなく諦めました。やむなくタクシーでホテルへ行き荷物を預けました。
 帰ってから、西澤泰彦(2008)『日本植民建築論』名古屋大学出版会を、再度拾い読みしました。台湾の歴史概要は「旅々台北.com」で大筋理解できます。歴史は別の機会にして、植民地時代の建築遺産をどう読み解くか、この本が参考になります。歴史的な背景を著者は良く理解しているとが以下の分から推察できます。「列強による領土獲得を目指した戦争は、獲得を予定している地域に軍隊を送りこんで占領し、戦争に勝てば、相手からその地域を割譲させるといのが常套手段であるが、台湾は日清戦争の戦場にはならなかった。にもかかわらず、台湾の日本への割譲が決定したため、台湾の住民にとってはまったく予期できぬことであり、反発を強めた台湾住民は清の役人と糾合して台湾民主国を設立し、日本軍への抵抗運動を展開した。」とあります。植民地建築と日本様式、西洋様式との相違、意匠、材料など興味深い論述であります。さらには、台湾の「日本びいき」、反日感情対策などについては後日にします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安平古堡

2011-05-22 | 都市計画・まちづくり
街中を歩いていると、社区事務所や家庭教育中心をみました。どこの国もコミュニティ単位の組織があることを確認できました。


南大門からタクシーで安平古堡へ向かいました。


タクシーの中から今は消防署になっていますが、日本統治時代の「合同庁舎」を見ることができました。


安平古堡の後は古市街を歩きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤嵌楼

2011-05-21 | traveling, town walking
2日目ホテルから赤嵌楼(ツウカンロウ)へまず向かいました。NHKの「世界ふれあいまち歩き」では台南公園(旧中山)から出発しています。

路地を歩いていると、床屋さん出会えました。赤嵌楼は1653年オランダが築いた歴史的建造物です。次に、祀典武廟、大天后宮を見ました。地元の人が熱心にお祈りしているのをじっくり見ました。

ぶらぶら歩くと行列の店に出会いました。昼食にお勧めの小渡月を探しましたが、見つけられませんでした。残念。あちこちで見慣れた孔子廟を飛ばし南大門へ向かいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜市

2011-05-19 | traveling, town walking
暑い地方は夜市が賑やかです。それは熱帯地方では昼間は暑いので夜出かけ、共働きも多く安いし直ぐに食べられるからでしょう。でも、最近はそれも飽きてきました。夜はレストランでなく、コンビニか街の食堂です。ホテルの近くの食堂で寿司の看板があったので、指をさして注文したら無いと言われました。サンドイッチと温かい豆乳を飲みました。コンビニでビールとつまみを買ってホテルに帰り、早く寝ました。Dynasty hotelは駅から近くお値打ちですが、車などの騒音が五月蠅かったです。でも、朝食はとてもおいしかったです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台南駅舎

2011-05-18 | traveling, town walking
 台北やその周辺には何度も行っており、台北は上海、ソウル、クアラルンプール、東京と似たよう都市の景観で、個性がありません。そこで豊田市よりもやや人口は多いですが、台南、高雄を見たかったわけです。どちらを優先しようか、ネットや本で調べていると、台湾の京都と言われている台南で2泊することにしました。まず下りたのが駅舎です。その後ろに38階建ての超高層の、最新設備を備えたホテルが建っていて、まずがっかりです。2009年に造られたシャングリラ系のホテルです。行政府として許可したのか、都市計画はどうなっているのか、発展のために海外資本は必要なのか疑問が残ります。
 もう一つの交通手段にオートバイがあります。車の割合も増えていますが、オートバイの二人乗り、3人乗りはざらです。どうして、これだけ広い道路があるのか、日本の占領時代の都市計画か調べてみようと、3つめの疑問です。それにしても、排気ガスの臭さと、暑さによるどぶの臭さは鼻をつきます。下水道はどうなっているのでしょうか。市役所へ行ってヒアリングしたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Excuse me.

