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今こそ「軍・福」

2011-05-27 | 平和・人権・環境・自治制度
豊田9条の会6周年の記念講演で、森秀樹名大名誉教授の話がきけました。京都の学生が9条を、くじょう(九条)と言ったという、ジョークを交えながら核心をつく先生の話には聞きいってしまいました。原発事故の問題を最初にあげ、軍事費を削って復興予算をどうつくるか具体的な話もありました。ポイントだけを以下メモします。5月17現在、死者15069・行方不明者9104、避難者171508人、全半壊家屋40万、事後死亡524人です。原発は直ぐにメルトダウンしていたこと、レベル5から7への引き上げ、情報公開のまずさなどがあります。原発は安全といいつつ、大都市からは基地と同じく離して建設してきました。「原発安全神話」を生んだ「原発利権」、長期自民党政権の「ツケ?」でもあり、究明と責任明確化が求められます。復興予算に政党助成金320億円、アメリカへの「思いやり予算」2000億円の削減があげられています。「防衛力整備計画(2011~15」24兆円と3.11被害額がほぼ同じです。この財源をめぐる問題が争点となります。ドイツではいち早く脱原発社会を打ち出しました。菅首相は浜岡原発の一時停止(防波堤建設の2,3年)は言いましたが、永久停止、他の原発停止は言ってません。憲法と安保の矛盾による憲法改悪の動き、明文改憲から解釈改憲へ、中近東での地殻変動、中南米など根底で米一極支配構造の地殻変動、そして世界的な「脱米」の流れの中で、「日米同盟」重視・深化のミスマッチなど興味のつきない話の内容でした。
コメント (3)
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