2011-05-18 | 都市計画・まちづくり
自動販売機の切符を買うには、前の人にこの一言と行き先を言えば教えてくれます。台湾は都市に人口が集中し、高速バス、市内バス、MRT、電車、タクシー、そして新幹線と公共交通機関が発達しています。料金は日本の半分ほどです。桃園の国際飛行場に現地15時に着き、両替し、タクシーで新幹線の桃園駅へ300(245+α)元(3.3円)でした。駅では自販機の切符の買い方もコピーしましたが、窓口で行き先を告げれば日本語も通じました。高鉄台南駅から台鉄の台南駅へは、ネットで調べていた地方線です。しかし、切符は自販機のためにまごつきました。そこで、前の人に「Excuse me.台南」の一言で、後はコインを入れるだけです。謝々。直ぐに発車し、30分ほどで到着です。台南までは順調な滑り出しです。
 新幹線のほとんどの駅が在来線の駅とかなり離れています。ヨーロッパのように旧市街地を壊さないためか、新市街地の開発なのか、地価が安いためか疑問が残ります。それと、台湾、マレーシア、韓国では、高速バスのターミナルが離れているのも日本との違いです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台南・高雄の街歩き

2011-05-17 | traveling, town walking
 台湾へは5~6回目です。前回は6年前で、彰化市、鹿港の街を歩き、ブログを始めた頃でした。台湾は九州ほどの島で、山が多く、都市に人口が集中しています。歴史は浅いのですが、大企業はなく、自然と農林漁業など多様性に富み、風光明媚で魅力的な所です。旅行の目的は、新幹線に乗ること、国際キャッシュカードを使い出来れば貯金すること、市民生活の現状などを見る、聞く、調べることです。費用は飛行機(エバー航空)とホテル4泊シングル朝食付きのネット予約で5万円7千円、交通費が新幹線往復、タクシー、食事(街の食堂、コンビニ)など約2万円でした。スケジュール通りにはいきませんでしたが、なんとか天気も良く楽しい一人旅になりました。留学の経験のある人から、話を聞くことができたのも大きな収穫でした。(写真は台湾の新幹線、コスト削減のためか座席シートが質素でした。)
<特記>
 3月27日のブログで、原発のメルトダウンを予測して書きましたが、燃料棒は溶融し核容器は漏れていたことが明らかになりました。しかも震災から早い時間に起きていて、初期対応の遅れも問題です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日清戦争

2011-05-12 | 気になる本
 檜山幸夫(1997年)講談社の本は、大学で講義を直接聞いたものです。写真付きで先生の話は興味深かったです。台湾は日清戦争と切り離せない、そして太平洋戦争へと繋がるというものです。終章の「日清戦争とはなにであったか」の拾い読みで、50年戦争の幕開け、絶え間ない戦争で、日本の対外膨張主義とにより、近隣地域で多くの国際紛争を起こしていく、ことでした。脚気や赤痢、マラリヤ、凍傷など「兵士の敵は、砲弾や銃弾だけではなく病魔だった」。「フィリッピン、ビルマをはじめとした南方戦線では、病魔と飢餓とにより多くの将兵がむだに倒れていった」。「それでも、軍隊という組織にいた兵士はまだましであった。ソ連軍の侵攻により、満州や北朝鮮で繰り広げられた悲惨な情景は、それが無責任な関東軍に見捨てられ、棄民とされた満蒙開拓団をはじめ民間人だったことから、より凄惨なものとなった」。「軍紀が厳しく守られていたといわれている日清戦争においてすら、旅順口で住民虐殺があり、台湾では大量の住民が虐殺されていた。軍紀が乱れた昭和の軍隊では、南京大虐殺はもとより、日常的な住民虐殺が随所で行われたことは、十分に予想できる」。この点、名古屋の河村市長は歴史を見ようとしないのでしょうか。丸山静雄は『日本の「70年戦争」』(新日本出版社)、『日本のアジア支配』を書いています。これは旅行から帰ってから読むことにしよう。
 アジアの国を回っていると気づくのは、世界列強の国々に侵略、支配された歴史であり、英語をはじめとした言語です。図書館で借りた「台湾 韓国 沖縄で日本語は何をしたのか」古川、林、川口の本も興味深いです。もう1冊読み残した本に、『東アジア近現代通史-2日露戦争と韓国併合』岩波書店があります。これは次回韓国に行く前に読むことにします。一人の旅行はネットで飛行機、宿が簡単に取れ、最新情報が入手できて便利になりました。「旅々台北.com」や「台湾近代建築」は参考になりました。(写真は庭のサクランボ1週間前で、やや青いです。2日前に実を100個ほど、いつもは鳥に食べられるものを直前に収穫でき、無農薬・完熟でおいしかったです。)
<特記>
 昨日は大学の同級生が癌でなくなり、葬儀にいきました。1昨日の訃報で大変驚きました。コンサルタンツ会社の社長で、学生時代はその会社でバイトをしていました。元気で面倒見のいいやつで、悲しみの酒を飲んで帰りました。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台湾紀行

2011-05-06 | 気になる本
 海外へ行く場合は日程や宿、それに基本情報は事前に調べるますが、歴史、文化などは帰ってからの方が多いです。今回は時間が取れ少し本を読もうと思いました。台湾へは5、6回目になります。台北は何度も行ってます。地震の視察では台中へ行きました。彰化県鹿港、基隆、花蓮も行っているし、高雄へ新幹線で行きたいと思い、エバー航空を予約しました。
 まずは棚にあった司馬遼太郎の街道をゆくを手始めに読みました。台湾は小さな島国で、戦争の歴史でもあります。オランダ、清、日本の植民地であり、今は中国の1国2制度となっています。本を読んでいて台南の歴史が書かれていて、古都の台南に興味が湧きました。17世紀にオランダ人が築いたゼーランジャ城の跡があります。「オランダは17世紀の栄光の時代の最盛期に台湾にやってきて、衰退がはじまるころに台湾をさった」とあります。マラッカに行った時も、オランダ支配の跡がありました。アジアの国で英語や日本語が残っているのも、戦争の爪痕と言えるでしょう。同じ土木技師の八田興一にも興味がありますが、日程が難しいようです。彼は多大な功績を上げたが、「陸軍に徴用されフィリッピンに向かう途中」撃沈されたとあります。私の父親もフィリピンへ行ってますが、九死に一生を得て敗戦を迎えました。「工学は、受益者である世の人たちに高度な余裕を生みださせるためにある、という。なにやら現代の私どもは広井に対して恥じ入らざるをえない。鉄道をふくめた土木文明の発達のためにかえって忙しくなっており、その上、“過剰な土木”によって政界の腐敗さえまねいている」という文は含蓄があります。気になる文が他にあります。日本はなぜ台湾を捨てたのかと聞かれ、「日本がみずからの意志で捨てたのではなく、昭和恐慌以後、“満州”や中国での膨脹政策があだをなし、ついに15年間も戦争をしたすえに台湾を捨てざるをえなかった。ポツダム宣言受託によって捨てさせられたのである」。「日露戦争がおわって、膨大な戦費やら外債やらが、国民生活を逼迫させていた。」とありました。日清・日露戦争とアジア・日本近代史を読み直したいと思います。
<時の話題>
 菅総理が浜岡原発の中止を中電に要請しました。歓迎します。原発に代わる風力、太陽光、小水力などの代替エネルギーや節電を考える社会にしなくてはなりません。写真は家の近くで見つけた雉です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金華山風致地区

2011-05-04 | traveling, town walking
 連休の憲法記念日に岐阜の妹の家に行きました。連休で高速は混むだろうと予測しましたが、東海環状自動車道はそれほどでもと考え、豊田東インターから入りましたが、ナビの誘導に間違え反対方向へ行ってしまいました。南インターで降り地道を行くことにしました。ナビは最短距離を選ぶので、名古屋、一宮ルートの渋滞にハマり3時間以上かかりました。妹の家は金華山の山麓で、長良川が近く、静かで風光明媚な所です。近くにはバイパスの工事が行われています。50戸位の団地ですが、坂がきつく周辺には店舗や公共交通がないので、高齢化すると暮すには不安も残ります。帰りは瀬戸経由の155号線で帰り、2時間半でした。多治見の永保寺の庭を観る予定でしたが、遅くなり行けませんでした。写真は長良川の渓流で、絵に描いてみたいほどの美しい所です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする